195.本屋図鑑 だから書店員はやめられない! [ いまがわゆい ]
本のタイトル・作者コミックエッセイ 本屋図鑑 だから書店員はやめられない! [ いまがわゆい ]本の目次・あらすじ8時半 開店前 出勤時間は開店の1時間半前!?-書店員の朝は早い10時 開店 戦いの幕開けーご年配客VS書店員11時 お待ちのお客様こちらのレジへどうぞ!-配架したいのにレジにいる13時 本当の勝負はこれからだー午後から本気出す14時 ナイスタイミングorバッドタイミング?-営業さん来店のタイミング15時 補充品入荷ー棚に限界があるのはご存知か?16時 レジはスピード命です!-学校、お仕事帰りの皆様お疲れ様です16時45分 本の疲れは本で取らなきゃ!-目指せ!夢の定時退社感想2022年195冊目★★★事務職として社会人をしていた著者は、いつも「モヤッ」と言葉に出来ない寂しさを感じていた。会社を退職し、デザインの職業訓練に通い、好きなことを仕事にしようとする。そこで書店員に。前の会社が閉店し、現在は2社め。岡山県岡山市で働くリアル書店員の1日を描いた4コマ形式のコミックエッセイ。書店員さんって忙しいんだな~とこの本を読んで思った。問い合わせ対応が大変。そして品出しまでの道のりも大変…。私は本が好きだけど、書店員は向いてないかも…。「教えて!!ちえぶくろう」のページでは、書店コラムでこれまで知らなかった書店のシステムの裏側を知ることが出来て面白かった。ムック本が「Magazine+Book」の間をとっているから「Mook」だとか。雑誌には裏に「L(Limit)」という店頭へ置く期限が掲載されていて、ムック本には無いんだそうだ。出版社と取次さんの仕組みとか(私は『世界一初恋』でしかここらへん知らないからな~)も興味深い。本屋の本は「委託販売」なんだね~。仕入れてるわけじゃない。そして衝撃的だったのが売り上げの内訳。本体価格1,000円の書籍は、製造原価 300円間接原価 200円出版社利益 200円取次 80円書店 220円いや…これ考えたら本ってめっちゃ安いよな…?そして一方で電子書籍ってもっと安く出来ないのかな…?素朴な絵柄で読みやすく、書店員の1日を疑似体験できるような内容の一冊。書籍販売の豆知識も身に着いて、書店好きにはおすすめです。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