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2022.04.20
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「 第十回愛勝日」

1993年1月2日

 一九九三年一月二日、第十回愛勝日及び第9回興進様昇華式記念式典が、ソウルの漢南洞公館で行われました。この御言は、その際、教会幹部、及び祝福家庭の子女(二世)達に語られた内容の全文を翻訳したものです。


    祈祷

 愛する天のお父様。きょう、興進君が昇華して九周年を迎え、愛勝日を設定してから十回を迎えた祝賀の日です。この日を通して、天と地が近付くことのできる勝利的橋を作ることができ、イエス様と地上の多くの兄弟達と連結し、真の父母様の家庭の愛が霊界と直接連結できる橋を作ることによって、キリスト教のすべての霊が、地上の真のご父母様を中心として活動舞台に同参できる門を開いてくださったことを感謝致します。このように、興進君が霊界で活動した全面的内容を、全体が協助して、地上に多くの因縁を結び、今も活動している事実を思う時、これが人間をして構成されたことではなく、神を中心として始められた実績であることを感謝致します。
 興進君が地上でできなかったすべてを、更に、二倍の力を通して、霊界のすべての宗教圏を、霊界と力を合わせて、地上全体を真の父母様の愛の圏内に導くように、数倍、数十倍、強化して、地上の全ての後孫達を天と連結できるように、神が祝福し、許諾してくださるように、切にお願い申し上げます。
 きょう、このような記念日に、興進君が霊界に行った日を心から追慕するすべての統一家の食口達と兄弟達の心を合わせて、彼の活動を追加できる喜びの日となるようにしてください。地上で、他人ができなかったことを、私達が代わりに精誠を尽くして、霊的世界から地上世界に連結できるように幅を広げる良い契機となるように切にお願い申し上げます。
 この式典を、天のお父様のみ前に、興進君と共に、父母様と全食口が捧げますので、喜びとして受け取ってください。今、父母様の解放圏と共に、二世達が本格的な南北統一と、世界の祖国統一に向かって前進する全ての路程を祝福してくださるよう切にお願い申し上げます。この日を喜びとして受け取ってくださるようお願い申し上げます。真の父母様の御名を通して祝願いたしました。アーメン。(「アーメン。」)

    敬礼式後の祈祷

 愛する天のお父様。この日は、興進君が、昇華されてから満九周年を迎えます。また、愛勝日を設定してから十回を迎える祝賀の日です。イエス様がこの地上に来られて、真の父母として地上に着陸できなかった故に、歴史を延長させて、キリスト教文化圏を中心として二千年の受難の路程を通して蕩減して、歴史的な家庭を中心として基盤が拡大すると共に、霊界と連結させなければならない責任ある重大な時において、この統一家はいつも二番目の子女達が今まで霊界に行きました。しかし、真の父母様を中心として、直系の息子の中で二番目の興進君が、この日に天のみ前に召命され、歴史的な全ての蕩減を代表して、また、統一家の今までの祝福家庭が責任を果たさなかったことを全て蕩減復帰するため、供え物として天のお父様のみ前に行ったことを知っております。
 地上から天上世界まで、険しい道を、真の父母様が精誠を尽くして統一式をしてあげることによって、天と共に勝利の道を築くことのできる息子として、天のみ前に召命されることによって、真の父母様の家庭を中心として、心情的基盤を連結されなかったイエス様の恨みを解き、三十歳の霊的救援摂理の基盤を、キリスト教の文化圏に残された歴史的な事実を、真の父母様の直系の息子である興進君によって、実体的青少年の基準まで、イエス様が残されたことを蕩減しました。
 また、地上での実体の父母様の勝利の基盤の上で、天のみ前に行くことにより、全ての蕩減の全体責任を持って、霊界の代表者の立場でイエス様と一つになって、キリスト教文化圏と一つになり、数多くの宗教と一つになって、又、それ以外のすべての中間霊界と地獄まで版図を広げて、真の父母様の直系の子女を中心としてイエス様と一つになって、天と地の架け橋となりました。それで自由に往来しながら、地上の真の父母様の家庭を中心として、全世界の統一家と共に、キリスト教文化圏がカインの立場に立ち、統一教文化圏がアベルの立場に立って、この両者が、霊肉を中心として一つに成されることによって、お母様を中心として、お父様と、この地上に初めて統一的基地を設定することのできる全ての恩恵を感謝いたします。
 その間、興進君が九年間、この地上に残された責任を果たすため活動した内容を感謝いたします。イエス様と一つになって、真の父母様と統一家の行くすべての基準を、霊界のキリスト教と、数多くの宗教圏を、霊界が協助して、地上に統一的な一つの家族を形成することにおいて、全体の責任を持って活動してくださるよう、特にお許しください。
 天のお父様。興進君の行く道を、この日を通して再び祝福してください。九周年を迎えるこの時間を通して、十年に向かう新しい出発となり、新年の出発は、この日を基として興進君が活動できる道を拡大させて、すべての霊界と地上界の氏族と民族を越えて、ご父母様の勝利の基盤を、霊界の勝利の基盤として伝授させる中間の橋となるようにお願い致します。地上拡大と共に天上拡大、天上拡大と共に地上の拡大が統一圏を成し、地上と霊界が、カイン・アベル圏を中心として、真の父母様に仕えるように、家庭を代表した地上天国、天上天国、王権を立てられるように祝福してくださるよう、お願い申し上げます。
 きょう、ここには、世界に広がっている子女達が集いました。特に、韓国の食口達と日本の食口、その他、国際家庭の食口達全体が、興進君とイエス様を中心として、統一教会とキリスト教が、霊肉を中心として、統一できる一つの象徴的実体としてこの式典に参加しました。そして、集った人々に接近し、地上の実体圏の代表者として立って前進できるような地上の基盤となるように、天のお父様、お許しください。
 この日を通して、興進君の功績を、食口達と共に、すべての祝福家庭とその後孫と共に関係を結び、残されたすべての世界の人と共に、あらんことを切にお願い致します。
 特に、興進君と薫淑が家庭の基盤を成したので、新しい世界の家庭編成の出発となるように、この日を通してお許しくださるようにお願い申し上げます。
 きょう、聖なるこの祝賀の式典を喜びとして受け取ってください、万民を抱くために、全世界に拡大するようにお許しくださることを切にお願い申し上げ、真の父母様の御名を通して祝願いたしました。アーメン、アーメン、アーメン。(「アーメン。」)

