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2006.11.27
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カテゴリ:ミステリ
 「挌闘技を真っ向から取り上げた初の本格ミステリ」というのにひかれて読んでみた。
 「挌闘技」といっても、武術ではなく、プロレスといわゆる「総合挌闘技」の世界。その中であった殺人事件と、登場人物の人生が描かれる。
 プロレスファンとしては、プロレス面を描いて欲しいところだが、ミステリなので、当然、事件と謎の方が中心になっている。
 ライガーとサムライとカシンを会わせたようなレスラーの話が出てくるが、事件に飲み込まれてしまう。
 それでも、「ああ、あれがモデルだな」と、モデルになったレスラー、事件が思い浮かぶのが楽しくはある。
 視点が入れ替わるので、慣れるまでは読みにくい。「ふんふん」と軽い気持ちで読んでいると、思いがけない人物の視点で描かれていたりして驚く。

 プロレスファンの視点から最も面白かったのは、笹川吉晴による解説。
 ミステリ作家をプロレスラーに見立てているのが、「なるほど」と思わせる。
 松本清張のエリートへの怨念に猪木との共通点を見いだしているのはさすが。
 主要な登場人物である「犬飼優二」に船木誠勝のイメージを重ねている。わたしもそう思った。
 おそらく解説者がうっかり書き漏らしたのだろうが、船木誠勝の本名は船木優治で、作者はそのことを意識して「犬飼優二」という名にしたのかもしれない。

 ミステリなので、本筋に関わることは控える。
 気になったところ。
 「若干二十五歳のカリスマレスラー」(p148)。最近は、本来は二十歳をいう「弱冠」を「若い」という意味で使うことが多くなっているが、「若干」では全く違う。これでは二重の誤り。

 第四話に「チョークスリーパー」が出てくるが、チョークなら、のど仏にも跡が残るのではないだろうか。


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Last updated  2006.11.27 09:50:45
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