岩崎書店。1984年05月
近所の医者へ行ったときに、待合室にあったので読んだ。
短い、絵の多い、すぐに読める童話。
全校で児童が十二人しかいない学校の、「てんぐ先生」というあだ名の先生が主人公。
「さよなら」と呼びかけるのは児童ではない。
もう二十年以上前の作品で、今ではこういう話は理解できない子どもが多いのではないだろうか。
もちろんいまでも地方にいけば、こういう学校はあるだろう。
しかし、大人も子どもも、観念の世界には都会しか存在していないような記がしてならないのだ。
楽天ブログランキング←よかったらクリックしてください