つなげ“希”動力－袖番号96、伊東勉のページ楽天版（更新停止。書庫ログ）

◆【聞きあきたデマづくし－】
（１）『共産党が政権を掌握した後は「血の粛清、大弾圧」が起きる！』⇒ポル・ポト派じゃないんだ。誰がそんな野蛮なことするか。
（２）『政治犯収容所に逆らう者片っ端から投獄・拷問・処刑するだろう！』⇒社会が壊れらぁ。（１）と併せてやる方がバカ。

（３）「アメリカでは共産党は非合法」。
　アメリカでも共産党、普通に存在していますが。規模が小さいから目立たないだけで。
　それだけでも納得いかんのに「アメリカでは非合法だ！日本でも非合法にしよう」ですか。発言自体は止めやしないけど、人に死ね（この場合団体としての）と言うからには、相応の理由と覚悟がほしいですね。
　普段気軽に語っている「死ね」という言葉にはそんだけの重みがあるんですよ。

（４）『戦争反対叫ぶ連中は戦争を知らない連中。80代以上は戦争を知ってるがそれ以下は聞いただけの人が多い。知識だけの絵空事。知らないから平気で喚ける！』
　⇒それは賛成派もそう言えませんか。聞いた経験どう消化し生かすかは各々に課された宿題。少なくともこれで戦争肯定には結びつけられません。一方でいまの情勢云々抜きに「～は焦土化しろ」とか「～民族は殺し合えばいい」とかいう輩には、それが例え「一般庶民」だったり「素朴な感情」だったとしても軽蔑しか覚えない。もっと言えばそういう行為が狭量かつ侵略・排外的な政策に力を与えてしまう事を知った方がいいかと。

（５）『アメリカの言いなりはやめようと主張するが、アメリカから離れたら支那が日本人を虐殺しにくる』
⇒実際に殺しに来たのだったら追い出しましょう。普段「～が政権についたら」言っている人ほど「殺しに来る」に抵抗しよういう話をしませんよね。
　アメリカのいいなり嫌ならどこにもじゃ！

　実際にどこかの賊が命取りに来るのだったら、正当防衛でそれを跳ね返すのは当然。左派勢力だってそれは否定していない。
　ただ、自分もああは書きましたが、いまの戦争は制空権握って空から攻撃して反撃力を壊してから地上攻めるんでしたっけ。そうなると一市民の反撃は難しいものがありますね…。
　だから軍隊ではなく、だから戦争起こさせない。いまは岩手県と秋田県では戦争しませんわな。その構築を。様々な思惑込めて「戦争状態の方が都合いい」という力学が働き、お互いが感情悪くして…ってのをしてわんないというのも憲法９条の要請でしょう。

　この９条の縛りがなかったら。
　どこかの紛争にアメリカ言いなりに首突込み、戦争の当事者になり、その地域の人から憎まれる元となる。戦争中はともかく、その後の付き合いを困難にしたことでしょう。

　９条なめるな。

　それだけ語ってこの一文を閉じます。