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カテゴリ:青崎有吾
「早朝始発の殺風景」 ガラガラの始発電車に偶然乗り合わせた二人。 お互いが何故こんな時間に乗っているのかを推理する。 「メロンソーダ・ファクトリー」 ファミレスで学園祭のクラスTシャツのデザイン会議をする女子高生三人。 A案とB案どちらにするかという評決に於いて、明らかに優れたB案に二票入るが、一人だけが面白味の無いA案に票を投じる。 ミステリにはよく見られる定番の仕掛けだが、手掛かりが丁寧に描かれていて好印象だ。 「夢の国には観覧車がない」 後輩と二人っきりの観覧車。 偶然性に頼り過ぎてはいるが、論理が楽しめる話である。 「捨て猫と兄妹喧嘩」 これは読めすぎた。 兄の方も、妹の方も。 どう考えても他に無い結末。 「三月四日、午後二時半の密室」 面白い目の付け所だと思う。 現代を巧く活かした仕掛け。 ベストは手掛かりの示し方の優れていた「メロンソーダ・ファクトリー」か。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.26 05:22:16
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