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2021.10.17
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​​​​​​​​​​​​​​​​​​​「愛の種族」

1979年5月13日
ニューヨーカーホテルにて


 新しい創造

 最初の儀式は約婚式です。その後で聖酒式が行われます。聖酒式は復帰の儀式とよぶことができます。復帰の内容は重要です。つまり血統の復帰です。この儀式を通過しなければ、サタンの世界から神の世界へ完全に復帰することはできません。

 アダムとエバは堕落前、婚約の状態にありました。しかし、サタンがエバに侵入し不倫な愛の関係が結ばれ、それはまた、アダムへと移されていきました。そのような行為によって、サタンの血統がうまれてきました。言い換えれば、サタンが主人となって、今日までの歴史が続いてきたのです。神の祝福により、天の血統を復帰したという例は今まで一度もありませんでした。今までの歴史において、真の愛が宣言されたこともなく、一度も神の血統が現われたこともありませんでした。その瞬間を迎えるに先立って、神はまず摂理を通して環境を復帰しようとしてきました。

 基本的に神の計画はまず外的環境を整え、宗教を通して内的に摂理していきます。サタンの血統から神の血統への復帰も、個人の段階からはじまって、次第に世界的な次元へと移行します。そのために、神はまず外的環境を準備してきました。しかしながら、統一教会に対するキリスト教の反対のために、外的な基盤が壊されてしまい、統一教会自身が外的な環境づくりのために戦ってきました。現実に、私たちは外的には世界的な基盤をつくってきました。私たちは世界的、国家的、民族的、そして家庭的な基盤をもっています。

 今、内的な真の復帰、つまり個人を天に、また家庭を天に復帰する過程が進行しています。一九七七年二月二十三日に、先生は新しい時代、つまり地上天国の第一年を宣言しました。ということは、神が外的な基盤を完全に打ち立てて、今祝福を通して内的な復帰をしようとしておられることを意味します。それはまた、キリスト教が統一教会に反対せず、むしろ反対に、統一教会を歓迎したという条件を成立せしめたことになります。ですから、キリスト教が反対するようになった時以前を継承し、歴史をさらにおし進めたことになります。故に世界大戦後、キリスト教の反対はなかったことになります。そして今日、全世界的な共産主義勢力に対していることになるのです。無神論の共産主義勢力は、キリスト教の失敗の故に現われることとなり、今アメリカに反対しているのです。ですから、共産主義勢力に対する外的な闘争が残っています。

 私たちは今、キリスト教の反対を乗り越えたことになります。どれだけキリスト教が反対してきても、意味をなさないだけの十分な基盤を私たちはつくりました。この摂理は第三次七年路程の終わる一九八一年まで継続します。外的な基礎だけでなく、内的に血統を転換できるので、統一教会は世界的基準での天国の土台を築いたことになります。今からは、どのような力も統一教会をこの地上からなくすことはできません。現在では統一教会の天の家庭は、五色の肌の人々、すべての種族の人々へと広がっています。私たちはすべての種族と国々を引きつけることの可能な磁力のようなものです。私たちは黒も黄も白もすべての要素をもっているので、祝福を全体へと広げることができます。

 それはイエス様の時代と比べることができます。私たちの築いた土台は、ちょうど二千年前イエス様の時、人々がイエス様をうけ入れメシヤのための家庭と民族をつくりあげたのと同じになります。そのような基台を今、世界的に築いたのです。また家庭教会を通しての民族的メシヤが私たちの挑戦であり、使命であります。家庭教会組織は多数のメシヤをつくりあげます。あなたたちはそのような環境と組織を今もっています。文化や言語を乗り越えて、世界的なレベルで一人ひとりがメシヤになることのできる基礎を、先生は既に打ち立てています。

 今までは、たとえどんなに熱心なキリスト教徒であったとしても、サタンの血統から天の血統への血統転換をなし得た人は誰もいません。言い換えれば、サタンは既にこの世界を黒に塗ってしまったのです。そして今までは黒を白にする方法も力もありませんでした。しかし、私たちが今ここでなし遂げようとしていることは黒を白にかえることです。ですから、今から私たちは世界をまったく汚れのない清い世界へとするための、新しい創造をなそうとしているのです。言い換えれば、歴史的な罪を取り除くことです。汚れのない純粋な質のものが現われようとしています。