    人類が犯した罪を、宗教圏を通して蕩減

 神の復帰摂理は蕩減復帰摂理です。必ず、犯した罪は蕩減復帰しなければなりません。蕩減というのはサタン分立です。蕩減することによってサタンを分立し、本然的基準に戻るのです。では、歴史的過程を通じて犯した人類の罪はどれ程大きいことでしょうか。悪なる人々が犯した罪のために、その人は知らないけれども、善なる人々が犠牲になることによって蕩減し、それが世界の舞台まで発展してきました。人類全体で見ると、その過程において、復帰のための蕩減的供え物となった善なる人が多かったのです。故に、ある悪なる人で、罰せられて死ぬ人がいれば、善なる人々の犠牲によって蕩減していくのです。
 このように見ると、世界には数多くの民族が住んでいるので、世界的蕩減は、世界的宗教圏を中心として蕩減するのです。一族であれば、一族圏内の善なる人が蕩減し、韓国の犯した罪は、韓国の特別な人によって蕩減するけれども、世界的蕩減はどうなりますか。一族や民族の犯した罪の量は各々異なります。これを横的には蕩減することができません。
 では、如何に横的蕩減するかというと宗教圏です。ですから、歴史時代に世界的宗教圏が必要であることを知らなければなりません。地上に住んでいる人々は分からないけれども、歴史時代を経て、世界的宗教が今日、世界のすべての人類が犯した罪を、宗教圏を通して蕩減するのです。故に、宗教を信じる人々は、宗団の責任者を中心として迫害があるとすれば、もちろん、その宗団の蕩減もあるけれども、横的に見れば、その国を越えて世界的に犯した罪を蕩減するためです。故に、宗教圏の中で、多くの犠牲をうけた宗教ほど神様の摂理に近い宗団です。
 ですから、宗団に困難な時や試練があれば、必ず犠牲があります。そして、世界的な宗教が発展するためには、いつも犠牲になって来ました。宗団の犠牲者を通して、国家の罪を払ってきました。このように蕩減的路程を経てきました。
 では、宗団の中で、一番悲惨な宗教は何かというと、キリスト教です。キリスト教は殉教の宗教です。故に、世界的発展過程において、その犠牲の代価をいつも支払ってきました。世界人類のすべての犯罪的内容を蕩減するための供え物として行ったのです。この関係を中心として、中心的宗教と善なる人々が犠牲になり、血を流すことは、世界的犯罪、世界的罪を蕩減するためには避けられない道でした。宗教圏内で、供え物として最高の歴史を残したのがキリスト教です。そのような蕩減を最高に払った宗教は、歴史時代において、世界が神側に戻る時は、一番福を受けるのです。キリスト教を中心として、世界の統一の恩恵を受けるようになることも、蕩減原理の結果です。歴史をそのように整理しなければなりません。

