テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
自由に辿り着くまでの旅にカメラが密着した奇跡のドキュメンタリー これまでに1000人以上の脱北者を手助けしてきた韓国のキム・ソンウン牧師は、北朝鮮から中国へ渡り、山間部で路頭に迷うロ一家の脱北という緊急のミッションに直面する。 幼い子ども2人と80代の老婆を含めた5人もの人たちを一度に脱北させることは、とてつもなく危険で困難なことだ。 キム牧師が指揮を執り、各地に身を潜める50人ものブローカーが連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す。 ある家族の脱北に密着し、2023年サンダンス映画祭USドキュメンタリー部門観客賞を受賞したドキュメンタリー。 祖国を離れ危険な旅に出る2人の幼い子どもと80代の老婆を含む5人の家族、子どもとの再会を切望する母親、彼らを支援する人々の姿を追う。 監督は、Netflixドキュメンタリー『シティ・オブ・ジョイ~世界を変える真実の声~』の マドレーヌ・ギャヴィン。 知っているつもりでも、脱北のことを何にも知らなかったとこの映画を見て思った。 ★脱北、北朝鮮から逃げるには、南北の境界線を越えると思っていた。 南北の国境付近には、地雷が無数に埋められていて通れない。 今回の映画を見るまで、中国に逃げて、中国から韓国というルートがあると思っていた。 しかし、中国は、脱北者を見つけると北へ送り返す。 帰された人に待っているのは死。 もしくは死よりつらい拷問や投獄。 映画の中での脱北ルートは、 まず北朝鮮と中国の国境の川を渡る。 そこから中国国内を隠れて移動。 ベトナム、ラオスを車か歩いて移動。 ジャングルの中を夜、小さな灯りだけで10時間くらい歩いたりとまさに命がけ。 闇に紛れてメコン川を渡り、タイに着いた。 中国もそうだが、ベトナムもラオスも脱北者は、送り返されるので、命がけ。 脱北者も、脱北をブルーカーも脱北をコーディネートしている牧師さんも、映画のスタッフもみんな命がけだ。 80歳代の老婆は、苦し目にあいながらも、「偉大なる金さま」と本当に思っている。 タイからは脱北者として韓国に送ってもらえる。 ほっとした。 この映画、沢山の人に見てもらいたいと思う。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.20 00:11:23
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