6676179 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おしゃれ手紙

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2024.01.26
XML
カテゴリ:父の麦わら帽子
 今年で結婚して50年になる。
今から50年前の今頃、母と妹と私は、私が暮らすことになるアパートを掃除するために大阪のH市にある古いアパートに行った。
その頃、私たち一家は竜野市という兵庫県の西に位置する町に住んでいた。
そこから大阪のH市は、バスで姫路まで行き、そこから新快速で大阪駅、環状線、私鉄を乗り継いで片道3時間近くかかったのではないかと思う。
掃除道具は持って行かなかった。
私鉄でE駅に着いてそこから北へ、アパートまでは歩いて数分。
アパートまでの道は商店街になっていた。
アパートのすぐ近くには、市場もあった。
掃除道具はそこで買えばいい。
どうせこれから使うものだから・・・。
私はそう思っていた。
 しかしその日は月曜日で商店街は休み。
市場も休みだった。

私はがっかりし不安になった。
掃除ができないことにではない。
住むことになる商店街や市場の休日も知らないこと。
いや、それを教えてくれる人がいないこと。


私はこの地で、誰も教えてくれる人がいない土地でこれから暮らしていくのだという不安にかられた。
 そのアパートには、約3年住んだ。

その後、駅から南へ数分のところに移り、その後、今住んでいる所に暮らしている。
どこも私鉄のE駅から数分のところだ。
 本屋、自転車屋、風呂屋、薬局・・・となんでも揃っていた商店街。
総菜屋、小間物屋、肉屋、豆腐屋・・・なんでも揃った市場。
50年前賑わっていた商店街は、まわりにスーパーが出来始めて少しづつ衰退していった。
市場も無くなってその跡には、小型スーパーが出来ている。

週に数回、そのスーパーに行くが、行き帰りに顔見知りの人に必ず会う。
冬の空嫁してこの地に五十年  はるな
・・・・・・・・・・・・・・・・
バナー ボタン

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.01.26 00:20:47
コメント(0) | コメントを書く
[父の麦わら帽子] カテゴリの最新記事


PR

Recent Posts

Category

Archives

Favorite Blog

到底信用できない話 New! inti-solさん

同窓会で亀岡は湯の… New! ふろう閑人さん

「寺尾 聰 人生の集… New! りぃー子さん

高齢化で消える業界? New! 七詩さん

ヒカゲノカズラが! New! snowrun29さん

Freepage List

Comments

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X