カテゴリ:Chromecast
■Chromecastとは
Chromecastは、HDMI入力を持ったテレビにインターネットの動画などを映し出せるデバイスで、日本では5月下旬に発売された。価格は税別4200円。 Androidのタブレットやスマートフォン、iPhoneやiPad、Windows用Chromeブラウザ、Mac用Chromeブラウザで使うことができる。他に必要な条件として、Chromecastは無線LAN接続して使用する。 ただし、どの動画などサイトでもChracastにより映し出せるわけではない。Google Playムービー、YouTube、Google+フォトなどGoogleによるものはもちろんだが、Google以外ではドコモのdビデオなどがある(ニコニコ動画をChromecastに映し出す、PC版Chromeブラウザ用拡張機能「nicoCast」というものも登場してきた)。 例えばスマートフォンなどのデバイスでYouTubeの動画を選択、Chromecastはその指示を受けて直接インターネットから動画を受けてテレビに再生させる動作をする。デバイスは音量調節も可能で、デバイスはリモコンの動作をするだけである。(PCではPCの画面をそのままテレビに映し出すことも可能) 最近のパソコン、スマートフォンなどのデバイスでテレビに映し出せるWiDiやMiracastというものがあるが、これは無線LANでデバイスの画面をそのまま映し出すだけである ■Chromecast購入、テレビへの取り付け パッケージは小さい。表のカバーを取り去り、上のカバーが開けるとChromecastが登場する。 中身は本体、HDMI延長ケーブル、電源供給用USBケーブル(microUSB、標準USB)、ACアダプターで説明書などは入っていない。 ACアダプターは5.1Vで850mA、USBコネクターでの出力。他の機器にも流用できる。 唯一の説明書は、パッケージのカバーの裏に書かれているものだけ。 テレビのHDMI端子とUSB端子に付属のUSBケーブルで接続した。しかし、Chromecastへのストリーミングさせるときには、常時電源供給されているとテレビを自動的に電源を入れることができる。そのため、付属のACアダプターを使うことにした。テレビのUSB端子からの電源供給では、テレビの電源が入っていないときにはChromecastにも電源供給されないなため、テレビを自動電源オンすることができない。また、直接ChromecastをHDMI端子に接続した場合、物理的な負荷が掛かった場合、Chromecast自体とテレビのHDMI端子を壊す可能性があるため、Chromecast付属の延長ケーブルを使って接続し、物理的な破壊が起こりにくくするようにした。 テレビからはセットアップ指示待ちの画面が表示。 ■Chromecastのセットアップ Chromecastのセットアップは、タブレットやスマートフォン、PCから行うことができる。 今回はAndoroidのスマートフォンで行ってみた。Google PlayからChromecastセットアップ用アプリ「Chromecast」をインストールする。PC版でも同様なソフトがある。 アプリを起動してデバイスを検索。 Chromecastが見つかった。 見つかったChromecastをタップして設定開始。 国を設定。 テレビにコードが表示されたかのチェック。テレビに同じコードが表示されたらタップ。 Chromecastの名前を入力。今回はそのままだったが、好みの名前を付けられる。 ルーターやアクセスポイントのSSIDは自動的に取得されている。このSSIDに設定されているパスワードを入力。このパスワードは自動的に設定していて知らない者が多いと思われる。初心者には一番難しい設定項目だろう。 Chromecastをルーターに接続。 今度はChromecastのファームウェアがアップデートされる。完了すれば続行をタップ。 Chromecastが再起動される。 そしてセットアップ完了。 無線LANの設定やChromecastのアップデートで初心者は戸惑いそうであった。 ■ChromecastをAndoroidのYouTubeで使う AndoroidのスマートフォンでChromecastへ表示させてみる。 YouTubeのアプリを起動、Chromecastで表示させるアイコンがあるのでタップ。 使用するChromecastのリストが表示されるのでタップ Chromecastへ接続中。 テレビに表示された。スマートフォン側では動画は動いていないが、スクロールバーを動いている。またスマートフォン側で音量調節をするとテレビに反映された。 ■Chromecastについてその他 アンドロイドやPCからいろいろ使ってみたが、インターネット上のコンテンツを楽しむにはChromecastは便利なデバイスである。 ただし、Andoroid端末内の動画などをテレビに表示させたい場合には不満が出るかもしれない。PCではChromeブラウザの拡張機能によりミラーリングすることで動画を表示させることができるが、相当カクカクした表示であった。また端末側からの操作とタイムラグが発生するが、特に問題と感じていない。人によっては問題と思う場合があるかもしれない。 また以下の項目については別記事で書く予定。 ・Chromecastの購入者はGoogle Playの600円のクーポンがもらえる。 「Googleの「Chromecast」購入者には600円のクーポン」の記事を参照。 ・ドコモのdビデオはドコモの端末ではChromecastで表示させることができず、ドコモ以外の端末なら表示ができるというおかしなことになっている。強制的に対応する方法もある。 「Chromecastの「dビデオ」対応アプリ、中華ダブレット可、ドコモ端末不可の謎」 ・PCの画面をミラーリングする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.20 10:53:07
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