    ローマを犠牲にしても万国を救うという理論的基盤

 では、統一教会は何故現れましたか。本来、イギリス、アメリカ、フランスが、エバとアベル・カインの関係です。イギリスはエバ国家であり、アベルはアメリカであり、フランスはカイン国家です。このような立場の三国家が一体となって、第二次世界大戦においては、日本はサタン側のエバ国家となりました。日本はサタン国家の故に、韓国に将来メシアが来られることを知っていたため、サタン国家日本は韓国を侵入して来ました。「日・韓併合」を中心として、神社参拝など強要しました。その後再臨時代において、反対方向に展開されることを知っていたのです。悪魔は、神様の行く道と正反対の方向を通して、神の御旨を根本的に破壊させる準備をすることによって、必ず、神の御旨と一八〇度違う結果をもたらそうとするのです。このように見る時、日本が、韓国を占領し、韓国民族を日本民族化して、完全に民族を無くそうとしたのは、サタンの理想を全面的に展開する作戦のための過程的現象だったのです。真が来る前に偽りが来て、道を妨害するための準備だったのです。
 神側のエバ国家、カイン・アベル。サタン側も同じです。この両方の側の戦いが、第二次世界大戦です。第二次世界大戦は二番目なので重要です。ここで、アメリカを中心とするキリスト教の統一国家、統一世界が成されるのです。この統一世界の目的は神側に戻ることです。サタン世界を完全に燃やして収拾して、神側の統一的結果をもたらし、世界的基盤の上で、エバ的実、アベル的実を結実するのです。アベルも、個人、民族、国家、世界へ発展し、エバも、カインも、そのように発展して来ました。これが、総結実的世界的版図となって神のみ前に戻るためには、反対的立場で戻らなければなりません。故に、エバ的イギリス、アベル的アメリカを中心として統一世界がなされるのです。
 この統一世界はどこへ戻るのですか。エバが堕落することによって本来の理想のアダムを裏切り、神様を裏切って、離れたのです。本然の理想的神様を離れて、サタン側へ行ったのです。戻ることによって、エバとカイン・アベルは、完成したアダムと出会わなければなりません。完成したアダムが旧約聖書のメシアであり、イエス様が来られて、メシアとしての責任を果たさなければならなかったのです。ユダヤ教を中心として、ユダヤ教とイスラエル国はアベル・カインと同じです。カイン・アベルが一つになって、お母さんを準備しなければなりません。それを知らなかったのです。メシアは新郎として来られます。統一的基盤を完全に築いて、対外的な活動ができるように、対内的基盤を準備するのが、四千年間のイスラエルの歴史だったのです。故に、ユダヤ教とイスラエル国は、アベル・カインが一つになって、お母さんを捜さなければなりません。ヤコブとエサウはアベル・カインと同じです。ヤコブとエサウがお母さんと完全に一つにならなければなりません。生まれる以前から、愛・生命・血統の起源が一つになるのと同じように、絶対一つにならなければなりません。一つになって、来るべきメシヤに仕えなければなりません。
 イスラエル国とユダヤ教が父母に仕えることができなかったが故に、十字架に死ぬようになりました。これが延長して、イスラエル国の代わりにアメリカが立てられ、ユダヤ教の代わりにキリスト教が立てられたのです。イエス様が死ななかったらキリスト教という言葉はありません。統一国家が出来て、ローマを収拾するようになれば世界は統一されます。イエス様が生きている間にローマを統一するのは問題ありません。その時代を見ると、アジアにはインドがあり、巨大な中国があります。西欧におけるイタリア国と対置できるアジアの基盤がありました。これが中東地域で、イエス様を中心としてローマに支配されていました。その時、ローマの政治は腐敗していたため、この渦巻の中で、イエス様が家庭的基盤から始めて、ユダヤ教とイスラエル国が一つになった基盤の上で完全に統一されたとすれば、ローマは戦わないで全部吸収することができたのです。
 このような御旨をイエス様は果たせないで死んだために、反対に、ローマへ引っ張られて行きました。アジアから西欧に行くべきだったのに、逆にローマから行ったのです。それで、十二弟子がローマで犠牲になりました。ローマがイエス様の体を持って行ったので、この実体基盤を蕩減復帰して、四百年の受難の道を歩んで来ました。そして、ローマ帝国滅亡以降、中世のキリスト教文化圏を中心として世界統一が成されるようになっていったのです。その時、ローマ自体が知らなければならなかったことは、キリスト教は、ローマのためのキリスト教ではないということなのです。それを知らなかったのです。キリスト教は世界のための宗教であることを知らなかったのです。イスラエル民族も、何故イエス様に仕えることができなかったかというと、世界を救うためのメシアであることを知らなかったからです。もし、知っていたとすればメシアを殺すようなことはなかったはずです。キリスト教は全世界の万民を救うためのキリスト教であり、ローマを犠牲にしてでも万国を救うという理論的基盤がなかったので、神様の御旨と対立しました。
 ここから旧教と新教が分立し、紛争問題が起こるのです。これが発展して、イギリスに来て、十六世紀になると、大西洋を中心としてイギリスは全ての国々を占領したのです。これは神様の戦略です。イギリス自体もやはり同じです。キリスト教文化圏を中心として世界を動かすようになり、神の祝福を受けるようになったことも、イギリス自体のためではありません。
 しかし、全世界の全ての貴重な物がロンドンに集まっていくようになったことは亡びる兆候です。イギリスの良い物は世界に与え、イギリスのオックスフォード大学よりもっと素晴らしい学校を六大州に設立し、イギリス民族以上に与えようとする考えがあったならば、イギリスは絶対に世界を統一したはずです。イギリスはこれができなかったために、新教と旧教が分立しました。

