カテゴリ:タブレット
1.「Colorfly G808 3G」の少ない内部ストレージを増やせる?
SIMが2枚入るSIMフリーの中華タブレット「Colorfly G808 3G」は、値段が安くて性能もそこそこ良いので先日購入、お気に入りのタブレットとなっている。 「Colorfly G808 3G」の一番の欠点は、アプリをインストールする領域である内部ストレージは1GBしかなく、アプリを入れていくとすぐに満杯、アプリが入らなくなる。 2ちゃんねる「Android】Colorfly総合【中華】」で内部ストレージ領域をが最大5GBまで拡大することが書かれていたのでやってみた。 2.準備する (1)「Colorfly G808 3G」内部ストレージ領域拡大ツールを準備する 内部ストレージ領域を中国サイトに拡大する方法が書かれていて、それに使うツールに含まれるbatファイルは中国語でうまく動作しない。2チャンネルの投稿者はシフトJISコードに変換しなおして使えるようにし、E7083g_G8083g_toolkit.rarとしてアップロードしていた。 このE7083g_G8083g_toolkit.rarを解凍すると次のようなもの。 この中にあるdriverフォルダに「android_winusb.inf」というファイルがある。 このファイルに「G808 3G」のハードウェアIDの情報を示した次の部分を追加する。追加するのは[Google.NTx86]と[Google.NTamd64]セクションにそれぞれ追加して書き込む。 ;MT65xx Android Phone %SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C03 %CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C03&MI_01 こちらですでに書き換え済みのものを用意した。 →ハードウェアIDを追加した「android_winusb.inf」のダウンロード また書き換え済みの「android_winusb.inf」を同封したE7083g_G8083g_toolkit.rarも用意したので、これを使えば解凍するだけで即使える。 →書き換え済みの「android_winusb.inf」を同封したE7083g_G8083g_toolkit.rarのダウンロード (2)「Colorfly G808 3G」をUSBデバッグモードにする 今回の内部ストレージ領域拡大ツールを使うにはG808 3Gを、設定→開発者向けオプションの中にある「USBデバッグモード」を有効にしてPCとやりとりを行う必要がある。 (3)PCに「Colorfly G808 3G」のADBドライバーをインストールする デバッグモードにしたG808 3GとPCとを接続すると、Windows Updateによりドライバーが自動的に組み込まれた。そのときのデバイスマネージャでのドライバーは「YunOS ACB Interface」というものだった。 これでも内部ストレージ領域拡大ツールは動作しているようだったが、Android ADBドライバーを組み込んだ方が間違いないように思う。 内部ストレージ領域拡大ツールの中にある「G808工具箱v1.2.bat」を起動すると次のような中国語によるオープニング画面が現れる。今後実際に内部ストレージ領域を拡大するときにも現れる画面である。 何かのキーを押すと、何を操作するかの選択画面になる。この中で「1」を入力してenterキーを押す。これはADBドライバーのインストールである。 次にドライバーを組み込むか聞いてくるので「y」を入力してenterを押す。 その後、Windowsによる警告などが出るが、継続する。そのうちデバイスドライバーのインストールウィザードが出るので進めていく。インストールされるADBドライバーには32ビット版と64ビット版があり、使用しているPCに応じたものが自動的に選択される。 そしてデバイスドライバーが組み込まれるので「完了」を押す。 そして元の中国語のメニューに戻る。 そしてデバイスマネージャを確認して「Android ADB Interface」がインストールされていれば大成功。このデバイスドライバーインストールできていれば内部ストレージを拡張する工程の半分ができていると言って過言ではない。 ※「Android ADB Interface」がインストールされない場合 中国語のbatファイルによるメニューで「Android ADB Interface」がインストールされない場合、以下に見えるファイルの中から手動でインストールする。32ビット版WindowsではDPInst_x86.exeを、64ビット版WindowsではDPInst_x64.exeを実行することでインストールされる。 3.「Colorfly G808 3G」の内部ストレージ領域を拡大する 準備が長ったらしかったが、やっと「Colorfly G808 3G」の内部ストレージ領域を拡大作業である。この作業は「Colorfly G808 3G」がroot化されている必要があるが、幸いなことに売られているものはroot化されているものがほとんどだと思われる。 もしroot化されていない場合、以下の"4.「G808 3G」をroot化する"行ってroot化しておく。 デバイスドライバーをインストールしたときと同じように「G808工具箱v1.2.bat」を起動して、中国語によるオープニング画面が現れたら何かのキーを押す。そして次の選択画面が現れたら「6」を押してenterキーを押す。これで内部ストレージ領域を拡大作業が始まる。 次に内部ストレージ領域を2.5GB~5GBまで4段階で増やすメニューが出てくる。ほとんどの場合は2.5Gあれば事足りると思われる。もっと大きくもできるが、データ領域が少なくなるので加減が必要である。今回は2.5GBにするために「1」を選択、そしてenterキーを押すと作業が開始される。 「Colorfly G808 3G」側では「スーパーユーザーリクエスト」としてPC側からのアクセスを許可するか聞いてくる。「許可」をタップ。もたもたしていると許可されず終了するので注意。 しばらくして「Installed!」の文字が見えたら内部ストレージ領域拡大の作業は完了。 内部ストレージ領域が2.5GBに拡大して、いろいろなアプリをたくさん入れまくったときの内部ストレージの状態。まだまだ余裕。データ領域のストレージは4GBほどあり、microSDを入れなくてもそこそこ使える。しかし8GBあるはずだが、合わせて5.5GB?? なお、内部ストレージ領域を拡大した場合でも、今までにインストールしたアプリは消えるのではない。 ※注意: 内部ストレージの変更によって、インストールしたアプリが消えるどころが、最初から入っていたアプリが消えたこともあった。3GBに内部ストレージにアップして、その後2.5GBに変更したときである。 なおデータ領域は消えるのでバックアップしておく必要がある。またデーター領域をバックアップしておくこと。 このように作業していたら完全にリセットされたこともあった。データー領域は消えるのは基本だが、アプリも完全に消えてしまうこともあるので要注意。 4.「G808 3G」をroot化する 日本で発売されている「G808 3G」の場合、root化されているので以下の処理は不要のはずだが、発売当時に購入したときはroot化されていないかもしれない。 その場合は、次のように「2」を入力、そしてenterキーを押すとroot化される。 既にroot化されているものだったので、この処理をさせてもうまくいっていないような気がするが。 一応このようなメニューがあるということで・・ 5.G808以外で内部ストレージ拡大 「Colorfly G808 3G」の内部ストレージ拡大に成功した。 この会社の「E708 3G」というSIMフリー中華タブレットでもこのツールで内部ストレージ領域拡大が可能の模様。ただし「E708 3G Pro」は不可能。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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