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ageha的ニチジョウ

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2012.11.16
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カテゴリ:環境のハナシ

先日…って、毎度の事ながら随分前になっちゃいましたが「蚊科と科違いのユスリカ科。
と題してユスリカの幼虫アカムシの話を書きました。あ、釣具屋で扱ってるアカムシの
正式名称は「アカムシユスリカ」。まんまやん。ってお名前です。幼虫の体長は15mm以上、
成虫の体長は10mm内外。4齢で成虫へ。

って話はどうでもよくて、今日はもっとスゲーと思った話です。長いです。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・

うちのアカムシは、なぜ蛹化もせず成虫にならなかったのでしょう。とナゾだったの
ですが、sunnysideさんにびっくり情報(私的に)を頂きました。

「釣り餌用の生きたアカムシには、「変態・羽化」させないために、脱皮阻害剤が添加
 されていることがほとんどなんだそうです。だから、羽化しなかったのかもですよ。」

おぉーぅ。驚いた。人間とは、なんと生き物の生態を軽々しく脅かす術を持っているので
しょう。末恐ろしい。確かに釣り餌用のアカムシが養殖、入荷、出荷の間に羽化して
成虫になってしまったら都合が悪い。その為それ以上成長してくれるな、と薬剤処理を
するようですが、ちょいと調べてみるとその手の薬には

脱皮阻害剤・昆虫成長制御剤(ジフルベンズロン)、変態阻害剤、羽化阻害剤メトプレン、
ピリプロキシフェン、羽化抑制剤、生育制御剤、発育阻害剤、ベイト剤、デミリンetcetc…
なんてのが有るらしい。昆虫は幼虫時代に何度か脱皮をして(例としてアカムシで4回、
アゲハは5回、ゴカイは環形動物門多毛綱に属する動物の一種で無関係)、終齢まで育つと
蛹化、そして羽化する。この生長過程を阻害する薬が脱皮阻害剤や変態阻害剤。これらの
薬を体内に入れちゃった幼虫は時期が来ても脱皮出来ずに死に至る。脱皮させない
わけだから、薬を使う時期は終齢より若齢幼虫のほうが効果的。コエー。

 ← 普通に楽天でも売ってた。

実際、愛でているエビやヤゴに生餌をあげよう、と釣具屋で入手したアカムシをあげると
どうなるか。待てど暮らせど脱皮をしない。はてナゼだろう。そう思っているうちに脱皮
する事無く死に至るオイラのペット。なんて事が多々有るらしい。おそろしやー。確かに
私のアカムシちゃんも、1ヶ月も同居していたのに結局蛹化すらしなかったもんなー。

でも、脱皮出来なくても(たとえ苦しんでいたとしても)1ヶ月も生き延びる事は分かった。
強いぞアカムシ。かっこいいぞ!

ん?(ドジョウ泳ぐ) ん?

そもそもはシロアリやボウフラ、ユスリカやハエ、コバエ、チョウバエ、ショウジョウバエ
なんかのハエ類、カ類、アリ類、寄生虫類、いわゆる人間にとって「害虫」&「不快害虫」と
呼ばれるのもも駆除に使われるようですが、確かに成虫駆除より幼虫のうちに駆除して
しまったほうが不快度も低く手っ取り早くて効果的。なのは分かる。でも、これって狙った
獲物にだけ効果を発揮するわけではないじゃない。そう。いわゆる「益虫」と呼ばれる
ものにだってこの毒は牙をむく。コエー。


脱皮阻害剤は、害虫も益虫も、愛でるべき昆虫(チョウやガの幼虫)はもちろん、
ホヤ、カニ、貝類、イカ、線虫その他諸々の無脊椎動物、脱皮するものすべてを
死に至らしめる悪魔のくすりらしい。説明書には「クワガタ、カブトムシを飼育している
部屋では薬の袋を開封しないこと」と書かれているとか。開封しただけで昆虫の体に
影響を及ぼす悪魔のくすり。いよいよコエー。

で、脱皮をしないない脊椎動物、ほ乳類・鳥類・魚類・そして人間にはほとんど影響が
無いそうな。「ほとんど」ね。「全く」じゃない。そんなわけで「全く」ではないけれど、
日焼け後に皮がむけるのイヤーと言う方も、これを服用したところで脱皮は止まりません
のでご注意を。あと、人間の「変態」にも効かないと思われます。たぶん。

ドジョウ...。 ドジョウ…。

害虫だろうが益虫だろうが全ての脱皮するものを葬り去る悪魔のくすりは、
なんとなーく誰でも使えるほど入手は簡単(楽天で売ってるくらい)。でも、これ
一般家庭の庭や鉢で少量を使うならともかく(私的にはそれでも微妙)、もっと広い
範囲で農薬として使うとどうなんでしょう?その辺一帯の生態系はどうなっちゃう?
どれくらいで分解されるの?そもそもされないの??生物濃縮は?

ナゾは深まるばかりです。

ドジョウはよく泳ぐのです。 すいすい。

だいたい、「成虫のユスリカが揺するところを見てみたいぞー。」と単純に
思って始めた飼育が、私のもくろみをムシして薬漬けにされていたかも
知れない事実が悲しいじゃないか。

アカムシの養殖・入荷・出荷は迅速かつ積算温度(卵から羽化までに必要な温度)に
達しない低温で行うか、乾燥状態に強い蚊類の得意技を利用するかしたらどうだろう。
そしたらみょうな薬に頼ることなく自然のまま、全ての生物に安全なアカムシで居られる
じゃないか。

同じユスリカの、その名も「ネムリユスリカ」は幼虫時代に次の雨が降るまで乾燥したまま
何年でも眠り続ける。ちなみに人を刺すヒトスジシマカなんかも乾燥に強いので、植木鉢の
受け皿にボウフラ沸いた~。じゃあ捨てちゃおうザバーン。終了。駆除したぜ。とか思っても、
実はそのまま乾燥して次の雨で再生して心配ご無用で羽化したりしてるのです。


すごいなー再生出来るその体。再生出来る生きものは他にも多種多様にいるのですが、
その話は長くなるので(すでに長いけど)また後日。秋だ冬だ乾燥だ乾燥だとハンド
クリームやボディミルクを塗りたくるお年頃の私には羨ましい限りです。

そんなわけで、全ての生きものは生きる為に生きている。人間の都合で害虫は
羽化も脱皮もさせないぞ。でも益虫と蝶はキレイだからミカン農家以外では
羽化させてあげよう、的な操作はどうなのでしょう。

撒いたら撒いただけ、その辺一帯の昆虫を根こそぎ無かった事に
してしまうなんて、薙ぎ払え!と言われた巨神兵みたいだ。


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Last updated  2012.11.16 21:00:09
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