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2004.01.18
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虐待の心理学 わが子を愛せない親の精神病理(著者:和田秀樹|出版社:ベストセラーズ)


 児童虐待の状況、親への対処法、子供の癒し方などについての解説書。
 児童虐待大国アメリカと日本とでは違いがあることなど、興味深い。アメリカの場合、「男らしく」育てられた男親が虐待することが多いそうだ。
 内容は興味深いのだが、文章が新聞記事のようで、表面的に思えてしまうのと、推敲・校正が不充分なのは不満。
 「プロセスやボクシングなど挌闘技を好む傾向が強いとされるが」(p94)という文章など、「プロレス」が誤植になっているうえ、「される」という不明確な言葉を使っている。
 また、事例をもとに解説していくということについても不充分に思える。
たとえば、「心理にも大きく影響を与えていたことは容易に推察できる」「社会環境の変化が微妙に絡んでいるように思えてならない」(p43)、「日常的な悩みが虐待の引き金になるケースもかなりの割合であることは想像に難くない」(p44)など。
 読んでいて表面的に思えたのは、結局は他人のことを語っている、という印象を受けるためのようだ。
 「あとがき」になると、自分のことを語るので説得力がある。
 ふたりの子どもを持つ親としての実体験から、「子どもがなんのストレス、あるいはトラウマを感じずに育つのは、そもそも不可能」(p203)という文章など、それが当たり前のことなのだが、空理空論をもとにした本ではないぞ、という気にさせる。
 虐待かどうかというのは単純に外部からは決めつけられない、ということは、繰り返し述べられている。
 奥が深すぎて一般論を述べようとすれば表層的になってしまうのだろう。
 具体的な例を挙げ、分析した本も読んでみたいと思った。





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Last updated  2005.04.01 21:24:20
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