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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2010.04.13
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理不尽なことの多いモンゴルですが、警察もその理不尽グループに入っています。恐らく、途上国のほとんどに、怪しい警察がたくさんいると思って間違いないのかもしれません。

こちらで運転して1年半。幸い事故はありませんが、違反は何度かあります。ですが、その多くは日本でならあり得ない違反です。

明確に私が違反をしたと言えるのは、2回しかありません。1回は、左折禁止の場所。それまで、その場所で毎日のように左折する車を見ていたので、私も左折したら、その先に警察がいました。標識を聞いたら、見えにくいものの一応あったので納得しました。

もう1回は赤信号。こちらの信号は日本と違って光が非常に弱いので、夕方逆光にになるとほとんど見えないことがあるのですが、車がほとんど走っていないところで、赤信号を渡ったようなのです。なんと私の真後ろに警察の車(パトカーではなく、普通の車)だったのでした。

私としては、そんな小さな違反よりも、毎日のように多発している明らかな違反者を取り締まってもらいたいのですが、どうもそういう車は野放しにされているようです。


私の家から学校へ行く途中に、少し大きな交差点があります。私はその交差点を毎日右折するのですが、交差点から100mほど行ったところに毎日警察官が立ってます。しかも、いつ通っても、必ず停車させられている車がいるのです。

その交差点に警察がいるのは誰でも知っているので、さすがのモンゴル人ドライバーもその交差点で違反するはずもなく、実際、違反している人は見たことありません。(普通の交差点では、交通違反をしている人を見るのは日常茶飯事ですけど)

ですが、先日その常に停められている車がいる原因がわかりました。先月のことでしたが、なんと私も停められたのです。

私が英語で「何か悪いことしましたか?」と聞きましたが、当然そんな言葉は通じるはずもありません。でも、免許証と車の証明証を見せろと言います。

私は見せながらも「何が悪いのですか?」と何度も聞くと、英語のせいか面倒くさそうに「もういい。行け!」と言われました。

なるほど、違反だから停めているのではなく、適当に選んで停めているんだなとということがその時わかりました。

だから、違反者らしき人はいないのに、毎日毎時数台常に停められているということがわかりました。


で、今日です。そこはいつも警察がいるのを知ってますから、他の交差点以上に信号などを意識して安全運転しています。今日も、青であることをしっかり確認して右折しました。

すると、また停められたのです。以前と同じように「何が悪いのですか?」と聞いても、答えません。

ですが、何やら信号が赤だったと言ってるようです。さすがに彼も「レッド」くらいは知ってました。

私が強く「ノー!!私はちゃんとグリーンを確認した!」と強く言うと、今度は私のシートベルトをつかんで「これを付けてない」と言います。

冗談ではありません。私は日本でもモンゴルでも100%シートベルトしてますし、癖になるとしない方が変な感じです。

停車命令を受け、免許証の提示を求められたので、ポケットの財布を取り出すためにシートベルトをはずして、ポケットから取り出したのです。停車後にはずしたシートベルトをつかんで、文句を言ってるわけです。

これでわかりました。前回もそうでしたが、停車させるのに理由なんかなくたっていいんです。誰でもいいんです。理由は、適当に赤信号でもシートベルトでも作れますから。

ちなみに、モンゴルではシートベルトしている人は多分10%程度でしょう。そもそもそういう法的義務があるかどうかもわかりませんけど。

問題はここからです。既に私の免許証はその警察官が持っています。そして私が簡単に諦めそうもないので、なんとそのまま私の車から立ち去り、また他の獲物を停めています。

そうです、言うこと聞かなかったら免許証を返さないのです。私はしばらく待っていましたが、彼は全然気にする様子はありません。そりゃあそうでしょう。彼には時間はたっぷりあるし、こっちは授業で急いでます。

私がその警察官に向かって、叫んで呼び戻しましたが、彼は相変わらず赤信号だと言い張ってます。認めないなら、免許証を返さないだけです。

他の車で停車させられた人の中に英語ができる人がいて、私の車にやってきました。彼が「英語できますか?」と聞いたので、彼に通訳してもらいました。

私が「私は確実に信号がグリーンなのを確認して右折したのに、この警察は赤だと言い張ります。私は、ここをいつも通るし、ここに警察官がいるのがわかっているので、常に意識して見ています」とその人に言いました。

彼は「なるほど、多分その通りでしょう。でも、この警察は、赤だと言ってます。彼が赤だといえば、罰金を払うしかないのです。」と言います。

確かに彼を通じてその警察官と話しましたが、彼は特段気にする風でもなく、免許証を私に見せながらもてあそんでいます。要は、認めないなら返さないということです。

通訳してくれた人は「お金さえ払えば、返してくれるし、それで終わるよ。」と忠告します。当然ですが、時間の制約と免許証の返還を考えたら、少額である罰金は払った方が賢いとなります。なんせ日本円でたったの400円程度なんですから。

以前友人のBさんが言ってました。私が「罰金が少額すぎないか?」と聞いた時「少額だから、いい加減な警察に対しても皆おとなしく払うんですよ。もし大きなお金だったら、もめごとがたくさん出るでしょう。」と言ったのです。

まさに、今回のケースです。理不尽で、文句も言いたいけど、金額も小さいし、日本のような点数制もないので、結局こうして泣き寝入りした方が早いとなるのです。

私は、時計を見ながら「わかったよ、罰金払えばいいんでしょ?」と言って、払いました。警察官は当然のように受け取り、免許証を返してくれました。

そのお金が彼の懐に入っているのか、或いは警察署で決められたノルマのためなのかはわかりませんが、このやり方でなら確実に実績を上げることができるでしょう。

先月理由もなく停めた人も、きっと狙いは同じだったのでしょう。ただ、私が外人で、何も問題ないと主張してることがわかったので、面倒になりたくないのですぐに解放したのでしょう。

今日の警察官は、当初の予定通りに、適当に車を停めてはせっせと罰金を徴収しているのです。

最近、どの交差点にも異様に警察官の数が増えましたが、もしかしてトップの方から「もっと稼いで来い!」との指示でもあったのかもしれません。

いずれにせよ、この国も他の途上国の例と同じく、警察官は先進国の人とはやはり違います。

いつも行く、日本食の居酒屋のご主人が言う通りです。「この国でマフィアがいないのは、警察がマフィアの代わりをしているからだ」というわけです。

彼の居酒屋もそうですが、見かじめ料を地元の警察から求められるのですが、それで安全を得られるなら仕方ないと言ってました。

今回のケースなら、日本でなら絶対に払わなかったでしょうね。でも、ここはモンゴル。警察は、理由なんていくらでもできると思って確信犯でやってるのですから、従う他はありません。

これもきっとモンゴルで生活するための必要経費なんでしょう。読者の方々の中には「他の国
では、そんなもんじゃないくらいにひどい警察たくさんいるよ」という人もおられることでしょう。

日本の警察もいろいろ問題あるでしょうけど、やはり途上国よりは数段上だなと思います。





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Last updated  2010.04.15 01:06:48
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