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地獄のババぬき 「このミステリーがすごい!」大賞の続編 [登場人物] 水野しおり・・・女子大生。「阿鹿里村」の事件の生存者 火請 愛子・・・動物探偵。「阿鹿里村」の生存者でしおりの友人 土田 弥生・・・女子大生。心理学専攻。しおりの親友 物部 昭 ・・・ラジオDJ。「阿鹿里村」事件の後、しおりの彼氏 [物語] 「阿鹿里村」事件から1年半 東京へ卒業旅行に出かけたしおり&愛子 大阪~東京間を夜間バスで移動中、名物の「金箔大福」が振舞われる しかしその大福には1時間で死亡する毒物が混入されていた 助かるためには乗客同士でババ抜きをし、勝ち残らなければならない 解毒剤はバスジャックされたバスの乗客の人数-1人分 地獄のババ抜きが始まる 一方今回も旅行に同行できなかった弥生は、実家から家に帰る途中怪しげな女にさらわれ、こちらもバスジャック中のバスへ向かう 「阿鹿里村」事件以降、その活躍によりラジオDJとなった物部は、「怖い話」特集の中で、奇妙な話に引き込まれていく [観想的なもの] 前作を受け、再びしおり&愛子登場 更に今回は弥生までもが巻き込まれ、命がけのゲームに突入 前回「ジョジョ」だったけど、今回は「カイジ」かな オーソドックスなゲームにちょっと工夫を加えることで奥深い心理戦を展開する ただ、バスジャックされた乗客が「千里眼を持つ霊媒師」「天才マジシャン」「伝説の賭博王」「現代のルパンと呼ばれる大泥棒」etc.って大阪発の夜行バス(乗客全体でも10名くらいしか乗ってない)にこれだけの面子が揃うか!? ちょっとバカミス!? テイストとしては前作の2章の知恵比べみたいな感じが強い 物部のラジオで聞かされる現代の怪談とバスジャックが繋がるあたりが一番面白いかも ババ抜き自体はそれほど緊迫感がなかったように思う ただ、これも映像化の方法次第では面白いものが作れるかも(フジテレビ深夜の「ライヤーゲーム」のように) [採点] 人物描写 ★★★★☆ 物語 ★★☆☆☆ 技術 ★★★☆☆ インパクト ★★★☆☆ 総合 ★★★☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月12日 12時27分23秒
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