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| 22番目のカテゴリー
カテゴリ:ブログ・ジャーナリズム
このテーマも、どこに書こうか、ちょっと考えてしまった。あえていうなら、「掲示板」の「Web2.0とネット民主主義」が一番ぴったりくるジャンルとなるだろう。しかしながら、まだ、掲示板の使い方を考えておらず、このテーマは、単発となる可能性があるので、あえて「ブログ・ジャーナリズム」カテゴリーに、漠然とした印象を書いておこう。 私は、自分でネット上のフォーラムやコミュニティというものを主催する時もあるし、他に、これは面白い、と思ったフォーラムなどがあったら、積極的に書き込むことにしている。他人の意見を聞くことも楽しいし、自分の意見を言うことも楽しい。そこから、新しい展開があり、人生の展開軸が大きく変わることだってある。 反面、どこにいってもそうだが、常に、ROMといわれる存在がある。読んでいるだけで、なんの反応も示さない人たち。いや読んでいるかどうかすらわからない。昼寝会員、幽霊部員といわれる類だ。いるのかいないのか、判断さえつかない。ある意味、ノンポリといえる。 ネット上で、言うだけ言って、聞くだけ聞くと、そのオブザーバーである、ギャラリーの反応を見たくなってしまうのだが、これがどこまでもROM状態であることがある。これには参る。ギャラリーをせめるより、ああ、自分は場所を読めないやつだなぁ、と見られているのかもなぁ、と反省することが多々ある。 しかし、だ。反面のことを考えてみる。自分はどの場においても、発言しつづけているだろうか、と思うと、実はそうではないのだ。フォーラムやコミュニティに参加していても、全部にアクティブに参加しているわけではない。だから、他のどこかの場においては、実はROMと卑下されているかもしれないのだった。 たとえば、私は、mixi、orkut、Gree、キヌガサ、フレパ、etcのSNSに参加していても、実は、ひとつのSNSに積極的に参加しているだけで、あとは、とりあえず登録している、という状態にとどまっている。こういう状態があるのだから、つまり、ROMはROMとして、誰にでもそうなる原因があるのであり、固定的な人間的な性質、と捕らえることはできないだろう。 べき法則は、べき乗則、べき乗法則、パレートの法則などといわれているが、とりあえず、ここではべき法則と言っておこう。つまり、20%のアリが80%のご馳走を運んでくる、というやつだ。保険代理店を営んでいる自分としては、20%のお客さんが、私の会社の利益の80%を与えてくれている、ということもできる。あるいは、100人参加しているコミュニティの書き込みの80%は、20人によって書かれている、ということもできる。 これは、ある意味、黄金率だといえる。これは、いままでの政治や経済や社会現象のあらゆる分野に当てはめて考えることができる一つの基準であるかもしれない。たとえば、日本の政治を考えれば、国民の20%でしかない自民党支援者層の意見が、政策としての80%に反映されている、と、とらえてみることができるかもしれない。 さて、それでいいのか、このままでいいのか、というところに手をつっこんでみせているのが、ロングテールという考え方や現象である。80%のマジョリティを形成しているROM群は、必ずしも沈黙しているわけではないのである、ただ、その意見なり表現なりが把握されていないだけなのだ、という仮説だ。 少数意見にも十分配慮する、というのが民主主義の原則であったと思うが、数の論理だけを振りかざす悪しき風潮の中では、そのわずかな萌芽もかき消されがちになる。この限りなく続くマイノリティをどのように拾い上げ、数値化していくか、表現していくか、というのがロングテールの試みだ。 それは、Web2.0の時代にあっては、大きな試みとなるだろう。ブログにおいて一億国民総表現時代と評価されている面があるか、はて、それも本当は鵜呑みにはできない。たしかにブログの数は増えているかもしれないが、休眠してしまっているブログも相当数ある。レスをつけても、トラックバックしてもなんの反応もないブログも多くある。実は私のブログもその類である。レスをつけてもらってもなかなか反応を仕方がわからないことがとても多い。 さて、自分は、今このブログでなにをしているのか、ということだが、それはだんだんわかっていくとして、はっきりいうなら、今はまだ発声練習をしているにすぎない、と言える。とにかく、自分のブログの前に来て、とにかくキーボードを叩く練習を繰り返している、といっていいと思う。 そして、たまにある反応の様子をみながら、さてこれから、どのように足を出していけばいいのか、おそるおそる一歩一歩、歩きだそうとしている、と言っていいと思う。コンセプトもタイトルも技術的な裏付けも、目的もまだまだ、練れていない。とにかく、今はブログという機能ありきだ。 しかし、もし、この機能をうまく有効に使いきれていくとするならば、それはすばらしいツールになるはずだという思いに引きづられて、きょうも、まずは指の練習をしているところである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.29 14:12:20
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