中国女子代表の現状を探る 直通WTT大満貫・世界戦から①
東京五輪で日本のメダルの色に影響が大きい?LIU Shiwen 劉詩雯 さん直通WTT大満貫・世界戦第一弾はWSもXDもイマイチの結果も引き続き注視要...東京オリンピックに向けて、中国の各選手の現状を調べていきたいと思います。5月に中国国内で大会が2つ実施されました。その結果を基に、五輪の展望の一つとしていきます。五輪と言えど、男子にはほぼ触れていません...中国女子代表の現状を探る 直通WTT大満貫・世界戦から①では大会第一弾を扱います。専門メディアではなぜか詳しく報じていません。元ネタが一つなのかも知れません。次回投稿の中国女子代表の現状を探る 直通WTT大満貫・世界戦から②では第二弾と総括を投稿します。大会名はいかめしい。直通WTT大満貫・世界戦直通WTT大満貫・世界戦とは、WTTグランドスマッシュと世界選手権の代表選手選考会である。しかし、卓球王国WEBによると、『直通WTT大満貫・世界戦』、表向きは代表選考会だが、実際には五輪代表を鍛える実戦の場だ。とされている。あるかどうかわからないグランドスマッシュと、開催時期があやしい世界選手権の代表選手を今選ぶなんてありえない。そう考えると、五輪に向けての強化試合であるのは明白。後で出てくるが、中国卓球協会CTTAは、いくらでもすぐに選手などを集めて、大会を実施するので、大会を行うのは直近の事に対してと考えるのが普通だと思います。大会概要第一弾 河南省新郷市 5/3-7 MS・WS・XD男女シングルスは総当たりのグループリーグ後、各グループ1位通過選手によるトーナメント、混合ダブルスは参加全ペアによるトーナメントのみで行われる。第二弾 河南省南陽市 5/26-30 MS・WS・MD・WD・XD東京オリンピック団体戦でのダブルスを想定して5ゲームスマッチ河南省新郷市。中国卓球協会の劉国梁会長の出身地で、選考会でありながら中国銀行という巨大銀行を冠スポンサーに持ってきた。河南省では2年連続でITTFワールドツアー・グランドファイナル(昨年はITTFファイナルズ)が行われるなど、中国卓球界の新たな中心になりつつある。選手選考は成績ではなく、各試合の成績によって与えられるポイントの積算で行われる。まず、男女シングルスの獲得ポイント1位の選手は、今年11月にアメリカ・ヒューストンで開催予定の世界選手権個人戦への出場資格を獲得。獲得ポイントの上位5名、U-22(22歳以下)の上位2名、U-18(18歳以下)の最上位選手には、WTTグランドスマッシュへの出場資格が与えられ、混合ダブルスで優勝したペアも、それぞれWTTグランドスマッシュへの出場資格を手にする。若手にもチャンスを与える試合形式となっている。直通WTT大満貫・世界戦 第一弾5/3-7河南省新郷市 MS・WS・XD男女シングルスは総当たりのグループリーグ後、各グループ1位通過選手によるトーナメント混合ダブルスは参加全ペアによるトーナメント■各種目優勝男子シングルス 周啓豪女子シングルス 陳夢混合ダブルス 馬特/劉斐各種目の優勝選手にWTTグランドスマッシュへの出場権が、男女シングルスの優勝者には今年11月にアメリカで開催予定の世界選手権への出場権が与えられた?はず。うーん、相変わらず?優勝するCHENG Meng さん昨夏以降は安定して上昇中、SUN Yingsha さん■対戦結果男子シングルス 第1ステージ▼A組1位 樊振東 3勝0敗2位 鄭培峰 2勝1敗3位 馬特 1勝2敗4位 全開源 0勝3敗▼B組1位 林詩棟 2勝1敗2位 許昕 2勝1敗3位 閻安 1勝2敗4位 牛冠凱 1勝2敗▼C組1位 馬龍 4勝0敗2位 周雨 3勝1敗3位 向鵬 2勝2敗4位 薛飛 1勝3敗5位 侯英超 0勝4敗▼D組1位 方博 3勝1敗2位 林高遠 3勝1敗3位 徐海東 2勝2敗4位 王博 1勝3敗5位 孫正 1勝3敗▼E組1位 梁靖崑 3勝0敗2位 