 私たちは堕落以前のアダム・エバに戻るための条件を立てています。ですから、神と天使界が直接に干渉します。また、援助し支持してくれます。ですから、あなたが完全に真の父母と一つになるならば、あなたはもはやあなた自身ではなく、この偉大な宇宙の力と連結されるのです。そして神と霊界、天使界の力があなたのものとなるでしょう。そのような力は入手可能です。しかし、一つの条件をつくらなければなりません。その条件とは最高の忠誠です。そして最高の従順です。歴史の中に現われたいかなる従順よりも、すぐれた従順です。もし、神様へそのような従順を証明するならば、全宇宙が総動員してあなたを助けてくれます。

 車の車輪

 この点において、夫婦は絶対的統一の代表であり、それからずれるようなことがあってはなりません。車の車輪のごとく、また二本の足のごとくになって、調和をもって一つの目的にむかって進まなければなりません。もし夫婦が一人の人間の二本の足のようにならなければ、歩くこともできません。論理的にそうですね。天の自動車の両輪となりましょう。そこに統一があれば黄色人同志のカップルであろうと、白人同志のカップルであろうと、白人と黄色人というような異なった人種のカップルであろうと、何ら違いはありません。もし、車輪の寸法とか質とかが同じであるならば、いつも天の車輪として適していることになります。そして、目的にむかって動きだすことができます。

 いかなる文化的なあるいは民族的な優越感情も、天の意志に対して反対することになります。「私は白人だ。お前の種族より優秀だ。お前は私よりも劣っている」というように考える人がいるならば、また夫婦の間でそのような感情があるならば、それは原理に反することになります。

 アメリカは二十世紀の発達した文化を誇っています。しかし、アメリカの文化が発達していればこそ、神の頭痛の種であることがわかりますか。神にとっては、むしろ原始的でも単純で純粋な文化の方がはるかに良いのです。なぜならば、即座に新しいものを移植することができるからです。あなたたちは、エデンの園をつくっているとか、夫婦が一緒になって新しい歴史をつくりあげているとかいうように、復帰の道を歩んでいると感じなければなりません。今日までの歴史上の文化は、偶像を崇拝し、物質とか科学を拝んできました。知識がすべての問題を解決すると思ったからです。知識によりユートピアがつくられると思ったからです。そのような文化は、天の道では存在することができません。エデンの園の文化は愛でなければなりません。その他の何であっても駄目です。

 私たちは新しい文化、すなわち愛の文化をつくろうとしています。私たちの心には一つの目的があります。天のより劇的な文化をつくるために西洋人と東洋人、黒人と白人、白人と黄色人と違った種族同志の結婚がなされるのです。これが天の愛をより劇的なものにするのです。あなたの隣に未来の妻であるフィアンセが座っているということは驚くべきことです。「何が自分におこりつつあるのだろうか。自分の人生にこのようなことがおこるとは信じられない。私は小さな日本女性の隣に座っている。何が自分におこったのだろう」と考えていることでしょう。生じつつあることはあなたの満足のためだけではありません。もっと重要なことは、神を満足させようとしているということです。(拍手)

 私たちは天運によって動いています。なぜこのようなことをするのでしょう。それは天宙的春が近づきつつあるからです。私たちは地上に芽をだし、葉となり、花を咲かせます。これが今、私たちがなそうとしていることです。今後、私たちは家庭という名の車をつくるのです。誰でもこの車に乗って、共通の目的地へ行くのです。私たちはこの家庭という車に乗って、この地球を何回も回って、地上に神の願いである天国をつくりあげるのです。

 車はアジアから出発いたしました。でも、アジアにだけとどまるべきではありません。中東に行き、ヨーロッパに行き、アメリカへ来て、またアジアに戻る路程を何度もくり返すのです。言い換えれば、一ヵ所にとどまっているのではなく、世界中を何度も何度も回って、最後には家庭という車は完全に地球の隅々にまでいたるようになるのです。数多くの人がこの大広間にある車にのり込んで、一定の方向性をもって東へ西へ、そしてヨーロッパへと移動するのです。

 誰しもがすべての種類の文化圏を通過します。どこへ行こうとも、人々は自分自身と車との間に一定の共通性を見いだします。車の中には白人もおれば黄色人も黒人もおり、子供たちは混り合っており、半分黒だったり、半分黄色だったり、半分白だったりします。とても美しく、色とりどりです。人々はその中に自分たちと同種の人を見いだすことができます。だからうけ入れることができます。どこへ行っても、私たちは何かを彼らに与えることができ、また彼らからもうけ入れられることができます。

 天国をつくる家庭車

 このような出来事はただ偶然に生じたのではありません。このようなことが生じる前に、相当な投資があり、貴重な条件が霊界によって打ち立てられました。これらが現実化するまでに、どれだけ霊界が働いたか想像に難いほどです。

