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テーマ:国語・日本語(160)
カテゴリ:気になる言葉・文字
今日の読売新聞「編集手帳」にこんな文があった。
辞書によれば、二は<に、ふ、ふた、じ>などと読む。二男には「じなん」のほか、「つぎお」と読ませる人名もあるそうだ◆文章を書く仕事をしていて、洋数字の2を悩ましく思うことがある。昨日の当欄に、政倫審への出席の意向を伝えた議員を「二人」と表記した◆「2人」と書いてもいいのだが、洋数字を「ふた」と読むのはどうかという疑問を禁じ得なかったからだ。 一読しただけでは意味がわからなかった。しばらくして、「二人」と書いて「ふたり」と読むのは、「ふた・り」で、「二」を「ふた」と読み、「人」を「り」と読むのだと思っていることがわかった。 そんなはずはない。「人」が「たり」のはずだ。「三人」と書いて「みたり」、「四人」と書いて「よたり・よったり」と読む例もある。 引用した箇所にも、「辞書によれば、二は<に、ふ、ふた、じ>などと読む。」とあるように、「二」は「ふた」ではなく「ふ」なのだ。 洋数字であろうが漢数字であろうが「二」は「ふ」であって「ふた」ではない。 数字は算用数字を用いるようになっているらしく、通常は「ふたり」は「2人」と書くらしい。 しかし、「2人」では、「ににん」と読まれる可能性もある。「二人」なら、「ににん」よりも「ふたり」と読むのが自然ではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.22 12:07:47
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