    怨讐を愛しなさいという論理

 それで、大西洋を渡ってアメリカへ行きました。アメリカは新開拓地なので、当時は国もないし未開の土地です。新教徒は、ヨーロッパの超民族的結束体としてアメリカへ集まったのです。一番、神様を愛し、神の御旨のために生きようとする二世達、即ちアベルです。そのアベルが大西洋を渡って実を結んだその国が、唯一つの新教独立国家です。歴史以来、初めて、新教独立国家としての超民族的国家です。ヨーロッパから追い出されただけに、旧教以上に作らなければならない。どんなに犠牲を払っても、旧教以上に作らなければならない、ヨーロッパよりもっと豊かな国を作ろうと、そのような思想を持ったのです。超民族的基準で団結し、ヨーロッパのすべてのエッセンスを奪って来るのです。アメリカは、豊富な資源の背景を持って、二百年間に、ヨーロッパの能力のある人材を選んで来て養成したのです。
「ヨーロッパ以上の、世界一豊かな国を作ろう。」これが、神様の祝福を受けられる動機となりました。ヨーロッパ以上の基準になっていなかったならば、神様はアメリカに祝福を与えられません。故に、アメリカは、できる限り過去の旧教から脱皮し、新教を中心として、ヨーロッパから外された人々を引っ張ってきたのです。そのようにして、二百年間に新文化世界を創建したし、ヨーロッパを越える立場に立ったのです。エンパイアステートビルとか、学校や教会も造り、世界一の国を作ろうとしたのです。世界最高の理想国家を形成しようとしたのが新教独立国家のアメリカであり、超民族的結束を中心とする超世界的な民族形成を目指したことが、神様の御旨と一致したのです。故に神様は、喜んでアメリカを二百年の間に強大国と成したのです。そして、アメリカを中心として統一された基盤の上で、世界が完全に統一されるようになっていたのです。
 キリスト教が天下を統一しなければならないのは何故でしょうか。キリスト教の理想は、再臨主を迎えることです。アメリカは、旧教を中心とするフランスなど、全部怨讐視しました。カインよりアベルが豊かになれば、アベルがカインを収拾しなければなりません。その面から見ると、アメリカはそれができませんでした。新教が独立国家になったら、旧教を統一し、超教派的基準で連合的背景を成り立たせるべきだったのに、それができなかったのです。教派同士が分立した立場で戦ったのです。本来ならば、ヨーロッパとアメリカを一つにしなければなりません。しかし、アメリカは世界を一つにすることができませんでした。アメリカが神様の御旨を中心として世界を連合し、一つにしなければならないのに、アメリカの新教文化圏だけを中心とする第一主義を主張しました。即ち、アベル主義です。
 しかし、神様の御旨はそうではありません。神様の御旨を中心として見ると、アベルを犠牲にさせてカインを屈伏させることによって、自動的にアベル圏を築くのです。アベルの前にカインが屈伏しなければなりません。そのようにしないと、復帰の道はありません。
 このように、摂理史の終末時代に、この二つの異色的民族統合を神様は願われたので、怨讐を愛しなさいという論理が出て来ました。これをはっきり知らなければなりません。キリスト教の歴史をはっきり知らないと、皆さんの生活面は分別できません。歴史はこのように蕩減してきたのですが、そこには必ず、分別するための代価を払わなければなりません。
 代価は、カインではなく、アベルが払わなければなりません。故に、統一教会は、万民を解放させ、万民が福を受けるように、統一教会員を苦労させなければなりません。還故郷して供え物になりなさいというのです。この論理もそのような原則から出てくるのです。

