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2006.12.21
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カテゴリ:江戸時代を知る
 NHK教育テレビ「知るを楽しむ」で10月から11月にかけて放送されたもの。
 毎回、奇想天外な絵を描いた江戸時代の絵師を取り上げ、その人物像、その絵の特徴を説いている。
 番組は全回見たが、改めてテキストを読んでみた。
 正直なところを、絵画はわからない。私は絵画を見る目を持たない。
 しかし、取り上げられている絵を見ると、その迫力は感じる。
 まさに「ギョッとする」のだが、このタイトルが良くできている。
 「ギョッとする江戸の絵画」というと、江戸の絵画がギョッとするとも読めるのだが、そんなことはあり得ず、江戸の絵画を見た者がギョッとするのである。
 わかりやすく言えば、「見る者がギョッとする江戸の絵画」だろうが、主語を省略しているから引っかかりを感じて印象に残るのだ。
 さて、その内容。

1・「血染めの衝撃~岩佐又兵衛」
 「浮世絵」の元祖なのだそうだ。
 切断された人間の断面が生々しい。
 しかし、作者はこういう絵ばかり描いていたわけではない。

2・「身もだえする巨木~狩野山雪」
 不自然にくねる老木。
 幾何学的な構造を持つ絵。

3・「「自己流」の迫力~白隠」
 専門絵師ではない。素人の絵なのだが、その斬新さは、後世に影響を与えた。

4・「奇想天外の仙人たち~曾我簫白」
 美しい色遣いながら、怪しい仙人ばかりに見える不思議な絵。

5・「絵にしか描けない美しさ~伊藤若冲」
 「絵にも描けない」ではない。
 まさに「絵にしか描けない」絢爛たる色遣い。
 筆致が一つではないのにも驚く。
 描こうと思えば何でも描けるのだろうか。

6・「猛獣戯画~長沢蘆雪」
 ほかの画家の絵に比べれば、おとなしい。「ギョッとする」というよりは「でっかいなあ」である。

7・「天才は爆発する~葛飾北斎」
 これは私でも知っている人だが、その絵は、海外に影響を与えたばかりでなく、実は海外の絵の影響を受けたものでもあったのだ。
 今ならマンガで当たり前に使われているパース線も新しいものだったのだ。

8・「機知+滑稽・風刺の心~歌川国芳」
 斬新なものを生み出すには、文化の成熟が必要であるらしい。
 それまでは関西中心だった「ギョッとする絵画」は、北斎からは江戸中心。
 特に「風刺」というのは、世の中を斜めに見る力が必要なので、幕末を待たなければ誕生しなかったのだろう。

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Last updated  2006.12.21 07:53:49
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