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カテゴリ:モンゴルでの日系企業
三井住友銀行がモンゴルに駐在員事務所を開設する、との報道がありました。
三井住友銀行の進出自体は以前より話題になっていましたが、どういう形で進出するのか興味深いところです。 三井住友銀行は昨年3月にモンゴル開発銀行と、今年3月にハーンバンクと業務提携をしたとの発表があり、モンゴルビジネスに関心を持っていることが伺えます。 (2012年3月12日付け「三井住友銀行がモンゴルへ?」 http://plaza.rakuten.co.jp/mongolmasami/diary/201203120000/参照) 駐在員事務所という名称から想像できることは、いわゆる銀行業務はやらないということでしょう。 ハーンバンクや開発銀行などとの提携業務をより進めるためか、或いはOTやTTへの投融資を視野に入れた支店開設準備なのか?その辺はまだわかりません。 ただ、一部のモンゴルの方々で「日本の銀行ができるなら、預金や送金がしやすくなる」と期待を持っておられる方もいらっしゃるようですが、駐在員事務所のままですとそういう銀行業務はできません。基本的には、情報収集のみです。 とはいえ、ハーンバンクのオーナーは澤田さんですから、なんらかの話し合いは常に持たれていることでしょう。 三井住友の日本口座を持っている人には、モンゴルの銀行並みの預金が適応されるとか、送金料が安くなるとか、何かそういうメリットができるといいですね。 私はモンゴルに口座を持っていますが、非常に不便です。銀行のATM引き出しカードを持っていましたが、それは既に無効になっており再発行できません。外国人の場合、モンゴルに居住を続けていないと再発行できないんだそうです。 日本の場合は、一度作ったカードは紛失でもしない限りずっと有効です。現に、私は大学生の時に作ったカードが今でも有効なんですから。 モンゴルへ行った時に、デビットカードとして決済しようとした時に「使えません」と言われて困りました。ATMももちろん使えませんでした。 またゴルムトはインターネットバンキングができると言っていますが、これまた手続きに行ったら外国人は居住証明がないと作れないと言われました。 そういうわけで、自分の口座が一体どうなっているのか、日本にいては残高があるのかないのかさえもわからない状態です。 よく「モンゴルで口座開設して投資しませんか?」などという話を見ることがありますが、本当に自分の手で自由に動かせる口座なのかどうかは確かめた方が良いと思います。 そういう不便も含めて、三井住友の進出で日本人や日本企業がモンゴルで安心して金融活動ができるようになれば嬉しく思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.22 12:47:52
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