  四十年間で四千年の歴史を蕩減復帰

 アメリカは第二次世界大戦後、新婦として新郎を迎えることができませんでした。文化的背景を見るとき、アメリカの中心支柱はアジアです。歴史的に見ると中心的出発地はアジアです。終わりの日に宗教を統一し、人類を統一できる一番の近道はアジアです。アジアには人類の三分の二が住んでいるので、アジアが世界を統一するのが一番の近道です。
 神様の御旨を完成させるため、歴史的に統一的世界を作るためには、来たるべき方はアジア人として来られるという可能性が大きいのです。また、イスラエル民族もアジア人です。故に、第二次世界大戦と天下統一は、誰のためかというと、先生のためなのです。来たるべき再臨主のためにしたのです。再臨主は雲にのって天から来ると思っていたのに、地上から来るとは夢にも思いませんでした。
 旧約聖書も同じです。エリヤが雲に乗ってきたら、メシヤが来ると言ったのですが、洗礼ヨハネの弟子達は、「もしあなたの先生イエスが神のひとり子であるとすれば、先に来ると言ったエリヤはどこにおりますか」と、そういう過ちを今まで繰り返してきたのです。故に、来たるべき再臨主は、エリヤが雲に乗ってくるのではなく、洗礼ヨハネであったのと同じように、人の子として来るのです。故に、エリヤの再臨は雲に乗ってくるのではなく、洗礼ヨハネの実体として来たということを認めなければなりません。
 ユダヤ教とイスラエル国が一つになって、メシアの王権を立てて、全ての国を治めなければならないのに、それができませんでした。キリスト教文化圏は新婦圏なので新郎を迎える準備をしなければなりません。統一圏のイギリス、アメリカ、フランスは再臨主に侍らなければなりません。再臨主は誰ですか。お父さんです。お母さんを準備して、王宮を作っておいて、お父さんに仕えることのできる準備をしなければなりません。万王の王です。統一教会の文先生が再臨主を宣布し、世界的基盤を築いたので、今は、世界的評価を受けています。歴史時代において、神様は統一的キリスト教基盤を失ってしまいました。イギリス、アメリカ、フランスを失ってしまいました。そのために世界を失ってしまいました。イギリス、アメリカ、フランスを取り戻さなければ世界を取り戻すことはできません。神様が一代目に失敗したので、二代目には私が復帰しなければなりません。イギリス、アメリカ、フランスの代わりに、エバ国家、アベル国家、カイン国家を立てて、世界を再編成しました。イギリス、アメリカ、フランスをあげてサタンを屈伏させました。蕩減復帰です。ですから、神様はどれ程悲惨ですか。神様は、千年、万年、救援摂理の歴史の中で、キリスト教文化圏のイギリス、アメリカ、フランスをエバ、アベル、カインの統一的基準に立てて、訪れてくる夫、父母を迎える基準を再び築いたにもかかわらず、新郎として受け入れることができなくて反対したのです。
 これによって、完全にサタン世界に入ってしまいました。サタン世界に入らざるを得ませんでした。故に、先生は荒野に追い出されました。世界を失ってしまい、イギリス、アメリカ、フランスを失い、統一世界を失い、天地を失って、荒野に追い出されました。先生がその立場に立って反対される時、聖進様のお母さんが迫害しました。天地を取り戻し、エバ国家、カイン・アベル国家を探さなければならなかったにもかかわらず、自分の息子と妻だけの面倒を見られますか。
 先生が監獄に入っているのに、母と娘(聖進様の祖母と母)が来て脅かすのです。「お前が再臨主なのか」と、そのような罪を犯しているのに、それが分っていなかったのです。天地を失い、イギリス、アメリカ、フランスを失ったことを再び収拾し、エバ国家とカイン・アベル国家をまた探さなければなりません。しかし、先生は四千年も生きることができません。また、四百年生きることもできません。故に四十年間で探さなければなりませんでした。このようにして千辛万苦を重ねて、一人で歩んできました。戦争によって荒れ地になった日本をエバ国家として立てて、アメリカをアベル国家として立たせました。
 何故アメリカを立たせましたか。イスラエル国と、キリスト教文化圏の旧教、新教、蘇生、長成の基盤がサタン側に行ったので取り戻さなければなりません。そうしなければ天下を統一できません。旧約基盤と新約基盤を連結しなければなりません。そのような旧約と新約の基盤がアメリカにあったのです。イエス様は国家的に失敗したので、それを完成させてアメリカへ渡りました。それで、二十一年間戦ったのです。先生を中心としてみると、日本と韓国は怨讐です。日本とアメリカも怨讐です。アメリカとフランス、そしてイタリアは怨讐です。先生は二十一年間韓国を捨てて、世界的勝利基盤を築いたのです。韓国においては国際機動隊(IOWC)が来て、韓国の政府と私が一つになって、キリスト教は攻撃しましたが、韓国の政府は西洋人を歓迎しました。そして、世界のキリスト教の文化圏を連結できる版図を韓国に接ぎ木しました。
 その基盤の上で、アメリカと戦って勝利しなければなりませんでした。このように見ると、亡びざるを得ないアメリカを回復させなければなりませんでした。しかし、韓国と日本は怨讐であり、アメリカと日本が怨讐であり、アメリカとドイツ、フランス、イタリア、イギリスも全部怨讐のような立場でした。これを再び収拾して、超国家的な怨讐の人達が、文総裁の支持を受けて、亡びるアメリカにブレーキを掛けて回復させたのです。七十年代、私は共産党を攻撃しました。朴普煕とフレーザーとの聴聞会において、朴普煕をして絶対に攻撃をしなければならないと指示しました。怨讐のアメリカを、怨讐の国々が一致して復興運動をしました。新しい理想的国家を着陸させるため、人類歴史の中で努力した人は文総裁しかいません。事実ですか、事実ではありませんか? (「事実です。」)。アベルがカイン圏の個人、氏族、国家、世界を愛し、犠牲になることによって、カインは屈伏せざるを得ません。天が改めて統一するようになれば、瞬く間にやってしまいます。
 悪魔は攻撃して、だんだん崩れて行くけれども、神様は自然屈伏させて、大きく発展するのです。天理の創造理想、本然形態がそのようになっているので、蕩減復帰は再創造歴史過程を行かなければなりません。四十年間で四千年の歴史を蕩減復帰しなければなりません。そのために、アダム家庭からノア家庭、アブラハム家庭、モーセ家庭、イエス・洗礼ヨハネ、イスラエル歴史を全部貫かなければなりません。分らないので何千年もかかったことを、先生は四十年間で蕩減しました。

