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2022.10.17
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カテゴリ:国内旅行

■9月25日(日)-2

ウトロから知床半島を横断し、羅臼に行って、その後、野付(のつけ)半島に行った。
「野付」の名はアイヌ語の「ノッケウ」(下顎)に由来し、
砂州の形状をクジラの下顎になぞらえて付けられたものと考えられている。

知床半島と根室半島の中間に位置し、オホーツク海に腕を伸ばすようにして広がるのが野付半島。
全長約26kmの日本最大の砂嘴(さし)です。 
砂嘴とは、海流により運ばれた砂が、長年に渡って堆積して作られた地形のことです。


海流の浸食によってできた複雑に入り組んだ海岸線も、野付半島が多様な生命を育んでいる要因のひとつです。
また、野付半島沖の海底は起伏が多く、潮流も早いことから、道内でも有数の漁場となっています。

江戸時代の中期から末期にかけて、野付半島は船で国後や千島列島に渡る際の中継地点、交通の要所として繁栄し、北方警備の任にあたる武士が駐在する通行屋も設けられていました。

■幻の街キラク■
「江戸時代から明治の初期にかけて、野付半島の先端に港町として栄えた「キラク」という街があった。
武家屋敷が立ち並ぶ街の道は敷石で整備され、遊郭があって女性もたくさん住んでいたらしい」。
野付半島では、このような話が古老によって語り継がれてきました。
しかし、古い地図や文献には「キラク」があったことを立証する明確な記述はなく、幻の街として今も人々の歴史ロマンをかきたてています。

海水に浸食されたトドマツが立ち枯れた姿を見せる光景は、まさに地の果てを思わせる趣。

野付半島内には江戸時代の中頃まで、トドマツ・エゾマツ・ハンノキ・カシワなどの樹種から成る原生林がありました。
しかし年々半島周辺が地盤沈下し、それに伴い海水が浸入、立ち枯れの森となりました。

その枯れ木群も更に進む地盤沈下や風化によって少なくなっています。
トドワラとはトドマツの原っぱからきた地名で、荒涼とした景観になっています。

現在でも浸食が進んでおり、いずれはこの光景が見られなくなるかもしれません。

また、シーズン中(4月下旬から10月)にはトラクターバスが運行しており、バスに乗っての散策や観光船を利用する野付湾からの散策も人気です。


▲トラクターバスから降りると、木道が続いている。▼


人、ひとりがやっと通れる木道が長く続いている。
トラクターバスで、帰ってから、車で移動。

歩いて灯台まで行った。

車を止めた道の近くに数頭の鹿が!!

鹿は秋の季語、小鹿は夏の季語だそうだ。
これを機に調べた。(⌒∇⌒)
 そういえば、花札の鹿には紅葉と相場が決まっている。


ススキの銀色が美しい。

●7373歩●野付郡別海町(べっかいちょう)
9/22-1■70代夫婦が北海道・東部をレンタカーで廻る
9/22-2■網走番外地/モヨロ貝塚/能取(のとろ)岬
9/23■道東の旅:網走駅/知床・オシンコシンの瀧/オロンコ岩
9/24■知床五湖/鮭の遡上を見た
9/25-1■知床観光クルーズ/知床横断・知床峠
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Last updated  2022.10.17 00:01:38
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