 あなたたちは家庭という名の、この車で生活する運命にあります。そして、天と霊界とあらゆる人々の期待に添うようにしなければなりません。もし、白人と黒人の間で、また夫婦の間で闘争し分裂し合って調和がないならば、自分たちを不幸にしているだけでなく、霊界と神とすべての天使界の敵となります。サタンとか悪魔とかよばれている存在よりも、もっと悪くなります。とても破壊的です。わかりますか。神は愛を中心とする新しい天の文化圏をつくろうとしておられるのに、あなたはその文化に謀反をおこすことになるのです。サタンより悪くなります。サタンは長成期の完成級を奪いました。つまり二段階目です。アダムとエバが堕落した時、彼らは愛を求めており、完全には成長しきってはいませんでした。神様があなたたちに互いに愛し合う権威を与えて下さった現在、アダムとエバよりも発達した段階において失敗するならば、神に対して敵となり、エデンの園で堕落したサタンよりも悪い存在となります。ですから、地獄よりも悪い状態となります。それ故に、主が来られる時には裁きがあり、悪い人と傲慢な人とは暗い穴の中に落され、そこに閉じ込めておかれるであろう、と書かれています。そこは地獄よりも悪いところです。

 婚約は天国への復帰を意味します。私たちの名前を天国に登録するのです。聖酒式によって、天国の家庭証明書、あるいは新生証明書に登録することになります。一旦、新生証明書に登録した後、私たちのやることは天国へむかって進んでいくことです。そのようにして家庭車に乗り込み、あなたがその車の運転をします。まず普通、夫が主体として運転し、疲れた場合には妻がこう言うでしょう。「どうぞ休んで下さい。私がかわって運転しますから」と。これが共同で働く時の美です。両方とも疲れた時は子供たちが「お父さん、お母さん、車の中で休んで下さい。私たちが運転しますから」と言うでしょう。

 子供たちには霊的子女と実体の子女の二種類あります。これらの子供たちによって、人口は増大し、一つの家庭車だけでなく、数多くの家庭車が生まれてきます。そして、それはちょうど天の火山のように、あるいはナイヤガラの滝のように力強く、すべての家庭車が隊になって一つの方向にむかって進んでいくのです。数多くの家庭車がつくられ、またあなたが乗っている車は益々大きくなり、より多くの人々を収容するようになります。そのようにして、一つの車に多くの人が乗り込み、数多くの人々があなたが背負っている責任を代わって背負うようになります。そのように、数多くの子供たちが代わってやってくれるので、あなたは何もしなくてもすむようになります。あなたのすべきことは、ダンスであったり、歌を歌うことであったり、景色を眺めたりすることです。車はとても力強く無敵となり、どのような敵もあなたを悩ますことがなくなります。かえって彼らの方が打ち砕かれてしまうことでしょう。すべての人が立派に仕事をなしとげ、誰も失敗する人はでてきません。そのような自信がありますか(はい)。

 愛の種族

 誰かが「あなたの妻はどのような肌の色をしていますか」とか「どの人種ですか」とか尋ねたとすると、あなたは何と答えますか。その時は「愛の種族(love race)です」と答えるべきです。私たちは新しい種族を創造中なのです。それを先生は愛の種族と名づけます。あなたの肌の色は愛の色(love color)です。ですから、私たちが愛の種族、愛の色について語るなら、戦っている人々が戦いをやめ、平和を喜ぶようになり、すべての喧嘩や小ぜりあい、憎しみや闘争がなくなってしまいます。世界中の戦っている人々が自分たちには決定する力、判定の方法がないので、愛の種族の所へ行って、彼らの意見を聞き決めてもらおうというようになるでしょう。そういう意味で、あなたたち愛の種族が、この世界の裁きをするようになるでしょう。できますか(はい)。今から、あなたたちは愛の種族として登録されるようになります。

 お尻にさわってみなさい。あなたたちは笑うかもしれませんが、霊眼でみるならば数多くのとげが刺さっています。しかし、この儀式の後はそれをさっぱりと清めてしまいます。そうすると、サタンはもはや攻撃する力を失い、引っ張り込む力も失い、一本のとげもなくなってしまいます。サタンはあなたに影響を与えることができなくなってしまいます。今までは、あなたたちの間ではいつも戦いがあり、サタンがそれを奪っていました。しかし、今後は、そのようなサタンの力からは完全に解放され、誰もあなたに影響できなくなります。

 二種類の家庭があります。愛の種族とそれに登録する以前の家庭です。もし夫婦で喧嘩するならば、サタンはいつもそれを条件としてもちい「お前たちは俺のものだ。もはや天のものではない」と讒訴していました。しかし今後は、たとえ夫婦が喧嘩をしたとしてもサタンは何も言うことができません。今まではサタンが訴えるために、あなたたちの方がサタンの裁判をうけなければなりませんでした。しかし、今からはサタンの方が天の裁判所へ出廷しなければなりません。そして神はサタンに対して「彼らがなぜ喧嘩しているか知っているのか。彼らは神にもって忠誠を尽くすために戦っているのだ」と言うに違いありません。