    何千年もの間望んでいた王権を前において、獄中生活

 一九六五年から、先生は氏族メシアの話をしたのです。どれ程深刻な問題か分りますか。氏族メシアの定着地は、メシア の一番の目的でした。しかし、皆さんは氏族メシア としての使命を果たせませんでした。子供や学校は問題ではありません。カナンを復帰しなかったらどうなりますか。イスラエルを建国するためには戦わなければなりません。座り込んで千年、一万年生きられると思いますか。
 レバレンド・ムーンは、廃れた立場に追い出されて、そこからさかのぼって来たのです。三十八度線を降りて来る時、共産党は私の手で、南北統一もアメリカも、私の手で収拾する決心をしました。命を掛けてやらなければなりません。「死なんとする人は生き、生きんとする人は死ぬ」というのです。「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、主なるあなたの神を愛せよ」。これが、一番大切な戒めであるというのです。命を十回放棄してでもこの道を行こうとする人に、神様は共におられるのです。
 しかし、祝福を受けた皆さんは楽に暮らしました。このような話はしたくありません。このような話をすると呪いが出て来ます。しかし、きょうこのような話をすることによって、歴史がきれいに整理されるのです。
 それで、イギリス、アメリカ、フランスが、再臨主を迎えることができなかったために、神様は、アダム・エバが堕落して追い出された時よりも、その何十倍、何百倍の悲しみを受けられたのです。これを知らなければなりません。アダムの堕落は家庭的堕落ですが、これは世界的堕落です。再臨主は四百年生きることはできません。一代で収拾しなければなりません。歴史はアダムとエバを探すために数千年間かかりましたが、完成したアダムは、一代で世界を出発し、王者の立場に立つための責任と心情を持たなければなりません。神様の心情を考えてみてください。
 キリスト教が統一教会をどれ程迫害しましたか。韓国の六代の政権が私を迫害しました。韓国から迫害を受け、世界から迫害を受けました。統一教会の女性達のために、私はどんなに悪口を言われましたか。
 このようにして失ってしまったアメリカと自由世界を探さなければなりませんでした。そのためにアメリカと戦いながら、どんなに冷遇されたか、皆さんは分りません。監獄に入って冷遇された話は皆さんに話せません。敵討ちをしようと思えば、一人も残すことができません。しかし、怨讐を愛さなければ統一的起源を探すことができないのです。先祖の過ちを、私が責任を持って、蔑まれても我慢し、未来に向かって大きな希望を持って歩んで来ました。
 女性達はどれ程先生を苦労させましたか。お母様を立たせるためにどんなに大変だったことでしょう。このお母様を中心として、世界の版図で、アダムが果たせなかった責任と、新婦圏であるキリスト教文化圏まで四千年かかったことを、先生は四十年の間にキリスト教文化圏を収拾したのです。そして、アメリカとソ連、中国、北韓まで収拾し、ドイツの機械工業や日本の電子工業もすべて収拾して、未来の行く道を準備してきたのです。私が統一産業を作る時、「ごはんも食べられない難しい立場で、統一産業を作って何をしますか」と言われました。
 私がこの国の主人です。主人は、この国の科学先端技術において貢献しなければなりません。また、思想的面においても主人です。内外の主人です。今日の「現代」の自動車産業は統一産業がなかったら何もできません。
 イギリス、アメリカ、フランスを目指していた先生の立場が、獄中生活とは何ですか。何千年もの間望んでいた王権を前において、獄中生活とはどういうことですか。その心情を推し量れますか。考えてみなさい。皆さんには考えられない問題です。
 北韓に行って獄中生活をし、韓国で獄中生活、日本、アメリカで獄中生活をしました。失ってしまった世界のキリスト教文化圏、新婦文化圏を文先生が全部再創造したのです。行く道が塞がってしまっていたアメリカのキリスト教を生命の木に接ぎ木するために、二五〇〇か所で復興会をしました。アメリカのキリスト教は文先生でなければ復興できない程だったのです。また、アメリカは文先生に、思想的指導を受けなければならないし、ワシントン・タイムズや、今後、統一教会の人を中心としないと希望はありません。
 今はソ連も屈伏し、全て勝利しました。今は、私を殺そうとする人はいません。故に、メシア宣布をしなければなりません。国や世界に対して、私は全部責任を果たしました。これから、統一教会の韓国人を中心として、シベリアや満州など北側の地域、更には北極など、第二の地球を私が開発して、統一天下の基盤を築こうと思っています。
 それで、満州に工科大学を設立し、中国も韓国以上に開発しなければなりません。間違いなくやります。きょう「やる」と言ったら必ず成し遂げます。

