テーマ:輝く女性の生き方(535)
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昨日の「相棒」を見ていたら、「数学」が動機に!
「素数」が価値を失うという大発見を巡って... 他局のドラマ”ガリレオ”を彷彿とさせる演出は、 パロディーかパクリか、それともあやかったのか。 ところで、 藻緯羅は、数学に関心がある方なのだが、 女性数学者の名前が、浮かんでこなかった。 コーシー、リーマン、クロネッカ、ネピア いずれも、男性だったと記憶している。 活躍時の年齢も風体も思い浮かばないが... 年齢も風体も覚えてもらえない世界だから、 「数学の世界」には、女性が少ないのだろうか? 藻緯羅は、 紙と鉛筆すらなくても、仕事が進められる 「数学の世界」は、女性向きだと思うのだが... もちろん、女性数学者が存在しないわけではない。 一般人の記憶に、存在していないだけとも言える。 日本数学会男女共同参画社会推進委員会の、 「外国における女性数学者の活躍ぶりについて」 によると、 2004年9月現在で、 旧国立10大学数学系の大学院研究科在籍者数は、 正教授193名(1.55%) 常勤教員総数 494名(約 2.63%) 後期課程大学院生在籍数333名(約 7.51%) 前期課程大学院生在籍数749名(約 7.34%) ()内が、女性の割合である。 話はそれるが、 院生1082人に対して指導陣687名とは、 何とも、恵まれた教育環境ではないか! 因みに、 本レポートを作成した時点で、 「日本数学会」は、 総会員5000名の性別を把握していない。 究極の男女平等であるといえよう。 このレポートから、 各国の女性割り合いを藻緯羅が抜粋すると、 スイス・・・・・ 7% アメリカ・・・・ 8% デンマーク・・・10% フィンランド・・15% ドイツ・・・・・15% イギリス・・・・18% フランス・・・・23% イタリア・・・・35% フィリピン・・・55% フィリンピンの数学者数は207名と、 日本に匹敵するほど多い、 紙と鉛筆があれば仕事が進められる、 お金のかからない学問だからであろうか? もっとも、 成果を上げても、お金にならない学問でもあった。 偉大な発見も、特許をとれない仕組みだった。 数学の世界には、「発明」は無いのである。 もちろん、ノーベル賞も貰えない。 金にならないということが、 女性数学者が少ない理由なのだろうか? アリストテレスの時代には、 ヒュパティアという女性が数奇な運命を辿っている。 しかし、美貌と数奇な運命は知られていても、 その業績はというと...不明に近い。 女性数学者について知ろうと本を探したが、 この本↓のようなものしか見つけられなかった。 ![]() 数式は全くでてこないから、業績は判らないが、 当時の女性学者の恵まれない環境は知ることができる。 翻訳が復刊されたのは、 女性数学者が増えているから? それは、 数学が儲かる学問となったからか? (2023.7.13追記) 放送大学の科目「数学の歴史」では、 女性と数学の関わりが丁寧に取り上げられてします。 2023年の夏季集中放映は、 231ch:8月28日〜9月1日(10:30-12:45) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.13 08:24:23
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