 ですから、きょうからあなたたちの概念を完全にかえなければなりません。私たちは新しい王国、新しい領域、新しい国へ今入ろうとしています。この儀式の後、あなたたちは新しい種族、愛の種族であり、新しい国へ移るのです。「先生、ここは今までと同じくワールド・ミッションセンターだし、同じ暑い広間だし、私は今までと同じトイレを使うし、同じ食堂で食事をします」とあなたたちは言うかもしれません。旧い日と新しい日の境目がわかりますか。現実に新しい日にいても、新しい日がわからないのです。肉眼でみてはなりません。霊的にみるならば、あなたたちは住所も領土も市民権も儀式の後は完全にかわるのです。

 感謝の基台

 これから、あなたたちは神聖な存在です。ですから、神と関係のないものを分別しなければなりません。いつも自分は神の宮であると感じなければなりませんし、神と関係ないものには触れるべきではありません。司祭が聖殿で儀式をささげる時、その道は行きも帰りも一本道です。そこには脱線もなければ近道もありません。旧約時代、幕屋が移動する時、そこには神聖さのみがありました。幕屋が移動する時、神と人との間の契約の箱も移動しました。そこには神聖さのみがあります。同じように、あなたたちが動くところはどこでも清まり、神聖になっていくと感じなければなりません。ただ一本の道があるだけであり、それは安っぽい道ではありません。

 あなたたちは本当に神に感謝しますか(はい)。なぜ感謝するのですか。答えはとても簡単かつ明瞭です。それは神が私たちに真の父母を送られたからです(拍手)。あなたたちの子供たち、孫たちがこれらのことを知った時、彼らもまた神に感謝するでしょう。彼らは「はい、私たちは神と真の父母に感謝します」と言うでしょう。さらに「もっと何か感謝することがありますか」と聞くなら、彼らは何と答えるでしょうか。彼らは「私たちはもちろん、まず第一に神に感謝し、そして真の父母に感謝します。しかし、さらに神が私たちに氏族の真の父母、すなわち私たちの祖父母、父母を与えて下さったことに対して感謝します」と言うに違いありません。

 誰が氏族の真の父母を送ることができるでしょうか。それは真の父母がなさるのです。真の父母があなたたちを氏族の父母とするのです。あなたたちの子供たちは「真の父母がこられて、私の父母を私たちの氏族のメシヤとされたことに感謝します」と言うことでしょう。先生も神に感謝するし、あなたたちも神に感謝するし、あなたたちの子供たちも神に感謝するのです。各世代の人々が一列に並んで、神へ感謝の意を表します。これが私たちの伝統です。神が天宙的伝統を築かれ、先生が世界的伝統を築きました。そして、あなたたちは国家的な伝統を築いています。あなたたちの運命は国にあります。あなたたちの子供、孫たちは家庭、氏族、民族のための伝統を打ち立てるでしょう。

 家庭、民族、国家、世界、天宙、そして天国がきます(拍手)。もし感謝という基台がないならば、神と、そして天国と連結する何らの方方法もありません。感謝はすべてのものに花を咲かせる鍵です。そういうわけで、あなたたちの子供たちは天の家庭に感謝し、あなたたちは天の国家に感謝し、先生は世界的天の基台に感謝し、神は天宙的な基台に感謝するのです。感謝をなくした人、あるいは感謝を表現しない人は原理から脱線することになります。

 私たちを一つの木にたとえることができます。神が木の根であり、真の父母は幹であり、あなたたちは枝です。そして、あなたたちの子供、孫たちは木の葉です。サタンの組織はいつも利己主義的な観点から組織されています。自分の国が最も大切で、他はどうでもかまわないとか、私の家族あるいは私自身が一番大切だとか考えています。天の伝統は少々ちがいます。私たちは他の何かのために存在しています。木の葉は枝のために存在しているし、木の枝は幹のために、幹は根のために存在しています。そうして、木全体が繁栄するのです。この点を良く理解しなければなりません。あなたたちは国の基台の上に、世界と天宙のために存在しています。自分よりもより大きなもののために存在するのです。ちょうど物理の原理が絶対であるのと同様に、これは基本的な原理なのです。わかりますか(はい)。私たちはそのような精神と確信を備え、かつそれにより武装されています。