    統一教会の滅びない秘訣

 では、四十年ぶりに全部蕩減しましたか、しませんでしたか。先生は四五年から五二年までの七年間を、八五年から九二年までにおいて、お母様を中心に立てて七年路程を経て来ました。七千年の歴史の代わりに、七年路程を通して、エバ圏を中心とする相対世界が出来たので、初めて全部越えて来ました。
 エバはアダムに出会うことによって、世界の頂上の立場に立ったために、お母様を立たせて女性解放を宣布するのです。女性解放を宣布することによって、地上でキリスト教文化圏を失い、アメリカを失い、全部失ったことを再び蕩減復帰したのです。
 それで、新婦圏、自由世界の解放圏を中心として、お母様を迎えられるようになりました。七か国に女性連合を作り、韓国を始め、日本、そして、アジアの女性連合に連結させるのです。韓国の女性連合はお姉さんであり、日本の女性連合は妹です。お姉さんは長女権復帰したので、次女圏復帰とカイン圏復帰をし、失ったアメリカを探して、自由世界が先生の方向に従って行くことのできる統一的方向を備えるよう完了したので、解放という論理が成り立つのです。
 今年の年頭標語は、「新しい家庭と統一祖国」です。これからは迫害はありません。統一教会の行く道において、迫害はありません。このように見る時、解放圏を全部成し遂げました。四十年基盤の上で、失ってしまったエバ圏を中心とする統一圏を、今、先生を中心として全部越えて行く段階に入って来たのです。ですから、「強く、雄々しくあれ」というのです。「私達の国」です。カナン七族を恐れてはいけません。では、先生の御言通り蕩減復帰しましたか、しませんでしたか? 故に、メシア宣布をしなければなりません。これからは、統一の一族が編成されます。アダムが系列によって発展しました。復帰も同じです。故に、全世界の国家の中で、統一教会のない国は「何故、文総裁は我が国には送ってくれないのですか。」と、恨みとなります。
 先生が知恵のない人であったとすれば、女性解放は成せませんでした。女性達! 感謝しますか。万歳しなさい。(「万歳!」) もう一度(「万歳!」) もう一度(「万歳!」) もう一度(「万歳!」) 何故、四回したかというと、天の息子として娘に会える時となり、神の兄弟として兄が妹に会える時となり、妻として夫に会える時となり、お母さんとしてお父さんに会える時となったために、四回万歳しました。分かりましたか。その次は解放です。女性連合を通して世界的御旨を成し遂げなければなりません。これは天命です。先生の御言ではありません。これ以上、教えてあげることはありません。
 四大心情圏と三大王権は、真の父母様を中心とした言葉です。皆さんは皇族にならなければなりません。長子権復帰、父母権復帰、王権復帰、皇族復帰、王権があれば、皇族がなければなりません。これから皇族編成が成されます。世界各国の数百民族を収拾できる皇族を送り込んで、そこに接ぎ木する時が訪れるのです。
 今、先生を信じないで、原理を信じてください。先生は、いつかは霊界に行きます。先生は行ったり来たりしますが、原理は行ったり来たりできません。先生は臨機応変で、不利なときは避けることができますが、原理はそのようにできません。ですから、先生を信じてはいけません。
 このような観点から見ると、全世界の祝福を受けた国、例えば、イスラエル国とか、イタリアとか、イギリス、アメリカなどは失敗しましたが、今日、統一教会の人々が失敗しない秘訣は何でしょうか。原理を中心として、御旨の通りに行かなければなりません。では、その御旨とは何ですか。統一教会の御旨は、祝福を受けた人々を通して万民を解放することにあるのです。祝福を受けた三十六家庭以上は、世界人類を愛さなければなりません。今回、三十六家庭の先輩家庭を全部、追い出すように言いました。それは亡びないためです。先輩達は先頭を切って出て行かなければなりません。そうしないと統一教会は亡びます。統一教会が亡びないためには、祝福家庭で統一教会の重要なメンバーが先頭を切って、万民救済のために十字架を背負って走るところに、未来の世界が統一教会と一致するのです。家族と一身すべてを犠牲にして、万民解放のためにすべてを投入し、生命までも投入することが、生き残る秘訣であり、結論です。統一教会の亡びない秘訣を知らなければなりません。
 今までの受難の道は蕩減復帰のための道でしたが、これからは還故郷のための受難の道です。氏族は、氏族メシアが面倒をみるのであって、誰が面倒をみますか。氏族メシアを出発した人は手を挙げなさい。これを実現すれば、世界統一は問題ありません。戦わないで世界統一ができます。天の一番素晴らしい戦略は、氏族メシアです。戦わないで完全に天下統一するのです。二世達、皆さんは、皆さんのお父さん、お母さんたちに従わないで、先生に従わなければなりません。