徐瑛彬 2勝1敗3位 袁励岑 1勝2敗4位 曽蓓勛 0勝3敗▼F組1位 王楚欽 2勝1敗2位 劉丁碩 2勝1敗3位 周愷 1勝2敗4位 賽林威 0勝3敗▼G組1位 徐晨皓 4勝0敗2位 梁厳苧 3勝1敗3位 黄友政 2勝2敗4位 厳升 1勝3敗5位 王林堃 0勝4敗▼H組1位 周啓豪 4勝0敗2位 張煜東 2勝2敗3位 孫聞 2勝2敗4位 陳垣宇 1勝3敗5位 于子洋 1勝3敗男子シングルス 第2ステージ▼1回戦樊振東 -11,5,9,-4,5,6 林詩棟王楚欽 6,-12,6,4,6 徐晨皓周啓豪 5,6,6,-4,-9,4 梁靖崑馬龍 9,9,8,-8,7 方博▼準決勝樊振東 7,6,-5,10,-9,8 王楚欽周啓豪 5,11,-9,-8,12,-4,8 馬龍▼3位決定戦馬龍 10,-5,9,9 王楚欽▼決勝周啓豪 -4,8,-3,10,8,9 樊振東女子シングルス 第1ステージ▼A組1位 陳夢 4勝0敗2位 王暁彤 2勝2敗3位 朱思冰 2勝2敗4位 楊蕙菁 2勝2敗5位 郭艶 0勝4敗▼B組1位 孫穎莎 3勝0敗2位 蒯曼 2勝1敗3位 臧小桐 1勝2敗4位 孫芸禎 0勝3敗▼C組1位 王曼昱 4勝0敗2位 石洵瑶 2勝2敗3位 劉瑋珊 2勝2敗4位 覃予萱 1勝3敗5位 斉菲 1勝3敗▼D組1位 朱雨玲 3勝0敗2位 張瑞 2勝1敗3位 李佳燚 1勝2敗4位 呉洋晨 0勝3敗▼E組1位 劉詩雯 4勝0敗2位 顧玉婷 3勝1敗3位 徐奕 1勝3敗4位 郭雨涵 1勝3敗5位 黄頴琦 1勝3敗▼F組1位 王芸迪 3勝0敗2位 銭天一 2勝1敗3位 王暢 1勝2敗4位 陳熠 0勝3敗▼G組1位 陳幸同 4勝0敗2位 孫銘陽 2勝2敗3位 范思琦 2勝2敗4位 張迟 1勝3敗5位 楊屹韵 1勝3敗▼H組1位 劉斐 3勝0敗2位 何卓佳 2勝1敗3位 韓菲兒 1勝2敗4位 劉銘 0勝3敗女子シングルス 第2ステージ▼1回戦陳夢 5,6,1,7 劉斐朱雨玲 9,3,13,8 劉詩雯王芸迪 -9,13,-7,6,9,9 王曼昱孫穎莎 9,8,7,5 陳幸同▼準決勝陳夢 9,9,10,-8,8 朱雨玲孫穎莎 5,-5,7,-10,7,6 王芸迪▼3位決定戦王芸迪 12,7,6 朱雨玲▼決勝陳夢 -10,7,3,-9,7,3 孫穎莎混合ダブルス▼1回戦許昕/劉詩雯 6,2,9,6 于子洋/陳熠周雨/陳幸同 9,5,-6,3,8 周愷/何卓佳林高遠/張瑞 9,-6,5,9,7 鄭培峰/劉瑋珊王楚欽/王曼昱 9,12,-8,6,9 趙釗彦/孫銘陽馬特/劉斐 11,9,4,9 樊振東/銭天一徐晨皓/王芸迪 6,4,3,9 孫聞/蒯曼朱霖峰/朱雨玲 -4,9,7,7,5 周啓豪/顧玉婷梁靖崑/孫穎莎 6,5,5,4 薛飛/石洵瑶▼準々決勝周雨/陳幸同 9,8,-5,-10,14,8 許昕/劉詩雯林高遠/張瑞 -10,5,9,-7,9,6 王楚欽/王曼昱馬特/劉斐 9,7,7,8 徐晨皓/王芸迪梁靖崑/孫穎莎 6,10,8,8 朱霖峰/朱雨玲▼準決勝周雨/陳幸同 4,5,-2,-8,-2,11,11 林高遠/張瑞馬特/劉斐 10,-12,-6,-9,7,6,8 梁靖崑/孫穎莎▼3位決定戦梁靖崑/孫穎莎 9,-5,9,2 林高遠/張瑞▼決勝馬特/劉斐 7,-4,10,-8,9,7 周雨/陳幸同中国女子WR上位選手2021年w22 1 CHEN Meng 陳夢 2 SUN Yingsha 孫穎莎 4 LIU Shiwen 劉詩雯 6 WANG Manyu 王曼昱 5 ZHU Yuling 朱雨玲 7 DING Ning 丁寧 12 CHEN Xingtong 陳幸同 18 WANG Yidi 王芸迪 13 HE Zhuojia 何卓佳 43 QIAN Tianyi 銭天一 37 GU Yuting 顧玉婷 79 LIU Fei 劉斐 82 ZHANG Rui 張瑞 95 FAN Siqi 范思琦 98 LIU Weishan 劉瑋珊104 SUN Mingyang 孫銘陽135 ZHANG Qiang 張薔143 FENG Yalan 馮亜蘭149 MU Zi 木子195 LI Jiayi 李佳燚158 WU Yang 武楊225 LIU Xi 劉曦第一弾の大会で、一番気になったのは、 LIU Shiwen 劉詩雯 さん。