 私たちはこの伝統と確信を、子供たちに与えなければなりません。子供たちを教育しながら、この伝統を拡大する責任があります。先生は幹として、根、枝、葉のために存在しています。幹ができるだけ多くのエネルギーを運搬するので、多くの枝が繁り、多くの葉を繁らせることができます。あなたたちは白い肌で、黄色の髪で、青い目をしていますが、黄色の顔で、黒い髪で、茶色の目をしたレバレント・ムーンの精神をうけついでいます(拍手)。

 あなたたちに子供が生まれてきますが、彼は「私のお父さんは白く、私のお母さんは黒いけれども、私たちは愛の色をしていると両親が教えてくれました」と言うでしょう。愛の種族という言葉を使う時、他のどのような種族よりもすぐれていると感じなければなりません。私たちは愛の種族であり、愛の人々であり、愛の色をしているので、町々へ行く時、愛の良き例とならなければなりません。愛を伝播し、与えるのです。あなたたちはちょうど機関車のようです。あなたたちは愛の列車を引っぱるのです。子供たちは「私もやります」と言うでしょう。それがまた、子供たちの答えであるべきです。

 黒人の時代

 人種間において、お互いに批判的です。白人は普通このように言います「黒人は怠惰であまり働かない。彼らは自由にしているのが好きで、生活保障をもらいたがっている」と。ある白人は黒人をこのように見ているのです。しかし、彼らは統一教会の黒人については何も知りません(拍手)。誰しもが仕事を避けたがりますが、その点において私たちは優越性を示すことができます。他の人々はなるべく仕事をしないですませようとしますが、私たちは昼も夜も働こうと思います。この点において、他の人々との違いをはっきりさせることができます。黒人は昼夜働くことにおいて、白人よりも利点があります。それは肌の色が黒いので、夜になると誰も見ることができなくなることです(笑い)。今は仕事を避けようとする時代ですから、人々は私たちに対して「昼も夜も働く連中だ」と言うでしょう。しかし、たとえ黒人が夜働いたとしても、彼らは見ることができません。そういう利点を活用すれば良いのです。彼らはすぐれた種族となり、世界で活躍するようになるでしょう(拍手)。歴史は公平です。繁栄したり、衰退したりします。今までは白人が世界で力を握ってきました。文字通り、彼らが一生懸命働いたからです。一生懸命働くという点においては、黄色人種が白人に競争を挑んでいます。白人は頭を振って、日本人の勤強さにはついていけない、と言います。日本人は今、物質の繁栄を楽しみ、良き経済を喜んでおり、少々生活を楽しくすごそうと考えています。

 もう一つの抑圧された種族が機会を待っています。白人はとても良く働き、汗を流し基礎をつくりました。黄色人も良く働き基礎をつくり、装飾もしました。最後に建設の段階に入り、勤労を楽しむ人々は黒人だと思います(拍手)。先生はいつも最も優秀な人々は黒人だと感じています。彼らは目をつむって現実をみていないように見えるかもしれないけれども、実際には彼らは霊の目をあけ現実を非常に深くみつめています。彼らは自分たちの番を待っているのです。他の人々は一生懸命働き、基礎を築きました。今度は黒人たちの番です。彼らは非常に賢い人々だと思います。黒人は抑圧されてきました。しかし今、白人や黄色人が勤勉に築いてきた歴史をしのごうと、黒人は待っているのです。彼らは今まで、抑圧されてあまり働かなかったけれども、時が来つつあるのです。

 彼らは人種的に少数グループであり、多くの場合に迫害をうけてきました。これらの迫害されてきた人々は、他の少数派の迫害された団体のことを聞き、知っています。彼らはレバレント・ムーンと統一教会のことを聞いています。「時間があるのでちょっと行って、レバレント・ムーンは実際何をやっているのかみてみよう」と黒人たちは考えるでしょう。そして最初の人たちが「レバレント・ムーン、あなたは何をしているのですか。私は知りたいと思います。あなたは迫害されてきました。私たちも迫害されてきました。あなたは少数派であり、私たちも少数派です。私たちには多くの共通点があります」と言うでしょう。そして彼らはやってきて、偉大な天の真理を発見するでしょう。

 そのような理由においても、黒人は先頭に立つ機会を待っているのです。彼らは自分たちを目覚めさせてくれる力を、統一教会に見いだします。「このような素晴らしいことがおきつつあるとは。今度は私たちの番です。もはや今までのように、呪われたあるいは抑圧された位置にとどまっていることはできない。私たちはムーニー魂で働こう」と言うでしょう。実に少数派が優越した民族になるでしょう。アメリカの歴史において、黒人は抑圧されてきました。彼らは復讐心さえ抱いています。自分たちのためではなく、偉大な未来のために、黒人たちに素晴らしい機会が与えられています。黒人は今まで、怠け者とか、福祉年金を待っているだけだとか言われ、批判され続けてきました。白人も黄色人も今まで良く働いてきました。しかし今、彼らは疲れており、休もうとしています。だから今こそ黒人が立ち上がり、働く時なのです。

