国鉄旧型荷物車:マニ372020
国鉄 旧型荷物車:マニ372020国鉄マニ37形荷物客車は、マニ36にパレット積載機能を追加した車両です。マニ36等の荷物車は殆どが茶色塗装でしたが、マニ37は青色塗装だったために大変目立つ存在でした。後年の急行列車には近代化された青い客車が優先して使用されていたため、塗装も編成に馴染むように青色にされたものと思われます。地元の夜行列車でも急行「越前」に常時連結されていました。急行「津軽」にも連結されていたという記録を良く目にしますが、何故か私が撮影した「津軽」はマニ36ばかりでした。昭和60年7月7日 東大宮操車場にて マニ372020団体企画列車(ミステリー列車)に乗り、東大宮操車場での撮影会の際に撮影したものです。荷物車を併結した夜行急行も新幹線の開業により次々と消滅。荷物輸送も廃止となり、既に運用から離脱し、廃車待ちになっていた車両だと思います。地元でも日常的に見られた形式のため、あまり個々の車両に着目して記録することはありませんでした。そんなこともあって、形式写真風に撮影したマニ37はこの1枚だけでした。形式消滅から30年以上が過ぎ、この時代になってKATOからマニ37が発売されました。単品ではこの写真と同じ形態のマニ372018で発売されたようですが、急行「妙高」セットではなんとマニ372020が製品化されていたようです。つい最近になって初めて知りました。