カテゴリ:花
ブログ更新ながらくサボってしまいましたが、元気にして居ります。
何と言って記事ネタもないので、「群れ咲く」をテーマに銀輪散歩で見かけた花をご紹介することとします。 ![]() (シロツメクサ)<参考>シロツメクサ・Wikipedia 小さな花を接写して大きいサイズの画像で見るのも面白いが、このように群生している様を少し離れた距離から俯瞰すると、それが一つの景色となり、いいものである。 江戸時代にオランダから長崎に輸入されたガラス器を衝撃から保護するための緩衝材として使用されたことから、「詰草」という言葉が生まれ、白い花を咲かせることから「白詰草」と呼ばれるようになったとのこと。 別名は、クローバー、オランダゲンゲ、シロツメグサ、シロクローバー、シロレンゲ、ホワイトクローバー、ツメクサなど色々。 そんな群れの中に一つ、二つ赤い花を咲かせているものがあった。 ![]() (タチオランダゲンゲ) <参考>タチオランダゲンゲ・ムラサキツメクサ・シロツメクサ よく目にするアカツメクサ(ムラサキツメクサ)とは、花の形やサイズが異なるので、何かとネットで調べると「タチオランダゲンゲ」という名の花に行き着いたのだが、よくは分からない。 ![]() (コメツブウマゴヤシ)<参考>コメツブウマゴヤシ・Wikipedia コメツブツメクサかもしれないが、コメツブウマゴヤシはコメツブツメクサよりもひと回りサイズが大きいとのことなので、取り敢えずコメツブウマゴヤシということにして置きました。 両者の区別が今のところヤカモチには曖昧であります。 さらに、両者以外にクスダマツメクサなどというのもあって、益々ややこしいのであります。 ![]() (シロバナマンテマ)<参考>マンテマ・Wikipedia マンテマがこのように群生しているのを見るのは初めて。 これは、シロバナマンテマという種類。 薄紅色のものと白色のものとがあるが、それらをひっくるめてシロバナマンテマと呼ぶようです。 ![]() (同上) ![]() (同上) 普通のマンテマはコチラです。 ![]() (マンテマ) マンテマは花ビラの形が丸みを帯びた幅広な形であるのに対してシロバナマンテマは細長い形をしています。花の色も白い縁取りがあって中央部分が赤色と見た目が全く異なるので一目瞭然、見間違うことはありません。 次は、チガヤ。 万葉集では浅茅(あさぢ)、茅花(ちばな、つばな)などとして登場する。 開花前の若い花穂はチバナ、ツバナといい、噛むと甘味があり、昔は子どもがよく食べたとのこと。 ![]() (チガヤ) ![]() (同上) こんなに穂が育ってしまうと賞味期限切れという奴で食べることはできないが、大伴家持と紀女郎との相聞の戯れ歌が思い出される。 戯奴がため わが手もすまに 春の野に 抜ける茅花そ 食して肥えませ (紀女郎 万葉集巻8-1460) <お前のために、私の手も惜しまず春の野で抜いた茅花ですよ。召し上がってお太りなさいな。> わが君に 戯奴は恋ふらし 賜りたる 茅花を喫めど いや痩せに痩す ![]() (同上)<参考>チガヤ・Wikipedia アト1ヶ月もすれば、これらの穂が銀色に輝くことになるのではないかと思うが、浅茅ヶ原が一番美しいのはその時期だろう。 ![]() (同上) 次は、ニワゼキショウの群れ。 ![]() (ニワゼキショウ)<参考>ニワゼキショウ・Wikipedia 葉がセキショウ(石菖)に似ていることから庭石菖という名で呼ばれるようになったとのことであるが、セキショウも葉がショウブ(菖蒲)に似ていることから石菖と呼ばれたのであるから、名前の上では、ニワゼキショウはショウブの孫ということになる。 あやめ草の 孫にしあれば 庭石菖 咲きて来鳴くや 今ほととぎす (菖家持) そして、庭つながりで、次はニワホコリです。 ![]() (ニワホコリ)ニワホコリ・Wikipedia カゼクサとニワホコリの違いはその背丈にあるかと思うので、これはニワホコリだろうと判断しました。 まあ、ホコリっぽい雰囲気をかもしているというのがその理由であるという素人判断ですから、その正確性については保証の限りではありません。 ![]() (同上) ![]() (同上) もう少し、群れ咲く景色の銀輪散歩を続けますが、本日はここまでとします。(つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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シロツメグサの歴史面白いですね。
いいね完了です。 (2024.05.25 23:16:06)
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