 和解の道

 先生がアメリカに来た時、多くの日本のメンバーを連れてきました。そして、彼らが一生懸命働くことによって、アメリカのメンバーの教訓となってきました。白人と黄色人の間で競争をさせ、それがいつも私たちの運動に影響を与えてきました。「この日本人め」という批判を先生は何度も耳にして、知っています。日本人は小さな指をもっていますが、こぶしは非常に大きいのです。アメリカ人は大きな指をもっていますが、こぶしが小さいのでパンチ力がなく結果がでません。日本人はこの異国の地にいながら、実績に関しては誰にも負けない勝利者です。

 いつも先生は日本人を鼓舞し、重要な位置に立たせてきたので、アメリカ人は少々困惑しています。そして、神山隊長は日本人のシンボルなので多くの人が「このジャップ神山め」と言います。先生は日本人に対して、特別のひいきをしているように見えます。しかし、あなたたちは何も言うことができません。なぜなら、伝道と他の活動における実績に顕著にみられるように、アメリカはいつも負けているからです。このことはすべてのアメリカのメンバーの否定できない点です。

 これから先生は、黒人の指導を日本人にまかせます。そして黒人がチャンピオンとなり、実績をあげるでしょう。黒人のメンバーはそうなりたいですか。より大きなこぶしで、またパンチ力を増大して一生懸命働き、実績が日本人よりも上回るならば、日本人も降参するでしょう。今から多くの黒人がくるようになります。その時、今言ったことが先生の指導方法となります。わかりますか(はい)。

 黒人が天の祝福を受ける最高の方法は、彼らが誰よりも良く働くことです。彼らは白人と黄色人に指導されて、最も良く働き、実績において尊敬と賞讃をうけることでしょう。黒人同志のカップルは最大の利点をもっています。なぜなら、二人とも最も良く働くナンバーワンだからです。二番目はおそらく黒人と黄色人、そして三番目が白人と黄色人、最後が白人同志のカップルでしょう。白人のメンバーは負けたいですか(ノー)。あなたたちは生活に革命をおこし、一生懸命働きますか。あなたたちによってアメリカは衰退し、世界は傾きつつあるのでしょう(ノー)。

 アメリカは誰のものでしょうか。白人は「アメリカは白人のものだ」と言うでしょう。そして黒人は「ちがう、アメリカは黒人のものだ。アメリカの二百年の歴史において、この地を建設するための技術、あるいはその他のアメリカの発展に関することで、黒人ほど汗を流し、涙を流して労働してきた者はいない。だから、アメリカは私たちのものだ。白人は私たちを利用して、のんびりと利益だけを得る資本主義者である。黒人は今日のアメリカを築くために、誰よりも汗を流し、またアメリカのために悲劇的な犠牲を献げてきた。アメリカの伝統を築いてきたのは黒人だ」と言うでしょう。そのように堂々と要求してもいいのです。その時が到来しつつあります。

 この点に関しても先生がアメリカに来た時、レバレント・ムーンはアメリカの白人にとって、絶対に必要な存在であると感じました。歴史は原因・結果の法則によって運行します。もし白人が黒人を利用するなら、今度は黒人が白人を利用する時がくるでしょう。白人が黒人を責めるなら、今度は黒人が復讐をする時がくるでしょう。これが原因・結果の法則です。先生は白人と黒人を調和させ、一体化させるための新しい運動をおこすためにやってきました。統一教会の白人メンバーは、白人の歴史におけるすべての罪を蕩減しているのです。そうすることによって、白人の蕩減が払われ、搾取されることからまぬがれているのです。

 たとえば今回、とても多くの白人が黒人の兄弟姉妹を希望しました。このようなことは、アメリカの歴史において決して生じなかった出来事です。きのうときょうは、白人にとって最も劇的な懺悔(ざんげ)の時です。真に、私たちは黒人を愛し、黒人と一体化することを証明しました。お互いに仕え合い、社会、国のために仕える良き例となるならば、全国民が、そして全世界の人々が遠からず、あなたたちに頭を下げる時がくるでしょう。そして、文字通り崇拝するようになります。このことは白人にとって救いであり、祝福となります。もし涙と汗でもって悔悟を示し、蕩減を払うならば、過去のすべての白人の罪は許されて、救いの機会を得ることができます(拍手)。きょう、この儀式を通して天と地に誓って愛の種族に登録するように、頭を下げましょう(拍手)。

