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2008年10月26日
カテゴリ：書籍
 ハートブレイク・レストラン [物語] フリーライター寺坂真衣は、混雑しないファミリーレストランにパソコンを持ち込んで仕事をするのが習慣となっている そのファミレスは、立地的な問題から客の入りが芳しくなく、また元地主のおばあさま（の霊 ）が出ることから、一種不思議な雰囲気を持っている 成り行きからそのおばあさまに気に入られてしまった真衣は、そこで展開する不可思議な事件の数々をおばあさまの力を借りながら、次々と解決していく [観想的なもの] 連作のミステリィ ひとつひとつの事件は、とりとめのないことながら、その隅々に配された伏線を丁寧にあぶり出し、解決していくのはシンプルながら、娯楽作品としては肩肘張ってなくて読みやすい おばあちゃんは典型的なアームチェアディテクティブなのだが、込み入った事情を察して、一気に解決してしまうのは少しできすぎの気がするけど ただ、そんなおばあちゃんがなぜ事件解決に際し真衣の力になってくれるのか、最後の話にちゃんと種明かしがあるのがうれしいサプライズ [採点] 人物描写 ★★★★☆ 世界観 ★★★☆☆ 物語 ★★★★☆ 技術 ★★★★☆ インパクト ★★★☆☆ 総合 ★★★★☆  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2008年10月26日 19時41分32秒
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