|
カテゴリ:医学書・医療分野の本
・消化器外科医である著者が、人の解剖や整理、病理、はたまた医学の歴史までのうんちくを数ページごとの章立てで語る本。ワシも40年近く医者という仕事をしているのでさすがにというかそれほどは「へぇ~」というトリビアなそんなにはなかったけどそれなりに、ないこともなかった(かな?)。2-3章はわりに面白かった。
◆第1章「人体はよくできている」えーっ思ったいくつかの紹介 〇P5「個体のみを体内に残し、気体だけを排出する」という芸当もできる。恐ろしく緻密なしくみである。 〇P33盲点の実験 ・本当だ!盲点を実感できたのは初めての経験 〇P92とてつもない肛門の機能 ・確かに実弾と空砲を識別する機能は凄いと改めて認識。ただし、たまに失敗するけどね ◆第2章「人はなぜ病気になるのか?」 ◆第3章「大発見の医学歴史」 ・この2章は結構面白かった。 〇顕微鏡が明らかにした世界 ・18世紀以前はペストなど病気の原因は「瘴気」=「有毒な空気」と考えられていた。顕微鏡の発明によって病原菌が発見されて原因と予防、治療法が明らかになっていく過程は素晴らしいと思うが、何でも細菌が原因だという考え万能論でビタミンB1不足が原因の脚気の病因や治療法の発見が遅れたという事実は興味深かった。ところがさらにまた、顕微鏡では見えなかったウイルスという病原体も発見されて・・・ 〇血液は循環している ・血液が循環しているという概念が近年まで分かっていなかったって信じられない!長い間、ずっと作り続けてどこかに消え去っていると思われていたって?? ◆第4章「あなたの知らない健康の常識」 ◆第5章「教養としての現代医療」 ・これは、自分にとってはまあおまけかな?
訪問ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.01 17:36:06
コメント(0) | コメントを書く
[医学書・医療分野の本] カテゴリの最新記事
|