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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2009.12.08
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以前のこのブログで、友人のBさんがやっているリゾート開発向けのコンサルティングのことを書きました。

その時に、日本にいる私の昔の同僚Kさんを紹介しました。その後いろいろなやり取りを経て、Kさんがそのプロジェクトにアドバイザーとして参画することに決まったのです!私も嬉しいです。

本当に縁とは不思議なものです。Kさんとコンサルティング会社で知り合ったのは20年以上も前のことです。

その後、彼女はマーケティングやリゾート関係のキャリアを重ね、私と一度も一緒に仕事をすることはありませんでしたが、ここモンゴルでの話を私が耳にした結果、こうして20年ぶりの縁となりました。

で、明日9日から大事なミーティングが数日続くこととなりました。ですので、モンゴルへは今晩到着の飛行機で来ることになっていました。

私は前回来蒙時には、喉の薬などを彼女に頼みましたが、今回は日本の雑誌などを頼みました。順調にいけば、今日深夜にホテルにチェックインです。

残念なのは、この時期成田とウランバートル間は直行便ではなく、全てソウル経由になってしまうことです。

そのため、直行便なら5時間程度なのに乗り換え入れてその倍近くはかかってしまいます。ですが、結果として直行便でないことが良かったと言えるかもしれないです・・・

昼過ぎにBさんから衝撃の電話がかかってきました。

「実は、Kさんがビザを取るのを忘れて来られなくなるかもしれないのです。成田でトラブったらしいのですが、とりあえず韓国行きの飛行機には乗りました。なんとか緊急にビザを取る方法をご存知ですか?」と私に聞くのです。

私は、一瞬頭が真っ白になりそうでした。元同僚のKさんをそのプロジェクトに紹介したのは私ですし、今回のモンゴルでの会議は、Kさん以外にも海外からプロフェッショナルが集まる重要な会議なのです。

そこにKさんが参加できない、しかもビザ取得忘れという100%Kさん側の落ち度です。私は、今後のプロジェクトに大きな影響を与える今回の会議に不参加となるKさんは、契約解除されてもしょうがないな、とさえ思いました。

Bさんに対しては「私がビザでひどい目に会ったの知ってるでしょ?私の経験では、モンゴルはビザに関してはかなりシビアな国だと思います。どうしたらいいか、見当もつきません」と力なく答えました。

ソウルからウランバートルへの飛行機の出発は夜8時頃だそうです。あと5時間しかない。その間でなんとか・・・なんて無理に決まってます。

私は「あとは、政府とかの偉い人に頼むしかないよ。」と言いました。

Bさんは「わかりました。やってみます。」と言って電話を切りました。Kさんがいなくて一番困るのはBさんです。

明日のためにずっと準備をしてきて、いよいよ関係者が国内外から集まろうという矢先です。しかも、KさんをBさんのクライアントに紹介したのは、当然私から直接ではなく、Bさん経由なわけです。

午後5時、6時とBさんと連絡取りあいました。もうKさんはインチョン空港に到着しているはずです。

Bさんは「今、関係各署にかけまくってます」と言ってました。そして6時を過ぎたころ「なんとかなりそうです。今、その件でKさんに連絡を取ろうとしています。」と連絡がありました。

すごいなー、この超限られた時間内にあらゆる知り合いに電話をしまくったことでしょう。実は、このプロジェクトのオーナーはモンゴルでも有名な会社の会長で、各方面に力があるので有名です。

私は「会長の力を借りたの?」と聞いたら「それもやったけど、やっぱりすぐには無理でした。いろんな人に頼んだけど、結局私の友人経由でなんとかしてもらうことができました」と言いました。

いやはや、なんともすごい対応力です。日本のコンサルティング会社ではまさに一番下の「駆けだし」だったBさんは、その後着々と力をつけ、こんな離れ業ができるほどのネットワークを持っているのです。後は、インチョルにいるKさん本人との確認だけだと言ってました。

私が「携帯にかければいいじゃない?日本の携帯はソウルでも使えるから大丈夫だよ。後で、私もかけてみます」と外出先かBさんに伝えました。

飛行機の出発時間まであとわずかという時に、Kさんの携帯につながりました。「この度は申し訳ございませんでした」という声に「とにかく、大丈夫なんだね。気をつけて来てね。」というのが精いっぱいでした。

でも「もうチェックインもできました」というのを聞いて安心したのか「今回のはかなり大きなミスだよ。国際会議をいくつも経験しているはずなのに、プロフェッショナルとして絶対にしちゃいけない失敗だよ。」と先輩面して小言を言ってしまいました。

電話を切って思ったことが2つありました。

一つは、平和ボケというか日本人は今、かなりの場所へはビザなしで出張に行けます。ですので、ビザのことを忘れがちになってしまうのでしょう。

彼女も、中国やシンガポールの会議などは行ってますが、確かにビザは不要です。その点、モンゴル人はビザなしの国は少ないので、ビザを忘れるというのは考えられません。

もう一つは、ソウル経由で良かったということです。成田でビザのことが発覚したわけですから、これが直行便だったらもうとっくにアウトでしょう。

ソウルまではとにかくビザなしで行けるのでそこまでで時間を稼ぎ、その間にBさんの離れ業でビザがとれたのです。不便も時にはいいことがあります。

今、これを書いてる時間に飛行機に乗っていることでしょう。なんとなく、到着して入国管理をパスするまでは多少の心配はありますが、まあ、モンゴルに来てしまえばBさんが直接行ってでも入国させることは可能でしょう。

この短時間にやりとげたBさんに感謝です。

このブログを読んでいる方の中には、Kさんが誰かピンとくる人もいると思いますが、今度会った時にこの件で冷やかすのは勘弁してあげてください。





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Last updated  2009.12.08 21:39:22
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