懐かしいタイトルを見た。
「黄色い涙」が映画化されるのだという。「
嵐が映画「黄色い涙」主演」「
「嵐」昭和の夢追う上京青年演じる」「
嵐の2年ぶり主演映画!」
原作は永島慎二の「
漫画家残酷物語」。この人、途中まで「
柔道一直線」の絵も描いていたんだよなあ。
記事にあるように、かつてNHKでドラマ化されたことがあり、私はそれが好きで見ていた。
主演は森本レオで、今では信じられないかもしれないが、挫折する青春を演じるのが得意な役者だった。同居する仲間の一人が岸部シローで、世話になる喫茶店のマスターが山谷初男だったのを覚えている。
主題歌は
小椋佳で、
佐藤春夫の「海辺の恋」に曲をつけたものだった。それで佐藤春夫が好きになり、詩集を買って、いくつか暗記したりしたものだ。
遠い昔の記憶が甦る。
1964年の東京が舞台と言うことだ。昭和30年代が終わろうとしている頃。
考証の点でいろいろ難しいことはあるだろう。
細かいことには目をつぶろう。青春は挫折するものなのだ、挫折から始まるのだ、ということを、若者に感じ取ってもらいたい。
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