 喜びの家庭

 ここが本当に歴史的な場所であり、先生が歴史的な真理を語っているというふうに感じますか。どうですか(はい)。あなたが着ている洋服、シャツ、眼鏡、目、鼻、歯でさえも歴史的なものです。この広間に参加しているものは何でも歴史的なものです。白人が黒人を愛し、黒人が白人を愛する場所がここです。歴史的にみると、あなたたち一人ひとりはアメリカのどのような名士、淑女よりも偉大です。恥ずかしがる必要はありません。誇りにすべきです。先生はアメリカへ来て以来、迫害され批判され続けていますが、一時も恥ずかしいと思ったことはありません。むしろ誇りにしているほどです。あるハンサムな白人の男性は黒人の花嫁をもらったことに対して、天から勲章をもらったように感じているに違いありません。神からの勲章であり、名誉の勲章なのです。「もしこの黒人の花嫁をもらわなかったら、この感謝も、この愛も小さくなってしまうでしょう。しかし、この黒人の花嫁をもらったからこそ、私のこの純粋な愛が輝きをおびるのです」と考えているに違いありません。

 私たちは最も素晴らしい家庭をつくろうとしています。家庭の中には歌と美がたえることなく、子供たちは喜び、神を離れることはありません。喜びに満ちた生活、すなわち地上天国です。そのような夢をもったことがありますか(はい)。あなたたち自身のエデンの園、すなわちあなたたちの家庭はハッハッハッと笑いに満ちることでしょう。あなたの花嫁が黒人ならば、すべてのアフリカ人が喜び笑うことでしょう。あなたの花嫁が白人ならば、すべてのヨーロッパ人が笑うでしょう。もし黄色人の花嫁ならば、すべてのアジア人が笑うにちがいありません。そして、神は誰よりも大きな声でウワッハッハと笑うでしょう。神はあまりにも嬉しくて、ベルトをしめるのも忘れてダンスをはじめます。

 統一教会の歴史の初期の頃、韓国でこのような批判をうけました。統一教会の日曜礼拝へ行くならば、男性も女性もみな服をぬいで完全に裸になって、踊りはじめるという批判でした。もちろん実際にはそういうことはなかったのですけれども、おそらく最も終わりの喜びの日を予言していたのかもしれません。そのような喜びの日を表現しているのです。喜びを分かち合う相手が必要です。今までは、その喜びを神と、あるいは先生ととも分かち合っていました。しかし、今やその喜びを夫婦で、あるいは花婿、花嫁として分かち合う時がやってきました。そういう意味で、この儀式は重要な意味をもっているのです。準備は整いましたか(拍手)。素晴らしい日ですね。先生は一日中、あるいは一晩中語り続けることができます。しかし、私たちは儀式の方へ移らなければなりません。ですから話はこのあたりで終えて、次の仕事にとりかかりましょう(拍手)。

 新生の道

 七〇五双という数はとても歴史的な数です。このアメリカ大陸において、このようなことは一度もありませんでした。そうでしょう(はい)。ですから、この重要な歴史的な日を正確に記録したいと思います。すべてのビデオ・テープもフィルムも写真も、正確に記録、保存されるべきです。ということは、先生の話も記録されるということですね(拍手)。カセットテープをとっておきたいですか(はい)。そうすれば、もし家庭内で問題が生じた時、そのテープが治療薬となりますね。あなたたちは幸福ですか(はい)。

 このような人々がこの地上に、そしてこの国に存在しているということは、とても信じ難いほどです。この大陸で、あるいは世界でおきている諸{もろ}々{もろ}のことを見る時、このような興奮、純粋な天的神を中心とした喜びがこの場に存在しているということは奇蹟なのです。信じられないことなのです。そのことは、あなたたちの方がもっと実感しているでしょう。それでは、今から最も厳粛なその儀式をはじめましょう。先生は今、約婚式のための祈りをしようとしています。あなたたちが天国へ行くための最も重要な祈りです。この祈りの中で、先生は約婚式の時を宣言します。きょうは一九七九年五月十三日、正確には午後二時四十分です。天地に誓って、そして神と父母の名により真の息子、娘として登録されるのです。私たちは今、真の家庭としての永遠の道を歩みはじめるところです。神があなたたちすべてを祝福してくれるように、お祈りします。これが祈りの内容です。

 (約婚式のお祈り)

 先生はきょう、一九七九年五月十三日、二時四十分に七〇五双が真の息子、娘になることを、神と真の父母の名によって天地に誓いました。今、約婚式は終りました。あなたたちはすでに婚約者であり、未来における夫婦なよです。そして、私たちは天の家族をつくっているのです。

