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テーマ:TVで観た映画(3844)
カテゴリ:その他の映画
オープニングの口上の声がなんだか違うなと思っていると、歌になって桑田佳祐だとわかり、桑田佳祐が主題歌を歌う姿が映し出される。
渥美清の死後20年以上たって制作された「男はつらいよ」。主人公は満男(吉岡秀隆)。 実質的に「男はつらいよ」の終盤は満男が主人公だった。 作家となり、妻に先立たれ、一人で思春期の娘を育てている。親子の関係は良好。 博とさくらはくるまやを継いでいる様子。満男の亡妻の法事から思い出話につながっていく。 久しぶりに登場の御前様は何度もちょい役で出ていた笹野高史。 思い出話の中のおいちゃんは、森川信だったり松村達雄だったり下條正巳だったりする。それも懐かしい。 回想シーンもあるが、満男と泉(後藤久美子)との再会から現代の泉の状況が明らかになる。 もともと家族関係には苦しんでいたが、入院中の父親(橋爪功)と、離婚した母親(夏木マリ)との関係も苦しい。 見舞いとして顔を出した満男に、父親がとんでもないねだりものをするところが見ていてつらい。 それぞれ結婚し、別々の家庭を持ったものの、満男と泉は互いに思い合っていたということで、家族が知ったらどう思うだろうと心配になる。 結局幸せなのは、さくらなのだ。夫婦仲はよく、孫娘にも好かれている。 思えば、「男はつらいよ」は、最初から、さくらの幸せを願う話なのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.03 18:29:34
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