またも高齢者施設で火事
以前、長崎県のグループホームが火事になりました。この時の教訓は、何もいかされていなかったのです。群馬の老人ホームで火災、5人死亡、2人不明http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY200903190380...静養ホーム たまゆらは、昨夜16人の入居者に一人の夜勤スタッフでした。施設のケアマネをしていた経験から申し上げます。日々、薄氷を踏む思いで過ごしていました。スタッフたちは触れればいつでも爆発する精神状態でした。突然泣き出すスタッフが何人もいました。些細なことで爆発するのです。火事の原因はわかっていませんが、どのような原因にしても、一人で16人を助けることはできません。寝たきりの人、認知症の進んだ人、車いすの人。入居者は東京からきた人が多いようです。2チャンネルでは、ホームレスの人に生活保護を受けさせて送り込む施設ではないか、という書き込みもありました。そのとおりでした。ちょっと調べましたが、生活保護法指定介護機関を取っていません。というより無認可宅老所とでもいうのでしょうか。介護保険以前は、生活保護者で認知症の高齢者は、どうしたでしょうかその頃は措置が発動し、軽費の養老院、もしくは特養に入所させました。介護保険制度施行後は、いわゆる養老院は廃止の方向へ、今ほとんどないでしょう。措置発動もなかなか困難です。特養は入所を待つ人が多く、また費用も格段に高くなっていますた。ということで、介護保険施行当初においては、福祉事務所は困ってしまいました。それで、困り果て、民間が経営する軽費老人ホームに入所させるようになったのです。また生活保護者をあてにして出来た施設も多いようです。とにかく、地獄です。つい最近有料老人ホームの指定をとったそうです。それまでは特定非営利活動法人(NPO法人)彩経会の経営でしたが、スタッフの給料をあげると良いという意見がありますが、1万円ぐらいのアップでは足りません。今の倍ぐらいの給与がいると思います。そうなれば、介護保険報酬を上げなければいけません。介護保険料の大幅アップになります。個人負担も上がるでしょう。全ての仕組みを替える所に来ています。