巻二もまた、僧への接し方によって、転生して財宝を得たり苦難にあったりという話ばかり。
もし比丘に布施を行おうとするなら、ほんのわずかでも物惜しみしてはならない(p308)
というところなど、かなり露骨に感じるのだが、語り手はそうは思っていないのだろう。
目についた言葉。
「第二十三」で「手巾《たのごひ》」という語が、訳文でも「手巾《たのごい》」。
わたしはら「てぬぐい」にするところだ。もちろん「たのごい」の方が由緒ある語なのだろうとは思う。
著者は1916年生まれ。出身地はわからない。
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