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2020年11月15日
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カテゴリ:紀州犬物語
紀州犬物語196 人と犬との麗しく、かつ望ましい状態をつくりだすことを犬の仕付け(躾け)だ(横田俊英)
第196章 子犬が寝ていてプルプルと痙攣する現象は経験を脳にため込むためのもの 執筆 横田俊英


人と犬との麗しく、かつ望ましい状態をつくりだすことを犬の仕付け

生後42日の紀州犬の子犬たちの様子。遊び、喧嘩をする一日だ。

人と犬との麗しく、かつ望ましい状態をつくりだすことを犬の仕付け

生後10日ほどの紀州犬の子犬とその母親。寝て暮らし乳を探る。

人と犬との麗しく、かつ望ましい状態をつくりだすことを犬の仕付け

生後55日の紀州犬の子犬。ヤンチャ極まりない行動をする。

紀州犬物語196 人と犬との麗しく、かつ望ましい状態をつくりだすことを犬の仕付け(躾け)だ(横田俊英)
第196章 子犬が寝ていてプルプルと痙攣する現象は経験を脳にため込むためのもの 執筆 横田俊英


 紀州犬は交尾して62日で子犬を産む。これが少しずれるのは受精の時期による。オス犬の精子は10日は生きていることが確認されているから交尾後72日後の出産は珍しいことではない。メス犬の発情とオスを受け入れる時期は長い場合には20日に及ぶ範囲であることがたびたび確認される。総じて交尾後62日で出産をみる。

 受精後60日ほどで子犬は生まれるのだから犬の受精卵の成長は早い。あれよあれよと育って62日には生まれてしまう。生まれた子犬は生後30日には自分で与えられた食事を食べ、自分で行動する。早い犬は生後25日で食事をし親から離される。親に事故があったり何らかの事情があると生後22日ほどで分離され食事も自分で摂ることを余儀なくされる。

 生後22日で親から分離されることがある紀州犬の子犬である。成長は早い。受精後80日で人に与えられるとはいえ生きていくのが犬である。

 子犬が残飯あさりをして生きていくことができるのは生後5カ月ほどになってからだろう。3カ月ではできないことはないが残飯を探し巡り会うだけの知恵はこのころには乏しい。4カ月を過ぎて生後5カ月になるころには育ちの良い紀州犬は親犬と大体似た体高に達する。人に追われ逃げ回って生きているうちに犬は残飯を漁ることを覚える。狡猾な眼をし身をすくめて日中は人を避けてて夜に行動する。

一匹だけはぐれて、このような行動ははぐれオオカミに似ている。オオカミは荒野に生きるが、はぐれた犬は人里で生きる。食べ物は人の食べ残しであり、その在りかはゴミ箱である。ときに漁港にこぼれ落ちた魚であることもある。犬はいつしか同じような境遇の犬と巡り会って群れをなす。これを野犬の群れという。野犬の群れはオオカミの群れと同じような行動様式で統率される。オーストラリアのディンゴという犬はこのようにして生を引き継ぎ現代に生きている。オオカミのように狩りをする。ディンゴは原住民のモンゴリアンが持ち込んだ犬が野生に戻ったと考えれている。

 野犬の群れの終局はディンゴである。ディンゴはオオカミに似た行動様式をとる。犬の行動様式はオオカミに似、また同一とも推定される。オオカミの世界は縦社会である。序列の順位が定められていて、序列は秩序となり、序列が守られているときはオオカミの社会は平穏である。ときに序列の変更を巡って争いがあり、争いの結果序列が入れ替わる。オオカミには序列の確認のための行動様式がある。上位のものが下位のものを仰向けにして跨がるのは序列の確認行動である。口吻を口を大きく開けてくわえるのは上位のものが位置を確認する行動だ。上位のものが背後に回って馬乗りになるのも序列の確認行動である。下位の犬は上位の犬の眼をみつめるが、上位の犬は下位の犬の眼をみない。無視する。これが序列の確認行動である。序列の確認行動はほかにもいろいろがるが面倒だから省く。

 人に飼われるようになった紀州犬と人との交わり方のことである。生後50日で母親とも兄弟姉妹とも別離した1頭の犬は人との関係をつくる。人の側は数人の家族で構成されることが多い。数人の家族と1頭の飼い犬との関係構築はどうあるべきか。人と犬との麗しく、かつ望ましい状態をつくりだすことを犬の仕付け(躾け)という。犬の行動様式はオオカミの行動様式に似ている。良い悪い、あるいは好きか嫌いかではなく、犬の行動様式は序列社会という掟によってできあがっている。犬は人を含めた群れの社会に生きる。オオカミがそうであるように犬は絶えず群れの最上位に位置する欲望を抱いている。犬同士の序列関係を確認する行動の幾つかを先に述べた。人をも犬の群れと考えて序列を形成する。序列が決まり、序列を確認する行動をしながら生きているのが犬である。序列はある行動様式で確認し、序列が定まって変更しがたい状態にあることで犬の心情は平穏になる。犬の心の平穏をつくりだしていくために人は犬に仕付け(躾け)を施す。

 人と暮らす愛おしい犬だからこそ犬の社会の仕来り、あるいは掟を知って、仕来りにしたがった序列確認の行動を繰り返すのが犬の仕付け(躾け)である。口吻を手で握ること、裏返しにして鼠径部(そけいぶ)をなでること、後に回って抱きつくこと、の三つの行動は人による犬への支配の確認である。また犬が人の眼を見詰めても、人は犬を見詰め返さずに眼をそらし無視することが人が上位であることを示す行動である。このようなことを一家の主人だけでなく子どもを含めた家族で行うこと、これが犬の仕付けの基本である。

 生後50日の子犬は居間で離すと活発に動き回り手当たり次第に何でも引っ張り出す。飼い主は犬の母親となって遊んでやる。組んず解れつ、ぐちゃぐちゃとなって遊んでやる。子犬は飼い主の脚を前脚でつかんで腰を振る。これをマウンテンバイクという。序列確認のための支配行動なのである。母犬は知らぬ顔をしてマウンティングをさせるが、ある時点で逆襲にでて子犬をひっくり返して跨がってウーと唸る。そして子犬の口吻をくわえ込む。子犬はキャンキャンと哀れな声で啼く。母犬は本能に従って子犬に犬の社会の掟を伝授しているのだ。人は知識で生きている。動物愛護のことがあり、可愛いと思うあまり赤子をあやす仕草をする。赤ちゃんへの愛の行動が犬の社会ではそのように受け止められない。人が床に座ってソファーに置いた犬の眼を見てあやすことは、犬にとって人が序列の下位行動をしていることであるのだ。仕付けのためにはしてはならない人の行動である。

 生後5カ月あるいは6カ月ころまでの犬が睡眠の状態にあるときに、お腹や身体をプルプルと痙攣させる。何かあったのではないか、大丈夫だろうか、と思う。心配ない、子犬はみなこのようにする。ムツゴロウさんの解釈は次のとおりだ。子犬はさっきまで遊んでいた行動を脳にすり込み、脳がそれを受け止めて、思考方法を形成するときに発生する現象が子犬が寝ているときのプルプルといった身体の痙攣なのだと。いずれにしても全ての子犬が寝ているときに身体をプルプルと痙攣させる。

(誤字、脱字、変換ミスなどを含めて表現に不十分なことがある場合はご判読ください。)





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最終更新日  2020年11月15日 12時44分12秒
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