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2010.02.12
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カテゴリ:その他の読書録
 およそビジネス関係の本には縁のない生活をしているのだが、とりあえず読む本が無くなってしまって家にあったものを読んでみた。
 経歴によると「日本ブリタニカ株式会社に入社。営業で世界142支社中2位、年収3800万円の個人記録を達成」した人なのだそうだ。
 「日本ブリタニカ株式会社」が世界に「142社」持っているとは驚いた。
 「ブリタニカ社」の日本支部が「日本ブリタニカ株式会社」なのではないかと思うのだが、そのあたりはどうもよくわからない。
 著書ではあるが、語ったものをまとめたのではないか、という感じもする。
 内容に関しては、役に立つ本だ。
 意識して話すこと、ある役割を自覚して演じることが必要だということが繰り返し説かれている。
 仕事をする上では重要なことだ。
 ただ、どうしても引っかかってしまうところはある。
いま話せなくても、ぜんぜん余裕です。(p3)

 この人は、営業の場でも「ぜんぜん余裕です」と言うのだろうか。

「彼を知らず、己を知ざれ戦うことに必ず危うし(p45)

 「己を知らざれば」だと思うのだが、そうなっていない。
 常用漢字の送り仮名の規範は法律ではないので、個人の自由なのだが、「知らず」と送り仮名をつけているのだから「知らざれ」と送り仮名をつけるべきだ。
 「己を知ざれ戦う」では意味がわからない。


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Last updated  2010.02.13 20:25:44
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