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[登場人物]
紅門 福助・・・探偵 白亀金次郎・・・「紅白探偵社」社長 神島良平・・・劇団「建光新団」の看板役者。第一の被害者 [物語] 探偵紅門福助(くれないもんふくすけ)は事件の依頼を受ける 依頼主は劇団「建光新団」の演出家たち 看板役者神島良平が不審な死を遂げ、さらに劇団事務所や劇団の主な俳優の元に恵比寿様にまつわるアイテムが送りつけられた 探偵紅門は恵比寿様、エビ、さらには劇団の演目である幇間(たいこもち)に見立てられる連続殺人の謎を解き明かすことができるのか? [観想的なもの] なんとなく名前は聞いたことがあった作家霞流一 ふと思い出して(魔がさして?)借りてみたら、さあ大変 ネットで調べてみたら「バカミスを中心に発表し続け・・・」ってほんとにバカミスでした・・・ 軽快な文章を目指している風には見えるものの、バタ臭いだけだし、推理の方向も強引でエビに見立ててといいながら、伊勢さんが殺されて、伊勢エビだからエビなんだって・・・。。。万事この調子 トリックにしても唯一なんとか納得できなくもなかったのは第一の神島良平のだけで、あとは机上の空論ばかり 鎧を着けてバンジージャンプして通行人を捕まえたまま振り子の原理で元のビルの高さまで揺らして向かいのビルにその通行人を放り投げるって??? 絶対無理ですから!!! 前にブランコで一回転するには?って実験をやっていたのを見たことがありますが(その実験自体どうかと思うが・・・)そのときでさえ、一回転するには子供の 大きさの人形を回転させるのにロケットのような動力をつけてやっとでしたから。 大の大人が大人を抱えてしかもビルの7階の高さのブランコ状のものを地面と水平の高さまで持ち上げるのって無理。絶対無理 その他のトリックも無理難題だし、最後の事件に至っては、遺体を早く見つけさせたいのか(アリバイを有効利用すべきなのか)、密室殺人チックにしたかったのか(この場合はアリバイは関係なくなる)はっきりしないまま、しかも「偶然」密室殺人になってしまうという体たらく 推理自体も「~こうではなかろうか?」という推論の積み重ねでしかないし、辛うじて犯人がそれに悉く同意するという強引な手法でクリアしているだけ しかも最後は、被害者がこうしたのでは?ってことで乗り越えてるし トリックや殺人自体にウェートを乗せないミステリというのもあるが、他に人間ドラマや軽快な台詞回しなど何か魅力があるはず なんかすべてが中途半端で・・・悲しくなってくる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月27日 23時37分36秒
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