「地球維新」vol.3ナチュラル・アセンション
白峰由鳳・他 2004/07 明窓出版 単行本 173p
Vol.2 No.0135 ★★☆☆☆
とある方からネット上ですすめられて、著者の本を探してみたら、図書館に一冊だけ入っていた。代表作とはいえないのだろうが、目を通してみるだけでも、そのアウトラインがすこし分かってくるだろう。「弘観道」という、「神道と密教と法華経を集合した教えの47代目の継承者・当主」p13、と名乗っておられるが、詳しいことはわからない。その他、名前も含めて、いろいろなプロフィールが書いてあるが、ひとつひとつにこだわりすぎる必要はないであろう。
いつからそうなったのか知らないが、よくヘンプ(大麻)のことを大きく取り上げる本が増えているように思う。この本もその一冊。別段に驚くような内容でもないのだが、なるほど、この方もこう考えているのね、ということはわかる。
あとは、読んだ読者の感性に大きく作用されるような内容なので、関心のある向きは読んでみるのもいいかもしれない。私は深く突っ込まなくてもよい感じがする。タイトルや見出しより受ける印象よりは「まとも」な本だが、小説やコミック本としてなら、簡単に読みこなせるだろう。でも、この本から「リアリティ」的要素を抜いて、「たとえ話」の一種としてしまった場合、小説やコミック本のほうがはるかに面白いと感じる人もいるだろう。