昨年最初のドイツOP以降、肩や肘など度重なる故障で、実戦に近づいては離脱する繰り返しでした。今回も結果が出るまで出場かどうか心配でした。特にファンではありませんが、この人が五輪に出るかどうかで随分違います。この大会の第一弾より前に、4月上旬にも、4年に一度あるBIGな中国版国体(国民体育大会)の予選?選考会があり、そこでLIU Shiwen 劉詩雯 さんも出場していて、そこでの評価はまずまずだったみたいです。しかし、本人にとっては大きな意味のある大会ではないので?超久々だし、結果で五輪には直結しないでしょう。リンクだけ。卓球王国全中国運動会予選、劉詩ウェンは復調アピール-団体戦 五輪は、CHEN Meng 陳夢 さんと、SUN Yingsha 孫穎莎 さんは、ほぼ出場が確定的なので。WDもXDも最右翼候補ですが、体調だけが問題でした。その答えが、この大会で占える気がします。結果を言うと、体調はイマイチなようでした。フルで動画は見れていないし、XDは双方が練習ができていないのでしょう。ちょっとまともに受け止めてはいけません。ダブルスがある第二弾を見る必要もあります。団体戦で出るメンバーが必ずエントリーされるでしょうから。卓球王国 LIU Shiwen 劉詩雯 さんの記事団体戦と混合ダブルスでの東京五輪出場が有力視される劉詩ウェンは、準々決勝で朱雨玲にストレート負け。3月下旬の全中国運動会予選では、快調なプレーで右ひじの手術からの復帰戦を飾ったが、今大会の成績は振るわなかった。天才少女と言われた劉詩ウェンも4月で30歳。速さだけで勝負するのは厳しくなっているが、まだまだ元気なプレーを見せてほしい。DING Ning さんもそうですが、目標の試合に仕上げてきましたので。次の第二弾も注目です。WSは、全くのランキングに近い結果でした。上位二人が、危なげない試合を続けました。実際、この第一弾直後の5/16に五輪代表が発表され、CHEN Meng 陳夢 SUN Yingsha 孫穎莎LIU Shiwen 劉詩雯が選出されました。XDは、五輪XD出場が予想される許昕/劉詩雯のXIU & LIUペアがQFで周雨/陳幸同に負けました。それ以外のペアは、WTで出場していないペが試されたコンビで出場した感があります。そしてSF以降は周雨/陳幸同 4-1 林高遠/張瑞馬特/劉斐 4-2 梁靖崑/孫穎莎▼3位決定戦梁靖崑/孫穎莎 4-1 林高遠/張瑞▼決勝馬特/劉斐 4-2 周雨/陳幸同とあまり五輪とは関係ない気がします。それも劉詩雯さん次第ですが。しかし、驚いたのは5月の大会は、WTTもなくなったし、まあ開催されてもそうだろうなとは思いますが、五輪までに更に大会を実施するらしいということ。中国卓球代表選手は、メダルが取れる可能性がある選手は、まるで軍属。昨年のコロナ禍初期に、中国では年初から、一部地域で感染拡大していた。1月末のドイツOPから3月上旬のカタールOPまで自国に帰らず、スタッフ含めて選手団全員で行動を共にし、カタールやシンガポールなど転々とし、感染回避し、有無を言わさず?拘束し続けた。これを人権無視だとは言わないが、選手たちスタッフは、本音でどう思っているのか。費用も莫大だし、大集団を思うように動かせる力は恐ろしいほどスゴイ。きっと選手たちは好待遇されてているのだろう.....逆に良い風に捉えれば、国から認められ、国家を真に代表するスポーツ選手に選ばれることを誇りに思い、成果を達成した時には、それに見合う報奨褒章的表彰や評価を受ける。国民から尊敬を集め、どの場でももてはやされる。