 次の儀式は血統の復帰のためのものです。この儀式のために、男性と女性は互いに向かい合って下さい。夫婦となる約束のために、真の父母の前で最初の握手をします。両手を使っても結構です。はい、では今から聖酒式に移ります。聖酒式はサタンの血統から神の血統へ転換するための儀式です。

 アダムとエバが堕落した時には、真の父母は存在しませんでした。その代わりに、突然天使長がやってきてサタンとなり、人間を主管しコントロールするようになりました。故に、天使長がサタンの血統をコントロールしているのです。今や、真の父母が現われました。あなたたちは長成期完成級の位置をうけるだけでなく、実際には九段階目のすなわち完成期完成級の完全に純粋な愛を与えられるのです。ですから、私たちはエデンの園における悪をもとかえそうとしているのです。天使長は主人の位置に立つようになりました。しかし今や、天使長は征服され力をなくし、降参して復帰された天使長となりました。彼はお母様へコップを渡し、お母様は先生へそれを手渡し、そして先生はあなたたち花嫁に手渡すのです。故に花嫁を通して花婿は救われるのです。これが順序です。なぜなら、堕落はそのような経路で生じたからです。先生が女性にコップを渡すことによって、新しい天の愛が花嫁の位置に復帰されます。

 聖酒式に入る前に、一つのより重要な儀式があるのです。それは愛を復帰する儀式です。真の愛をもった完成したアダムがきました。そして、真の父母の位置からあなたたちすべての花嫁に、真の愛を与えるのです。これは接木の儀式といってもよいほどです。枝が真のオリーブの木へ接木されるのです。あなたたちは今、真の父母の木へ接木されるのです。ですから、真の父母は堕落したエバを復帰するためにきたのです。なぜならば、エバは堕落し、悪い女性になったからです。ですから、この女性が天の女性へと復帰され、天の女性が今度は堕落した天使長に、新しい生命を与えます。夫は妻を通して新しい生命を与えられます。

 堕落の経路において、サタンとなった天使長が堕落したエバに新しい生命を与えました。そして堕落したエバがアダムへ堕落の生命を与えたのです。そういう意味において、真の父母は天の生命をエバに与えるためにやってきました。そして、エバが夫に天の生命を与えるのです。ですから、実はあなたたち花嫁は母親の役割を果たします。なぜなら、あなたたちは夫に新しい生命を与えるからです。ですから今からの三年間は、すべての花嫁が母親の位置にあります。すべての男性は女性に仕え、従う位置にあるのです。三年間はあなたの花嫁は、実際には妻でなくお母さんの位置なのです。

 ですから夫婦として誓い合う天の祝福がくる前に、純化する期間が三年間続くのです。その時まで、あなたたち男女の間の関係は、母親と子供の関係なのです。ですからその時までは、女性に対して母親にするように仕えなければなりません。そのようにして、彼女と一体化しなければなりません。天的復帰の日には、女性が重要な役割を果たすのです。女性は全世界に対して、新しい生命を与えなければならないのです。そういう意味において、ここ中心国家であるアメリカでは七十年間、女性の力、威厳、権利が向上したのです。それは摂理的な出来事です。女性はこの三年間、真の父母と神へより近い位置にあります。心情的な意味において、また原理的立場からしても、女性の方が神に近いのです。

 結婚式の後、四十日間の最後の分別期間があります。それから三日間の儀式があり、三日間の儀式の後に男性はやっと主体者の位置を復帰するのです。今までは、すべてが逆さまなのです。三年後、結婚式があります。そして三日間の儀式があって後、本来の順序が復帰されます。この三年間において、汚れた血統が徐々に洗われ、位置と状態をもとにかえして、最終的に天的主体と対象の位置を復帰するのです。そして、それから子供たちをもつのです。子供たちは天の子供たちとなるのです。わかりますか(はい)。

 原理的にみて、これが復帰がなされる経路なのです。この原理を壊すためには、サタンはもっとすぐれた原理を示さなければなりません。そして、そのような原理は存在しないのです。では今から先生が各列を転換の儀式のために通って行きます。その時、あなたたちは完全に先生と一つになったと感じなければなりません。その瞬間には、何も考えてはいけません。まったく白紙の状態です。そして、過去は通りすぎていきます。私は真の父母を通して、神から純粋な愛をうけとるのです。先生が行った時、神の愛が私に流れてくる、と感じなければなりません。その位置のままで、先生はもう一度お祈りします。



一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵

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Last updated  2021.10.17 22:04:34
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