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テーマ:TVで観た映画(3825)
カテゴリ:その他の映画
わかりやすさを極めた映画。
それぞれ失恋の痛手を負った男と女が偶然であい、さらに、刑務所から出てきたばかりの男と一緒になり、と偶然づくしの始まりなのだが、無理を無理と思わせないのは「男はつらいよ」と同じ。 高倉健の演じる男が、殺人を犯してしまったのがあまりにもつまらないケンカなので驚いた。人を助けようとして過失で、というようなことならいいのだが、これでは本人の短気のせいだとしかいいようがない。 舞台を北海道にしたのはよかった。 風景が日本離れしている。もともと外国の話だし。 北海道を車で旅行したことがあるが、広々していて気持ちがよかった。また行きたいという気になった。 それはさておき、いろいろと時代を感じさせるものがあった。 郵便はがきは20円。はやっているのはピンク・レディーやキャンディーズ。 車はオートマはまだなくてマニュアル。 安い宿は3人で6600円。 宿の主人がタコ社長の太宰久雄。ほかにも、渥美清や岡本茉莉など、山田洋次ファミリーとでも言うべき人たちが出ている。旅館の女中までもが、「男はつらいよ」でいつも旅館の女中を演じている人。おばちゃんの三崎千恵子はどこに出ていたのかわからなかった。(テレビ放送だったのでカットされたのか?) タコと言えば、たこ八郎がやくざの役で出演。ボクシングスタイルの立ち回りを見せる。 この映画で思い出すことがある。 イラクに自衛隊が派遣されることになったとき、無事に帰ってくることを祈って黄色いハンカチを何かに結ぶ、という企画を立てた人たちがいた。 それを知って、「自衛隊員をムショ帰り扱いするのか!」と驚いた。 その後、その企画がどうなったか知らない。 世の中には、変なことを考える人たちがいるものだ。 楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.07 16:22:39
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