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2011.05.30
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2011.5.29付け 産経新聞より抜粋 ↓
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110528/myg11052822370004-n1.htm

「津波ごっこ」が流行 衝撃克服のため
東日本大震災の巨大津波に襲われた宮城県の沿岸地域の園児たちが、津波や地震の「ごっこ遊び」に興じている。「津波がきた」「地震がきた」の合図で子供たちが一斉に机や椅子に上ったり、机の下に隠れる。また、子供には不釣り合いな「支援物資」「仮設住宅」といった言葉も聞かれるという。「将来役立つ」「不謹慎だ」と評価は分かれそうだが、児童心理の専門家によると、子供たちが地震と津波の衝撃を遊びを通じて克服しようと格闘しているのだという。
 「徐々に回数は減ってきましたが、震災直後は『津波がきた。逃げろ』と叫ぶとみんなが一斉に少しでも高い椅子や机に上がる津波ごっこ、『地震だ』と叫ぶと机の下に競って潜り込む地震ごっこを子供たちはやっていましたね」
 仙台平野の南端、福島県境に接する宮城県山元町の北保育所の三門(みかど)弘子所長は、そう話す。同町は大震災で巨大津波が押し寄せ、死者・行方不明者が700人を超える甚大な被害が出た。水田のほぼすべてが冠水、特産のイチゴ産地も壊滅状態に陥っている。
 県内の太平洋沿岸地域を所管する県の中央と東部の児童相談所は、震災後に保育所などに聞き取り調査をして子供たちの心のケアに努めている。両事務所にも、津波の合図でジャングルジムを登ったり、砂場に勢いよく流した水を津波に見立てる津波ごっこの報告があがっているという。
今回の大震災に限らず、平成5年の北海道南西沖地震で大きな津波被害を受けた奥尻島でも、津波ごっこが子供たちの間で流行したという。臨床心理士でもある藤森和美武蔵野大教授は「子供たちがレスキュー隊員役と遺体役に分かれる形の津波ごっこで、当時は物議を醸した」と振り返る。
 藤森教授は阪神大震災や新潟県中越地震で被災した子供たちを支援するため、夫の藤森立男横浜国大教授(産業・社会・災害心理学)とともに、災害を体験した子供たちのトラウマ、急性ストレス反応、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に関するハンドブックをまとめた経験から、「基本的にはアポロ11号の月面着陸という大きなインパクトを受けて月面ごっこがはやったのと同じ。災害を体験した子供たちは遊びを通して不安や怖さを表現し、心の中で克服しようとしている」と指摘する。
 このため、被災地ではごっこ遊びを禁止せずに見守る対応がとられている。子供たちが不安や恐怖を克服すれば、時間とともにこの種の遊びは自然に消失していくとみられるからだ。
 同時に、大人が頻繁に口にする支援物資や仮設住宅の聞きかじりで、「これ物資?」「仮設に入るの」など子供には不釣り合いな言葉もよく聞かれるという。
 藤森教授は「子供たちは震災後に背伸びをしたり、よい子を装ったりしているケースがある。子供たちの気持ちを安定させるには、身近な大人が安定していることが大切」と話している。(石田征(まさ)広(ひろ))

(抜粋終了)
 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

また、内戦の続くリビアでは「戦争ごっこ」を子ども達はしている。
2011.5.30付け SANKEI EXより抜粋 ↓
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/509561/
「戦争ごっこ」心はどう育つ リビア内戦 子供への影響懸念

~さらにオマールさんを悩ませるのが、子供たちが1日中戦争ごっこをして遊んでいるということ。偽物の武器を使って撃ち合うまねをして、撃ち殺されたふりもする。
 「こんなことは以前にはなかった。今までは楽しい遊びをしていたのに、今は戦争のメンタリティーを持ってしまっている。こんな遊びをするのを見れば、子供たちの将来が心配になる」と嘆いた。
 ■「はけ口」「憎しみ」
 当然の悩みのように思えるが、米アリゾナ州立大学のロバート・ストローム教授(教育心理学)は戦争ごっこを考察した論文の中で「戦争ごっこは、怒りや恐怖といったマイナスの感情を気兼ねなく吐き出せる機会を子供たちに作ってくれる。暴力を助長するというのは誤った解釈だ」と述べている。
 だが、実際に内戦の渦中にある現地の専門家の見方は異なる。リビアの精神分析医、アマル・サレハ氏はロイター通信に「自分たちが子供のころ、テレビで戦争を見たことはあったが、生活の中にはなかった。遠い存在と感じられていたものが、身近に起こるとそれだけ大きな影響を与える。それは『負の影響』で、子供たちは他人を憎むように育ってしまう」と指摘している。
 子供たちは、戦争をごっこ遊びに落とし込むことで、自分たちの力ではどうにもならない状況をコントロールする側に回ろうとしているのかもしれない。だが、行動の動機は精神的傷を負ったことにあるのは確かだ。傷を癒やし、精神的復興を図るプロセスを大人たちはないがしろにしてはならない。

(抜粋終了)
 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

上記の二つの記事に共通したことは、子どもが抱えきれないくらい大きなストレスを受けているという事です。

そして、そういう巨大なストレスを遊びや笑いに”変換”する能力が人にはあるのだという事を私は感じます。

現象は同じでもそれをどう感じるかはその人の心に寄るのです。

ごっこ遊びをしていた子ども達が、遅くとも来年には「そんな遊びをしていたかなぁ」と言える復興をしたいです。


横尾けいすけ Yokoo Keisuke
mail to keisuke450@gmail.com





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最終更新日  2011.05.30 08:42:34
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おはようございます!!   米森真一 さん
子どものやっていることが真実なんだと思いますよ

それを大人がどう受け止めるのかだと感じました

すべてに意味があるとしたらそれを気づくように

子どもがメッセージを放っているんでしょうね

子どもには嘘がないだけにその力は偉大ですからね (2011.05.30 11:30:42)

Re:米森先生へ   横尾 けいすけ さん
仰るとおりです。
それだけ元気に遊んでいるのだと喜びたいですね。
(2011.05.31 07:25:48)

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