この輝かしい日々(著者:ローラ・インガルス・ワイルダー/小玉知子|出版社:講談社)
ローラの青春の物語。
好意を示してくれる男性が現れた時点で、両親からは、大人と同じように扱われはじめる。ローラにとって最も幸福な時期だったのだろう。
ただ、なぜアルマンゾがローラを好きになったのかは全くわからない。何のきっかけもないということはないとおもうのだが、本当はローラの方から気を引いたのかなという気もする。
こうして子どもから大人になっていくという過程が描かれている。
話を読んでいるだけだと、だいぶ西部にきたように書いてあり、東部に帰りたいという人物も出てくるのだが、地図で見ると、大陸のまんなかあたりで、ロッキー山脈よりだいぶ東側である。「西部」というのは、特定の地域を指しているわけではなく、開けた大西洋側から見て相対的に西側にある開発地をさしているらしい。