カテゴリ:PCハードハードウェア
■Windows XPのサポート切れにより、新しいへのWindowsへの依頼
2014年4月9日にWindows XP のサポートを終了となった。その前後にWindows XP搭載PCをWindows 7などに入れ替えることを頼まれることが多かった。 そのためには基本的なハードウェアスペックが高くないとそれなりに動作しないことが多い。一番重要なことはメモリは少なくとも2GB搭載すること。 ■今回はライセンスのあるWindows Vistaへアップグレード 今回、東芝のノートPCであるSatellite T40 213C/5WをWindows XP以降にすることを頼まれた。(以下の写真はWindows Vistaにアップグレード済みのもの) このモデルだが、Windows Vistaのリカバリーディスクが付属しているが、ダウンロード権を駆使して実は購入時はWindows XPというモデル。 リカバリーディスクを使えばWindows Vista Business SP1をインストールできる。持ち主はこのディスクを持っているのかは不明だったが、Windows XPの環境をそのまま新しいWindowsにアップブレードしたいということ。 なお、Windows XPからVistaへは32ビット版であれば環境を残してアップグレードが可能。しかしWindows XPからWindows 7へのアップブレードはできない。一旦Vistaにアップグレード後、さらにWindows 7にアップグレードすれば、XPの環境を継続することができる。 幸いなことに本体の底面にはWindows Vista Businessのライセンスシールが這ってあるので、このライセンスを使って、私が持っているWindows Vistaのインストールディスクでアップブレードインストールすることにした。こうすればWindows XPの環境をVistaに引き継ぐことができる。 ■Windows Vistaが発売されていた当時のPCには512MBモデルも その前に、本体には512MBしかメモリが搭載されていない。この当時はこの少ないメモリーでWindows Vistaモデルが発売されていたが、これでは十分な速度を得ることができない。当時Vistaが重い遅いと言われたことはメモリが少ないことも関係している。 ■メモリ増設で快適に 幸いなことに、ノートPCのWindowsをアップグレードを頼まれたとき、同時にメモリを換装したことでDDR2の1GBメモリが2枚ほど手元に残してあった。これを搭載すれば2GBメモリとして十分である。 本体の底面にネジを一本緩めれば取り外せるカバーがある。ここには2枚のメモリスロットがあり、搭載されている1枚の512MBメモリを取り外して1GBメモリー2枚装着した。 起動時に[F2]キーを押してBIOSを呼び出し、搭載メモリーを確認すると2048MB、つまり2GBのメモリが搭載できた。これでVistaを動作させるには十分である。 ■Windows Vistaのインストールとデバイスドライバー Windows Vista Businessのライセンスシールのプロダクトキーを使ってWindows Vistaをアップブレードインストールし始めると、互換性の問題があるということで東芝のユーティリティ関係がリストアップされて中断した。1つのユーティリティを削除したところ、互換性の問題はあるもののインストールが完了した。 Windows XPの環境が引き継がれるとしても、XPのデバイスドライバーがそのままVistaでは使えないものが多い。またVista自体にも含まれていないドライバーが多い。まず有線LANが使えなかったので、他のPCで東芝のサイトからダウンロードしてインストールすることから始めた。LANが使えるようになってからは、このPCでデバイスドライバーをダウンロードしてインストールしていった。 dynabook Satellite T40 Windows Vista アップグレードモジュール ■Windows Vistaは自動認証できず自動電話認証へ Windows Vistaが正常に動作していると思っていたところ、Windowsライセンス認証が通っていなかった。自動電話認証を試すことにして、マイクロソフトのフリーダイヤルに電話した。PCに表示されている1~9間での数字をガイダンスの指示に従って電話の数字ボタンで入力、その後自動で伝えられる番号を下の欄に入力していく。最後に「次へ」を押す。 そしてライセンス認証に成功した。 ■サービスパックとWindows Updateで時間が非常に掛かる 今回Windows Vistaのインストールディスクが、サービスパック適用されていないものだったので、SP1、SP2を適用していくが、これには相当時間が掛かる。されにWindows Updateをしていくが大量にあるためにまた時間がかかる。Windows Updateをしていくとさらに新しい大量のものが・・・その繰り返しで同等な時間が費やされた。このとき、オプションで新しいデバイスドライバーが表示されるのでついでにインストールもしていった。 その途中で、先にWindows認証していたはずなのだが、認証されなくなっていたので再びマイクロソフトへ自動電話認証しなおした。 ■Windows VistaのWindows Updateも終えて 最終的にWindows Vista BusinessはSP2となり、Windows Updateにも更新プログラムがなくなり、Windowsライセンス認証もできたのは以下のもの。 Windowsエクスペリエンスインデックスは以下のもので、昔流行ったネットブックよりは値は高い。ワードやエクセルなど事務的な用途では十分に使える。 今回はXPの環境をそのまま引き継げることができること、そしてライセンスもあるWindows Vistaへのアップグレードだった。持ち主はサポートが継続しているVistaになって喜んでいた。最もメモリは手持ちのものを使ったのでタダだったもの大きい。 本当は、改良されて動作が軽くなったWindows 7を新規インストールした方が良いのだが・・・ 他にもXP搭載PCをより新しいWindowsに出来ないかと一方的に頼まれて、また1台のPCがやってきている。なお、仕事ではなく趣味でやっているので時間が掛かっても、その過程を楽しんでやっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.06 19:29:02
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