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カテゴリ:モンゴルの生活(日常)
今日、両替に行ってきました。
ちょっと大きな出費があるときには、とてもこちらの給料では足りないので、時々円を現地通貨のトゥグルグに換えに行きます。 この為替レートの変動はかなり生活に密着している気がします。為替の話題は本ブログでも何度かしてますが、今日も感じました。 私が昨年9月に来た頃は、1円が11トゥグルグ程度でした。この水準は、正確には覚えていませんが2002年に初めてモンゴルに来た頃と大して変わっていないような気がしました。 大体表示価格の10分の1が円の価値だな、と思っていました。それが、6年後もほとんど変わらないというのは、途上国にしては随分為替が安定した国だなと思っていました。 ですが、その後の不況、資源価格下落、そして円高と続き、その後の為替はすっかり変わってしまいました。 今年に入ってからは、どんどん為替が下がり、一時期は1円が17トゥグルグ近くまで上がりました。5割近い円の上昇です。つまりは、それだけトゥグルグが弱くなっているということです。 いつも入れているガソリンの価格ですが、一時は1880トゥグルグまで上がっていましたが、その後市場価格と共に下がり、最近は990トゥグルグで入れてました。ちなみに、これは日本でいうレギュラーガソリンだと思います。ハイオクは20%ほど高いです。 そのガソリン価格が、今週から急に値上がりし、どこも1150トゥグルグになってしまいました。為替の下落が理由だそうです。 日本では値上げは1円単位でジリジリと上がりますが、こっちではたった1日で2割近く上がってしまいます。 一方、先月からわかってはいましたが、昨日行った居酒屋さんの焼酎のボトルも一気に1万トゥグルグ値上げされ4万5千トゥグルグでした。こちらは、一気に3割近いアップです。 お店の人によれば、卸価格が1万アップしたので、メニューの値段もそのまま1万トゥグルグのアップになった、とのことです。 こうして、何もかもが上がっていくわけです。いつも申し上げるように、モンゴルはベーシックな食品(ジュース、バター、卵!、野菜、米など)から雑貨(100円ショップの雑貨、洗剤、シャンプーなど)までほとんど全て輸入品ですので、すぐに値上げとなってしまいます。 国産品ではないので「ちょっと頑張って企業努力でなんとかする」というのは、全くないのです。 ですが、今日の円の交換レートは1円が13.75トゥグルグでした。一番トゥグルグが安かったときに比べ、逆に2割近くアップしてます。両替した手取り額が2割も違う(減る)って、すごいことです。 これは最近の円安とトゥグルグそのものが上がっていることの結果なのでしょう。ですが、トゥグルグ安のときは、すぐに市場価格に反映されますが、トゥグルグがアップしたときは、当分は反映されない(値下げにならない)とのことです。 日本でももちろん、長期的には為替の影響は常にありますが、ここモンゴルはほとんど全てのものが輸入品なので、価格変動に対しては日常的に結構敏感になります。ただ、最近の値上げがインフレによるものなのか、為替の影響なのかは、はっきりしませんが。 トヨタなどの輸出産業の企業の株式を持っている人には、円安の方が短期的には嬉しいでしょうが、ほとんどの日本人には、円高の方がメリットの実感があるでしょう。為替の弱い国へくると、よくわかります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.06 00:15:01
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