そういう報道も何度か見た。まあ期待に応えられない時は非難を受けるかも知れないが...そちらの報度は見たことはない。いずれにしろ、日本人的感覚の代表戦とは少し違う。中国の代表選手の場合、強いスポーツ協議の選手は、国威発揚的要素を強く求められ、中国の矜持をも必要とされる場合がある。と中国の報道を見ました。日本代表選手も、「日の丸」を背負うからには、日本人らしい言動や戦いぶりを意識は常にしているだろうとは思います。しかし、JTTAからの指示には従うが、政府や行政からの指導はない。あるとしたら、大舞台で活躍した時の褒章や、ふるさと大使などの名誉的臨時職位に指名されるぐらいで、しかも軽い政治的思惑な時があるが、中国や北朝鮮やロシアや軍事国家ほどではない...どうやら、DING Ning さんが引退するようです。何かの中国発のNEWSで見たので、詳しい記事は今後探してみますが、あちこちでこの話題が見受けられます。たしか北京の大学院に行くそうです。勉学?就職?先生?ずっと中国を引っ張り、三大大会WS全て金メダルの大満貫を達成し、元祖?大魔王の称号をもつDING Ningさん。もっと、それこそ丁寧な扱いを受けるべきでしょう。何か成績や私生活で問題があったわけでもなく、世代交代や五輪に届かなかっただけで、もっと「卒業」をお祝いすべきでしょう。五輪終わったら何かイベントがあるのかも知れませんが。日本人的感覚なら、引退試合や感謝の夕べ的な表彰&送り出し会をしてあげてほしい気がします。日本卓球会も花束の一つぐらい送ってもよいのでは。この人が居たから、倒してやろうとか、あこがれを持ち、訓練を積んだ日本人は10人や20人ではないはず。指導者になるかどうかなどの記事を見つけて、また投稿します。「丁寧の壁は厚くて高かった」ご苦労さまでした。正月明けにメモしておこうと思い、忘れてました。浜本由惟さんが、2021年最初のWR以降、JPNになっています。2020年最終WRまではここ何年かAUTでした。まあ、あまり興味がなかったし、美誠ちゃんとは対戦しなかったので注視していませんでした。今年からWTTが絡んでいますので、所属協会が日本に変更になったかどうかは怪しいと思います。一事が万事、不味い、遅い、風見鶏のWTTなので。以前も指摘しましたが、重要なデータをITTFからうまく引き継いでないので、ハチャメチャなことになっています。おそらく、日本人なので機械的にJPNにしたのではないかと。2020/12 WR2021-w1まあ、細かいことですが、せっかく姓名の表示が統一されたのに、WTTになってまた国によって表示がばらばらになりました。姓名は国の事情や、宗教的理由などがあり、全てスッキリわかりやすいという訳ではありませんが、日本人的感覚でいうと、ITO Mima が正しく、Mima ITO か Mima Ito が旧表記でしょう。ITTFがほぼ全ての選手に、姓は大文字で先に表記し、名は先頭文字だけ大文字で後は小文字。この表記はおそらく世界的な会議か何かで決まった事だと思われます。世界一特異な言語表記で、英語や標準的言語に全く感心が薄く、理解を示していない印象がある日本で、文科省から官邸まで、姓名の外国語表記では順序と大文字小文字の指定をする通達がありました。(文書確認済み)去年と今年で違う選手かのようです。上記の浜本さんを見ても、姓名の順序が去年と今年では、逆になっています。まあ、昭和中期生まれのオヤジには、音(オン)的には、ミマ・イトウの方が外国語感出ますが。直通WTT大満貫・世界戦第一弾 5/3-7直通WTT大満貫・世界戦の記事リンク卓球王国男子『直通WTT大満貫・世界戦』を制した周啓豪「120%のプレーができた」女子『直通WTT大満貫・世界戦』遅咲きの大器、陳夢が止まらないRallys周启豪、世界ランク1位下しV 女子は陳夢が優勝<卓球 直通WTT大満貫・世界選手権>卓球レポート2021直通WTT大満貫·世界選手権大会(新郷大会)の結果