憧れの作家は人間じゃありませんでした3
憧れの作家は人間じゃありませんでした3【電子書籍】[ 澤村 御影 ] シリーズ3作目にしてやっと登場人物が、瀬名あさひ、御崎禅、林原夏樹ということを覚えた。 林原夏樹は警視庁の異捜の刑事、すなわち人外に関する事件を追うもの。 御崎禅は吸血鬼にして作家。 瀬名あさひはその編集担当者。 そしてあっという間に3まで来たというわけ。 4もあるようだが、まだKindle Unlimitedにはなっていない。 刑事が出るからミステリーかというとそうではない。 ようするに妖怪もの。 その妖怪をこの小説では人外と称する。 人外の登場者もだんだんだんだん増えていくのみだ。 幹は、御崎禅の恋バナ。 御崎禅には愛した女性がいるのだが、それが生まれ変わり死に変わりしているうち時間の位相がずれてきてついには会えなくなってしまったというわけだ。 そこで御崎は自ら人外である吸血鬼になったというわけ。 この3においてはまだその愛人に巡り合っていないことになっているが、私はどうも瀬名あさひが怪しいと見ている。 その瀬名あさひと林原夏樹もいい関係なので、目が離せない。 妖怪は、猫、狸、狐、件などなど…。 このシリーズ果たしてどういう結末を迎えるのか。 それと同時並行の御崎禅の作中小説の展開もまた楽しみである。(11/12記)