遠い昔、講談社が「講談社名作文庫」という文庫シリーズものを出したことがある。
講談社の本来の姿のはずなのだが、最近はとんとこういう企画を目にしないなあ。
それを何冊か手に入れたものの一つ。
伊達騒動といえば、山本周五郎の「樅の木は残った」だが、今では絶版のようだ。
しかも、これは通説の伊達騒動を逆転させていた。
今回、通説の伊達騒動を読んだわけだが、中心の力で陰謀が暴かれるのではなく、それとは無関係に存在した知行地争いで片がついてしまったのには驚いた。
しかし、これが現実には近いのかもしれない。
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