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「85歳の集大成 日本語の起源求め退職後に研究」という記事があった。
定年退職後、日本語の起源を求め、20年近く地道な研究を続けていた元中学教師が、出版にこぎつけた。病気を機に60代で研究の道に入り、単身、中国への留学を繰り返した。「研究の楽しみがあったからできた」。80代半ばでの出版には中国の研究者の心遣いとかつての教え子たちの多大な応援があった。 とのことで、その熱意には頭が下がる。 結論としては、 日本語の起源にはアルタイ説など諸説あるが、東さんは江上さんのいう騎馬民族がいた地域の「古代テュルク語」が有力だと判断。古代テュルク語の「アカル」が日本語の「明るい」に読み方と意味が対応するなど、似た言葉がいくつもあることを見つけた。「騎馬民族によってもたらされた古代テュルク語の音と意味が残り、同じ意味をもつ漢字にあてはめられた」との仮説を打ち出した。 ということだそうだ。 仮説は仮説として尊重はするが、おそらく「日本語の起源」を何か一つに求めるということは無理なのではないだろうか。 「日本語の起源の一つ」というのならまだ納得できる。 北からも南からも西からもいろいろなものが持ち込まれ、いろいろな人が入ってきて「日本語」というものができたと考える方が自然ではないだろうか。 仮に、日本語の起源が代テュルク語だとすると、その代テュルク語の起源は何なのか、という疑問が生まれる。代テュルク語は自然に発生した言語なのだろうか。 日本語の起源については疑問は持つが、この記事で取り上げられている方には敬服する。 困難に負けず、あきらめずに努力を続けてきた結果を出すことができたのだ。 わたしも、一人の人間としてはこうありたいと思う。 こういう、日本語の起源に関する考え方について述べたもので、今までに読んだもので最もわかりやすかったのは、「はじめての言語学」である。 非常に読みやすく、面白い本である。 楽天ブログランキング←クリックしてください 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.12 09:27:58
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