テーマ:政治について(19766)
カテゴリ: 藻緯羅の放談
この週末は、特定秘密保護法に反対する人々の
国会内外での動向を伝えるTV局が多い気がする。 それらを見ながら思ったのは... 法案成立直前になって、自民党の石破幹事長が、 ポロリと漏らした「デモもテロ」という話だが、 その後、彼は撤回したものの、 あれは、意図的なリークではなかったのか? 本音は、 これは危ない法律ですよ! と、 国民に「助力」を求めたのかもしれない。 そのテロだが...特定機密保護法案では、 「テロリズム」として以下のように定義している。 === 政治上その他の主義主張に基づき、 国家若しくは他人にこれを強要し、 又は 社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、 又は 重要な施設その他の物を破壊するための活動をいう。 同表第四号において同じ。 === 「同表」という用語は、ここにしか登場しない。 別表を示すのであろうか? なら、なぜ、「別表」としなかったのであろうか? 藻緯羅の解釈では、 「デモもテロ」とは、 ”国家若しくは他人にこれを強要し” を具体的に表現したものであろう。 ここで、 「これ」とは、 ”政治上その他の主義主張” 「その他」とあるので、主義主張が、 「政治」に限定されないのは明らかであろう。 つまり、 「これっていいね!」と強要したら... テロと解することが可能になっているのである。 では、 「強要」とは... 無理に要求することである。 あくまでも、「要求」に過ぎないのである。 では、 「無理に」とは... 一般的には、「実現が困難」ということに過ぎない。 「そこを何とか」というのは、「強要」??? というわけで、「テロリズム」を対象にしたことで、 日常活動の、かなりの部分が対象になりうるのである。 それゆえ、 「現代の治安維持法」と例えられるのであろう。 もう一つ、気になる部分が... それは、 ”重要な施設その他の物を破壊するための活動” の中の、「その他の物」である。 これは、 「あらゆる物」を示していると解することもできる。 つまり、 ホームのゴミ箱を蹴飛ばしたら、 それは、テロ??? 以上における法案の引用では、 朝日新聞デジタルの、 「特定秘密保護法4党修正案の全文」を使った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.11 20:13:29
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