    先生の息子・娘が打たれる

 愛勝日とは何ですか。愛が死亡圏に勝ったことです。先生の家系を見ると、二代目は全部客死したのです。二番目のお祖父さんが客死しました。二番目の龍善のお父さんも客死しました。私の代に来て、私が生き残ったために家庭が目茶苦茶になるのです。蕩減はそのようになっています。では、先生を中心として統一教会を見ると、二代目が全部問題です。喜進君が客死しました。サタンが襲ったのです。それを私は知っていました。イエス様が三十代に死んだので、三十代以後に死んだ人は霊界に行って恩恵を受けられますが、三十代以前に死んだ人は恩恵を受けられません。そして、地上の真の父母との血縁的関係のない霊界のキリスト教文化圏は何の関係もありません。真の父母様の直系の血縁関係が、本来は天上世界です。ところが、それが霊的基準だけで実体基準がないのです。
 先生が、実体を中心として、二番目のイエス・キリスト教圏と次子圏を中心とする地上心情圏、世界心情圏と、天上心情圏を如何に連結するかは、重要な問題です。故に、韓国で勝共大会をしたのは、北韓が攻め入ることのできる時だったのです。国が苦難の時だったのです。そのために、私が代わりに戦ったので全世界のサタンが私を攻撃したのです。
 そのような時、光州の集会をしました。光州の集会は超満員になりました。その時、先生を打とうとしたのですが、打つ何の条件もないので、二代目に来たのです。その三年間は、孝進から、誉進、仁進までも気が抜けたのです。サタンに心の門を開かれて蕩減復帰したのです。何故かというと、三十六家庭、七十二家庭が責任を果たさなかったからです。韓国において蕩減条件を立てることができなかったので、先生の息子・娘が打たれるのです。みんな交通事故が起こるのです。孝進も、自分の車がトラックと衝突しました。興進の事故の日も、孝進が車に乗って行く途中、サタンが襲って来るのが見えたのです。私は興進に、「お父さんがいない時は絶対に外出してはいけない」と言いました。
 先生は後で、その現場に行ってみました。本来ならばハンドルをこのように動かすべきなのに、逆にこのようにしたのです。それは、何故かというと、珍吉の生命を救うためでした。興進は、お父さんのいない彼をとてもかわいそうに思ったのです。食べ物があれば、食べさせたりしました。故に、車のハンドルを自分の方に動かしたのです。そのような現場を見て感謝したのです。この息子は歴代の供え物として行ったのです。歴代の二世達を攻撃しようとするすべての条件を完全に一つにして、世界の分立された全てを清算できる統一式が成されました。それで、二世の行く道において攻撃されるすべてを完全に塞いでしまったのです。それ故に、興進君の行く道は死亡圏に勝ちました。愛が勝ちました。死ぬ場で、愛が死に勝ったので、涙を流すことができなかったのです。

    愛が死亡圏に勝利

 イエス様が、長成的霊界だけ連結させたのを、実体的真の父母様を中心として、青少年時代に、若者達と共に、実体の身と接ぎ木したので、霊界にあるイエス圏が地上に自由に再臨することができるのです。キリスト教文化圏を代表した統一教会を中心として、興進君が橋を作ることによって、キリスト教の善なる霊人達が、統一教会の基盤を中心として活動することができるようになりました。真の父母様の基盤を中心としていつでも再臨することができます。四十代に先生が果たせなかった責任を、霊肉実体完成的基準を、イエス様が再臨することによって、実体が完成するのです。霊的世界と肉的世界が統一された基盤に基づいて、すべての霊界と地上界の壁が崩れました。
 それで、愛によってすべての死亡圏に勝ちました。真の愛は死亡圏に勝ちます。これは創造原理です。昇華式は結婚式と同じです。泣いてはいけません。それで、三日になる前に、お母様と二人でこの式をしました。それが愛勝日です。愛勝日を宣布したのです。統一家のすべての息子・娘は、興進君の死に基づいて昇華式をする時は、サタンに讒訴される何の条件もなくなるのです。義人、聖人が来て連れて行くのです。そのような歴史的な、一大革命的次元で連結される瞬間でした。
 恵進様も二番目の娘です。皆死にました。唯二世である私が残っています。祖父の時代から、父の時代、先生の時代、息子・娘の時代にかけて、全部サタンが攻めて来たのです。しかし、孫の時代にはサタンが攻めることはできません。故に、先祖の責任が重要です。このように、皆さんは見えない世界の恩恵を受けているので、特に注意をしなければなりません。
 愛勝日とは、愛が死亡圏に勝利したことを言うのです。故に、統一教会の人は、死んだ時泣かないで、喜びをもって送らなければなりません。興進君が霊界に行くことによって、霊界と肉界の壁が崩れました。北韓までも完全に行ったり来たりするのです。故に、二世達は先生の味方です。それで、興進君は全人類の犠牲的供え物として行ったので、きょうのこの日を記念するのです。

    「新しい家庭と統一祖国」

 一九九三年の元旦の年頭の辞は「新しい家庭と統一祖国」です。新しい家庭とは、解放された基準において、アダムとエバが完成された立場で祝福を受けた、真の父母様の家庭のことです。その基盤では迫害がないために、国家を越え、統一できる一つの祖国を作ることができます。南北統一ではありません。数多くの国や民族があります。その民族の言語や文化は異なります。しかし、統一祖国は、一つの文化、一つの言語、一つの風習です。
 年頭標語は何ですか。「新しい家庭と統一祖国」です。新しい家庭とは、今まで祝福した立場ではありません。真の父母様が解放を宣布しましたが、アダム直系の息子・娘として祝福を受けた、そのような家庭を意味するのです。本来ならば一つの祖国しかありません。今日、そのような時代に入って来たので、超民族的なこの運動を中心として、氏族メシアを中心として連結されると、自動的に超民族が形成され、超祖国が形成されるのです。氏族メシアの使命を果たさないと、絶対に不可能です。祝福家庭は、アダム・エバが堕落しないで完成した立場で、真の父母様を中心として祝福を受けた家庭の立場ですべてを考え、処理しなければなりません。氏族メシア 圏を定めなければ、祖国を探すことができません。既に家庭が立ったので、あとは氏族だけ連結すれば国はすべて成し遂げられます。



一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

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Last updated  2022.04.20 22:37:15
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