風化 1.17と礼儀マナー作法道徳
風化はある程度仕方ないしかし伝えていかねばならぬ事もある。1.17阪神淡路大震災卓球の試合でのマナー今回の全日本卓球選手権の会場・丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)から5キロ程先に、高速道路が倒れた現場がある。ポーズでも良い。何もお金かけなくても良い、黙祷だけしてほしい。地域に根ざした幅広い年代の人ができる卓球は、1.17をわすれない、と。代表ユニフォームに「3.11wasurenai」との印字あった。会場のすぐ近くでの大災害に対して、黙祷ぐらいしてほしい。地域的に忘れてはいけない、言い伝えていかなくてはならない事がある。1995年1月17日の大地震だ。関西のテレビでも、年々量も質も落ちてきて、風化しつつあるように思う。森薗政崇さんは1995年生まれだ。(4/5で大地震の約3ヶ月後)7000人近くの人が亡くなって、有形無形多くのものが失われた。去年も同様のツイートをした。天災や悪い事ばかりでなく、良い事も伝えていきたい。卓球は入口が広く、敷居も低いので、老若男女を問わず卓球をプレーしている人が多い。子供の習い事では、必ず「あいさつ」や「感謝」などの概念も習うことが多い。去年、全日本を見て、年齢の低い選手ほど、頭を下げていた。試合前、ゲーム前、審判、相手選手、相手ベンチ、自軍ベンチ。いろんなパターンがあった。例えば我らが美誠ちゃん。握手はする、選手にはタッチに近い。きっとワールドツアーのクセだろう。ITTF女子の試合では選手と握手はほぼしない。男子は力強く握手し、抱き合い健闘を称える人もいるが。アウトドアのピッチやグランドに入ってきた時に深く礼をする競技も多い。サッカーやラグビーや野球。バドミントンはあまり見ないが、奥原希望さんは長い時間「感謝のつぶやき」をしている。卓球はどうだろうか。これは多くの人がしていそうだ。私は全て、細かく丁寧に礼儀を重視して実行してほしいと願ってはいない。コートに入る時に礼をするのか。試合開始前、礼や握手するのか、誰に。握手とハイタッチは違うしロータッチでも違う。ゲーム開始前に誰に礼をするのか。ゲーム終了後はどうなのか。試合終了後はどうするのか。応援してくれた人にはどうなのか。去年、全日本を見ていて、真摯な中高生が、トップクラス選手に対してだけではなく、相手ベンチや自軍ベンチ、主審副審、普段励行している礼儀やマナーをきちんと緊張の場でも実践していた。相手選手はその間待っている。自分は何もせずに待つか体を動かしてやり過ごす。非難しているのではない。幼い頃は「よろしくおねがいします」と声を出しているはずだが、今では控えめに聞こえない程度に呪文を唱えるが如く声を出す選手もいる。クラブ活動や卓球教室で教わった、せっかくの良き伝統や素晴らしき日本の文化が台無しである。ほとんどの世界トップクラスの選手でも、一度はマナーを教わったはずだ。ちなみに昨年のWDみまひなペア。相手ペアがゲーム前に世界選手権銀メダルのみまひなペアに対して、頭を下げていた。更に、主審、副審、後ろにいるベンチの自軍ベンチ又は相手側ベンチ美誠ちゃんはストレチッチ。ひなちゃんは5センチぐらい相手にだけ頭を動かしていた。まあ、コートに入る時も、試合前の握手や礼は、みまひなペアもしていた。で、私は結局、何が言いたいか。ちゃんとやっている人が、ちょっと気まずい時間を過ごすのは、見ている人も嫌なので、どの場面でどういうマナーをすればよいのか、今一度JTTAがガイドライン作って、全会員に行き渡らせてほしい。各方面に、文書通達だけでもだいぶん違うはず。それを元に教室やクラブだけでなく、学校・社会人・Tリーグなど団体にも統一して実践するようにしてほしい。ちなみに、今まで通り、という指導もありかもしれない。マナーや礼儀は強制するものではないし、なじまない。私だけか、そんな細かい事を気にしているのは。ちなみに、無闇に伝統を守れというのではありません。私はどちらかと言えば、改革派です。しかし、古臭くても、時代に合わなくても良いものは良い、と考える質です。でも、50年以上前に、卓球ニッポンが世界を席巻していた頃は、きっと、恭しくお辞儀をし、優しく堅く握手をしていたと想像します。マナーが良いのと強いのは別ですが、これも失ってほしくないものです。決して、この文化は風化させてはなりません。せっかく幼少期に習得したのに大人になって出来ないのはもったいないですね。一番良いのは、トップクラスの選手が手本になることです。きっとバドミントンは奥原さんのように深くお辞儀する人が増えたと思います。卓球もプレイは真似できなくても、マナーは一流っぽくなれます。特に気になるのは、テンション高い試合後。まあ、今は非接触ですが。それに風化と言えるほど、ひどくはないが、これが風化につながるのではと心配する。end