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■酒飲みながらの操作で、HDDをフォーマット??(泣泣)
一昨日、知り合いから頼まれたUSB接続のHDDが読み出せないというのでノートPCでテストしてみた。知り合いのHDDは、内部のHDDそのものは大丈夫で、ケースに貼っているUSB変換基板がおかしいようだったので、手持ちのケースに入れて修理完了で渡した。 翌朝、私のノートPC内蔵のHDDを見ると「Dドライブ」が消えてなくなっていた。前日の知り合いのHDDをテストしていたとき、「このドライブは使えません。フォーマットしますか」のメッセージを何度も見たことは覚えている。またWindowsの「ディスク管理」でHDDの状態も見ていた。実は酒を飲みながらやっていたため、手が滑って何らかの操作をしたようだった。 念のため、Windowsの「コンピューターの管理」内の「ディスクの管理」で見ると、どうやらDドライブに割り当てていたパーティションの領域を開放してしまったようだ。以下では「空き領域」となっている部分。酒飲みながらの操作はやばい。 この領域は、大量のデータや小さなユーティリティなどのソフトを入れていた。消えてしまうとやばい! ■MiniTool Partition Wizard Homeで復活できるか? 「MiniTool Partition Wizard Home」は、フリーでHDDなどのパーティション操作ができるツール(英語版のみ)。以前には、有料の市販ソフト「Partition Magic」を使ってパーティションの領域を増やしたり減らしたりするのに使っていたが、これは無料とは思えないほど非常に多機能で、重宝して使っていた。 「MiniTool Partition Wizard Home」で消えたパーティションやフォーマットしたパーティションが復活するかもしれない。 起動して、メニューの「Wizard」の中、「Partition Recovery Wizard」を選ぶ。 次の画面が出るので「Next」をクリック。 復活させるディスクを選択する画面が出る。今回は1つのドライブのみなので、「Next」を押して進める。画面上部右側の灰色の部分が今回消えてしまった部分。 HDD内を復活させるため、スキャンする範囲を選択する画面が出る。「Full Disk」を選択(初期値)でHDD全体をスキャンさせてみた。「Next」をクリック。 次に、HDDをスキャンするとき、簡単に調べるか(Quick Scan)、詳細に調べるか(Full Scan)を選択する。私のHDDの例では、「クイック・フォーマット」されただけで簡単に復活すると思われたので「Quick Scan」を選択。「Next」で次へ。 すると、現在正常に使えているパーティションと共に、復活できるパーティションが表示される。このとき、正常なパーティションと復活させるパーティション全てにチェックを入れること。復活するパーティションだけにチェックを入れると、HDDがおかしくなると思われるので注意。「Fnish」で設定完了。完了しても実際にHDDへの変更は行われない。 その後、メニューの左上にある「Apply」ボタンをクリック、「Apply Changes?」と出てくるので「Yes」を選択すると、先に設定した処理がHDDに行われる。消えていたDドライブのパーティション領域がNTFSのボリュームとして復活した。 ■復活したかをWindows「ディスクの管理」で確認、およびドライブ名の割り当て しかし、Windowsの「コンピューターの管理」内の「ディスクの管理」で見ると、復活した領域はNTFSとして認識されているが、ドライブ名「D」が見当たらない。消えているようだ。 このとき復活した領域を選んで右クリック、「ドライブ文字とパスの変更」でDドライブに割り当てた。この操作は「MiniTool Partition Wizard Home」でも可能。 するとこの領域はDドライブとして使えるようになった表示に変わった。 最後に「マイコンピューター」で確認。確かにDドライブが復活しており、内部のファイルはまったくの無傷だった。 ■パーティションを解放しただけ、フォーマットしただけなら復活できる 今回、フォーマットしたHDDを復活させるのにいろいろなツールを探してみたが、完全復活できそうなツールは見つからなかった。 それが、以前からインストールして使っていた「MiniTool Partition Wizard Home」で簡単に復活できるととは思っていなかったが、完全に復活することができた。 ただし、条件がある。下手なツールを使ってパーティション内に書き込みするなどすれば復活は無理である。何も手を加えずに適切な処理をすれば完全復活が可能。 またフォーマットも、「クイックフォーマット」であったので良かったが、これが「完全フォーマット」であったら、復活はできなかったであろう。 いずれにしても、1日余りの心配事が解消されてホッとしているのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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