テーマ:たわごと(26865)
カテゴリ: 藻緯羅の放談
日銀が、短期コールレートの誘導目標を0.5%に引き上げた。
金利がある世界では、これが正常範囲の下限であろうと、藻緯羅は考える。 これにより、 バブルの後始末のER処理は終了、 今後は、新たな世界へ向けて、IT革命が加速されよう。 ひょっとすると、新たな世界は、金利ゼロの世界かもしれない。 再利上げの狙いは、国際株式交換による企業買収の円滑化と題する森永卓郎氏の主張がある。 確かに、 円を熱くして、株式市場を冷やせば、外国人は日本企業を買収し易くなる。 しかし、そのように日銀が、考えたとは思えない。 恐らく、 「円高では、金利を上げ難くなる、円安傾向の今がチャンスである」という想念が、 金利引上げの後押しとなったに違いない。 G7では、円安非難が出ず、日銀の思惑がはずれたと、氏は主張するが、 海外の認識は、「円安、かくあるべし」であろう。 生産能力を原動力に、円を高めて来た日本である。 そのエンジンが不調なのだから、円安トレンドこそが、正常である。 どこかに均衡点があるはずだが、藻緯羅は、対ドルで135円程度かと思っている。 もちろん、エンジンが復調すれば、円高にシフトする。 氏は、 今後、株価が下落する事もなく、円高になることもなければ、 日銀は、再利上げすると、書く。 しかし、そうなったとしても 日銀に、 「外国人は日本企業を買収し易くなる」 という意図が、あったという証明にはならない。 今のカネの流れの原動力は、株高による部分が多いと、藻緯羅は考えている。 従って、 株が上がれば、金利引上げの条件が、統計データとして提示されているだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.27 16:54:30
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