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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2007.06.16
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カテゴリ:チェロキー

「じつは自然は気前がいい」 
ジェームズ・A.スワン /ロベルタ・A.スワン 1997/12 フォレスト出版 原書 Bound to the Earth 1994

 ジェームズ・スワンの著作が現在、私の手元には3冊あるのだが、他の2冊は私の蔵書で、この本だけ図書館から借りてきた。そろそろ返却の時期なので、発行時期は一番最後なのだが、この本から書いておく。というか、3冊の中では、この本が一番読みやすい。

 本書が1990年代の始めにアメリカで出版されて以来、私たちは”土地の霊魂--古代の知恵の今日性"という名前の5年にわたるシリーズのシンポジウムを開いてきました。そのなかに、1991年に日本の仙台市で開催されたものがあります。このプログラムでは350名の講演者と1万人の参加者を得ましたが、その目的は土地にはそれぞれ独特の特性、霊性、パワーあるいは性質があるという古代の知恵の今日的意義を理解しようというものでした。これらのプログラムには、世界中の土着の文化の代表者たちだけではなく、建築家、デザイナー、設計者、科学者や学者など大勢の方が参加していましたが、土地の”霊魂”に従ってデザインすることは、人間の健康と創造性にとって根本的に大事であることが明らかにされたと思います。これらのプログラムの成果に留意して、持続可能な社会をデザインするには、デザイナーの心が自然と調和しているというところから始めなければならないと私たちは申し上げたいのです。私たちは木がやっているのと同じように考えなければならないのです。p250

 ここで、土地の霊魂、と翻訳されているが、1991年のシンポジウム時点では、このような日本語が流されたことはない。一貫して
「Spirit of Place」だった。日本人の私たちにとって、Placeという言葉はある意味、どうでも良かった。お目当てはSpiritであっただろう。だから、人々を動かしたのはSpiritあるいはスピリットであって、霊魂ではなかった。まぁしかし、1997年になって翻訳する段階でそうなってしまうのはしかたないかもしれない。日本語として対応していたのは環境心理学(Environmental Psychology)だった。

 
ジェームズ・A・スワンのホームページは、きょうあらためて初めて見た彼の著作はそう多くはなく、日本語訳もなかなか大事にされている。

 スワンは、当然、シンポジウムの主宰者として参加していたのだが、カーボーイハットをかぶって、ギターを弾くというようなカッコイイスタイルの男だが、決してでしゃばらない誠実な人物だった。目を見て話す、日本語にもよく耳をかたむけていて、通訳の翻訳の前に、その音調を聞き取っているかのようだった。

 副題である、DESINING FOR SUSTAINABLE COMMUNITIES BASED ON NATURE WISDOMとはどう翻訳するのだろうか、自然の知恵に根ざした持続可能な社会のデザイン、とでも訳すのだろうか。この本にざっくり目を通して、ぱっと感じるところは、派手さがない、ということである。誇張がない。山盛りサービスもなければ、ワゴンサービスもない。ただただ、ひとつひとつの具体的な取り組みを紹介し続ける。この淡々とした、ある意味素朴な姿勢が、なにかのプラットホームを提供しているような感じに見える。

 つまり、ウィキペディアやGoogleなどが、ひとつのプラットホームだけを提供して、あとは、ご自由にお使いください、と開放しているような、そんな自由性がスワンが作り出す世界にはある。だからこそ、私たちは、あれほど、自分達のイメージを次から次へと盛り込み続けることができたのではないか。「350名の講演者と1万人の参加者」と表現される時、そこには、なにか「集合知」にむけての知られざる知恵が隠されているような感じがするのである。

 狩猟採集民にとっては移動と旅はただ食物を見つけるためだけではなかった。数多くの狩猟採集民のグループはまた、聖地を訪れれるために長い旅をした。オーストリアのアポロジニーはいまでも聖地である洞窟、山、そして泉などを訪れるために”放浪”の旅に出る。アメリカ先住民も同様に、サウスダコタ州のブラックヒルズにあるベアビュートやシャスタ山のような聖地への旅をする。彼らは自分のなかの霊的な呼びかけに駆り立てられてこうした場所を訪れるのだが、その旅は部族社会をひとつにまとめて安定させた。p152

 サウスダコタ州のベアビュートは、平原の先住民にとって重要な整地である。何世紀にもわたって彼らはこの地と訪ね、ヴィジョンを授かることを願って祈り、断食をする。カリフォルニア州北部にあるシャスタ山はこの地方に住むすべての部族にとっての聖地である。p153





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Last updated  2009.02.11 11:52:39
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