混ぜるなキケン!

　「変身忍者 嵐」のヒロインはカスミ（演：林寛子）である。

　先月の「ピンスポ」は南城竜也だったのだが、そのインタビューで驚いたのが、「林寛子はクランクインが小六で、放送後に中一になった」と言う部分。

　...そんなに若かったのか。

　個人的には、「仮面ライダー」#24（1971年）＝中学生、「嵐」（1972年）＝高校生、ぐらいの印象だったのだが。

　（斉藤浩子の時と同じく、かなり間違えている。ちなみに斉藤が#2に、島田淳子（浅野真弓）が#6にゲスト出演している。魔女先生は#8。体操のお兄さんとかマスオさんとか、ゲストにニヤリとする回も）

　で、あのコスチュームは、どうなのだろう?

　見た事の無い人は、「機動戦士ガンダム」のフラウ・ボゥのスカートを想像して欲しい。あの丈は反則なのでは無かろうか?

　それと、なぜ、カスミ役は林寛子に なったのだろう?

　（人選的な部分では無く、年齢的な問題）

　当時の変身ヒーロー番組は、ヒーロー、ヒロイン、子役（≒男児）、老け役（おやっさん）がセットになった構成になっているものが基本と思える。

　セットの中には、全く血縁の無い「仮面ライダー」と言う例もあるが、逆にヒロインと子役が肉親（姉弟）で固められているケースもある。

　一例を挙げると、

「帰ってきたウルトラマン」（1971年～72年）

　...坂田アキ（20代? 榊原るみ、1951年～）、次郎（小学生。川口英樹、1961年～）。

「変身忍者嵐」（72年～73年）

　...カスミ（林寛子、1959年～）、ツムジ（松葉寛祐、?歳）。

「人造人間キカイダー」（72年～73年）

　...ミツコ（20代? 水の江じゅん、1950年～）、マサル（神谷政浩、1963年～）。

「ウルトラマンA」（72年～73年）

　...梅津香代子（20代? 宮野リエ、?歳）、梅津ダン（梅津昭典、1963年～）。

「仮面ライダーV3」（73年～74年）

　...珠純子（20代? 小野ひずる、1955年～）、シゲル（小学生? 川口英樹）。

「ウルトラマンタロウ」（73年～74年）

　...白鳥さおり（20代? あさかまゆみ、1955年～。小野恵子、?歳）、健一（小学生? 斎藤信也、?歳）。

　（設定年齢は推測。姉キャラは、制服で通学をしている様子が無い印象なので、19歳以上と思われる）

　どう見ても、カスミだけ若い、俳優が（純子、初代さおり も若いが）。

　ミニスカートは当時の流行のようなので、それに関しては どうこう言う気は無いが、中学生には...。

　アングルは、いわゆる「パ●チラ」を避ける状態のものが多いが、逆に前転させているシーンが あったり、抱えられた時に水色のパンツ（アンスコ?）が見えているものも ある。

　林寛子はアイドルになり、水着も披露しているので、カスミのコスも「織り込み済み」と思えるが...。

【追記】

　「ウルトラマンメビウス」で林寛子がクゼ・テッペイの母親役で出た時、「嵐」の事はスッカリ忘れていたが...かつての商売敵の重要キャストに納まるとは...これが歴史と言うものか?

【蛇足】

　「髪の長いは7難 隠す」は正しかった＞カスミ。