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2017.08.21
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カテゴリ:国内ミステリ
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中高生の頃に読んだ漫画「スパイラル~推理の絆~」の原作者。
そっちが先かと思ったら、小説が先でこれがデビュー作なのね。
「スパイラル」や「ヴァンパイア十字界」を読んだ身として実にこの人らしい内容、文体だと思ってたら、これから経歴が始まっていたらしい。
名探偵を描いた二部構成の佳作である。

一部では猟奇殺人事件を扱い、至極真っ当なミステリとして書かれている。
真相は全く予想出来ず、素晴らしい。
見事な反転。

二部はうって変わって、名探偵が名探偵である事の苦悩が描かれる。
新しく事件が起き、何故最も効果のある毒薬を最も下手に使用したのかという謎はとても魅力的だ。
真相というか動機は深い感動を呼ぶものだが、幾つかの前例があり、かなり早い段階で二つの傑作短編が頭に浮かんだ。
名探偵の描き方や高い物語性によって満足の読後感なのだが、本当に早い段階で大筋が読めたので衝撃はなかった。
全てを看破した訳ではないが、やはりミステリでは騙されたい。

城平京、素晴らしい作家だが寡作なのがちと不満。





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最終更新日  2018.07.26 04:40:50
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